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2011/8/2 岩手県ボランティア終える

6月27日~7月2日まで、岩手県宮古市へ、土屋知紀市議や村井あけみ市議ら、9人が震災復興ボランティア活動に参加しました。 宮古市は人口5万9千人、2万4千世帯です。岩手県の東端に位置し、1260平方㎞で全国8番目、東北地方では2番目の広さです。海岸部には、浄土ヶ浜に代表される壮大なリアス式海岸「陸中海岸国立公園」があり、自然に囲まれています。
一行は、福山から1300㎞以上離れ、車で20時間かけて現地に入りました。
 宮古市の被害は、死者417人。行方不明者355人、全・半壊住宅は4675戸。一部破損や床上・床下浸水の住宅をあわせると全世帯の約28%が被害を受けました。
街中では至る所で被害の爪あとが見られ、息を飲む思いでした。水道、電気などは復旧していましたが、信号停止の交差点も随所に見られ、交通整理の警察官の姿が見られました。
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宮古市役所からの依頼で市内側溝の清掃活動に取り組みました。右・左岸50メートルにびっしりと土砂やコンクリー片トが詰まり、大雨が降ると冠水の原因となっていました。この地区の住宅はほとんどが基礎だけを残し、原型がありません。

「足りないものだらけです」「せめて靴が欲しい」―いぜん深刻な状況
市内には、11箇所の避難所がありますが、仮設住宅の建設が完了した場所から入居が始まっていました。現地では、仮設住宅を訪問し、要望や必要な生活物資などを聞き取るアンケート活動に取り組みました。60歳代の、自宅が全壊したと言う一人暮らしの女性は、「医者へのタクシー代が8800円かかった。交通費補助があればいい。車がなくなり交通手段に困っている」と話していました。

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宮古市役所前のガソリンスタンド

また、仮設住宅に入居して2週間という、70歳の女性は、「出費を抑えるために節約して生活している」と話していましたが、その女性は、男性用の靴を履いていました。支援物資の配布で女性用サイズがなく、「せめて足にあった靴を」と訴えていました。また「タオルケット」を要望する20代のカップルや、「足りないものだらけでせめてトイレットペーパーが欲しい」という60代の夫婦など、深刻な生活状況でした。地元共産党組織と連携し、必要物資を届ける手配に奔走しました。

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岩手県宮古市役所。3月11日は本会議中で、2階部分まで浸水し、市幹部や全市議が、丸一日、真っ暗な中、庁舎から出られなくなったそうです。

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仮設住宅を訪問し要望を伺いました

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