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新年度介護保険料概要―痛み押し付けは許せない!

 20日の市議会民生福祉常任委員会で、新年度介護保険料の所得階層段階の案と、保険料額の案が提出されました。65歳以上の介護保険料基準月額を、現在の3461円から、1181円も値上げし、4642円とします。(表1は各所得段階の保険料額)
 早くも「年金暮らしで、こんな保険料は払えない」と悲鳴の声が寄せられています。

市は負担軽減の努力を最大限するべき
 20日の委員会では、土屋とものり議員が「住民福祉を高める責任のある自治体として、保険料の値上げをしないため最大の努力をすべきだ。どのような事をしたのか」と質しました。 
 市は「介護保険の黒字分を5億円取り崩した」と答弁。
そこで、「所得の低い人への値上げを抑えるための方法として、所得階層段階を細かく分ける方法があるが、その方法は検討したのか」と質しました。
 市は「第7段階と8段階まで試算をして検討した結果、第6段階の区分に分けたほうが、保険料が低かった」と答弁しました。
 福山市は新年度の介護保険料の段階を6段階と設定しています。ところが京都市の場合、保険料の所得階層段階を9段階まで設定し、年収の少ない人には保険料を安く、高額所得の人にはそれなりの保険料として、低所得者へ配慮しています。
そのため、保険料の基準月額は、6段階で設定した場合より100円安くできています。
 京都市は、保険料を低く抑えるため最大の努力をしています。
福山市でも京都市なみに保険料を安く設定するよう強く求めました。

高齢者の生活実態に合わせ保険料軽減を
 また、介護保険料の増額を押し付けることについて、福山市としてどのように認識しているのか、質しました。
市は「保険料が高いという事はそこにサービスがあるということ。
 他の自治体では、もっと高いところもある。一概に高い、と論じる事はできない。」と、高齢者の生活実態を省みない、冷たい答弁でした。
 行政姿勢として、市民に負担を押し付けないよう、保険料を軽減するための手だてを尽くすよう、強く求めました。

国の補助金増額を
 介護保険制度は、国からの補助金が極めて不十分で、自治体独自の財源だけでは限界があります。
 国の補助率をせめて30%に引き上げるよう政府に強く求めることを、主張しました。

表1 65歳以上の新年度介護保険料の福山市提出案
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