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放課後児童クラブを視察しました

安心してすごせる「毎日の生活の場」に

 「放課後児童クラブ」は、仕事などで保護者が日中いない家庭の児童に、遊びや生活の場を提供する施設です。

 福山市には74クラブ(104教室)が開設されていますが、年々増加する利用児童数に対し、大規模化や職員の不足が課題となっています。※2017年5月1日現在

 日本共産党市議団は8月23日、伊勢丘と道上の2クラブを視察しました。

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 伊勢丘では、新増築されたばかりの福山市初の2階建て施設を見学。

 長年要望してきた室内トイレや手洗い場も完備されており、2階には転落防止ネットが張られています。

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↑教室内に2カ所の個室の洋室トイレがあります!

 学校内では敷地面積の確保が難しいため、党市議団は2階建ての検討を求めてきました。

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↑2階のテラスと室内の窓にも転落防止のネットが張ってありました

 安全面に十二分に配慮した運用が求められますが、大規模校に対応するための先進事例となりそうです。

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 道上は、今年の登録児童数が通常92人・夏休み120人の大規模クラブですが、1教室(98㎡)しかありません。

 視察当日は60人程度の出席でしたが、教室内は子どもでいっぱいでした。

ゆったりすごせる教室に

 国の新基準では、1教室あたりの児童数を「おおむね40人以下」と規定していますが、福山市は基準達成に5年の経過措置をとっています。

 子どもの安全のためにも、特に71人以上の大規模教室は早急に分離増設しなければなりません。

職員の処遇改善を

 夏休みの職員体制は、有資格の放課後児童支援員1人(2人が交代勤務)と補助員3人です。

 子どもたちと信頼関係をきずき適切な指導がされていると感じましたが、事務仕事も多く、大人数の対応は「とにかく大変」とのことです。

 支援員は、一人ひとりの子どもの人権を尊重し、安全と健やかな成長を守る大切な役割を持ちます。

 しかし、定員に達しない年もあるなど、人手不足が深刻です。労働実態の把握や処遇改善をはかり、安定的な雇用を確保することが必要です。

開設時間の拡大を

 土曜日や夏休みの開設は朝8時半からですが、保護者の仕事の都合などで8時前には来ている子どももいるそうです。一昨年から夕方は5時まで延長され喜ばれていますが、さらに保護者のニーズに応えた拡充が求められます。

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↑道上は、屋外トイレです。雨が降ると、通り道が水たまりになってしまうそう…。

◇   ◇   ◇

 市内の放課後児童クラブの利用は毎年200人ペースで増え続けています。今後、6年生までの拡大が進み、さらに需要の増加が見込まれます。

 子どもたちの「毎日の生活の場」として、公設公営を基本に、より良い放課後児童クラブとなるよう、日本共産党市議団は引き続き力を尽くします。

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