野犬の積極的な保護を(2019年9月議会報告)
市内で野犬が増えており、特に松永地域の住民から「野犬が群れており、子どもを外で遊ばせるのが不安」などの声が寄せられています。
日本共産党市議団はこれまで、野犬の保護ボランティアらと現地を調査し、議会で野犬の保護や譲渡の強化を求めてきました。
今年6月の動物愛護法の改正を受け、9月議会では、さらなる取り組みを求めました。
市動物愛護センターは、犬や猫の殺処分ゼロをめざし、譲渡活動に力を尽くしています。
譲渡先はボランティアなど愛護団体が大半を占めますが、「成犬や元野犬は譲渡が進みにくく、施設が満杯状態になっている。また、不妊・去勢手術の費用などの負担も重い」との声があがっています。
▼センターの施設拡充と収容数の拡大 ▼野犬の積極的な保護 ▼譲渡先団体への保護犬の不妊・去勢の助成―を求めました。
市は、「施設の拡充は考えていない」「保護犬への不妊去勢手術の助成は考えていない」と冷たい答弁でした。
野犬については、「愛護センター職員が現地に出向き、直接保護活動を行うほか、周辺住民の方にご協力をいただき、保護機を設置している。また、市民に対しては、無責任にえさを与えたりすることで、野犬を増やさないよう、周知啓発を行っている」と答えました。
松永町の現地調査にて。子犬がおり、道路にえさがまかれた形跡もありました。
野犬を見かけたときは、市動物愛護センターに連絡してください。
安易にえさをあげると、野犬が繁殖し、地域住民の方が迷惑することもあります。
早い時期に保護し、譲渡先を見つけることが大切です。
福山市動物愛護センター Tel:084-970-1201(直通)