全校をコミュニティ・スクールに!?(文教経済委員会報告)
一方的な押しつけやめよ
市教育委員会は「第三次教育振興基本計画」素案で、コミュニティ・スクールを2026年度までに市立の小・中・高等学校すべてに導入するとの目標を示しました。
来年度は、内海町と沼隈町の7校を統合する「想青学園」と、鞆の浦学園に導入する方針です。
コミュニティ・スクールとは学校運営協議会を設置して保護者や地域住民が学校運営に参画する仕組みですが、市教委の計画は学校や保護者、住民の要望によるものではありません。
河村ひろ子市議は、教職員がさらに負担増となる恐れもあることを指摘し、「それぞれの学校や地域の実情をよく聞いて考えるべきで、計画ありきの押しつけはやめよ」と求めました。
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日本共産党市議団は以前、コミュニティ・スクールで学校と住民が連携して小規模校を存続させている自治体の事例を議会で紹介したことがあります。
しかし市教委は、内海町のすべての学校を廃止しました。地域の声を無視して統廃合を強行しておきながら、今度はコミュニティ・スクールを一方的に進める姿勢は許されません。
パブリックコメント募集中
現在、第三次福山市教育振興基本計画(案)のパブリックコメントを募集中です。(12月24日まで)
上記のコミュニティ・スクールなどの学校教育や就学前教育、社会教育・生涯教育、文化財保護など福山市の教育施策を推進するための基本計画です。
ぜひ、みなさんの意見を反映させましょう。
下記リンクの市WEBサイトで計画案を見て、メールで意見を送ることもできます。
https://www.city.fukuyama.hiroshima.jp/site/kyoiku/82208.html