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環境基本計画を改定―パブリックコメントに、あなたの意見を

3月8日まで、福山市は「第2次環境基本計画」素案(第2期・基本目標1)に対する市民の意見を募集しています。基本目標1は気候変動対策についてです。

温室効果ガス排出削減目標が改善 

計画素案では、福山市内のCO2などの温室効果ガス排出量について、2013年と比べて2028年に31%削減、2030年に39%削減、2050年にカーボンニュートラル(排出の実質ゼロ化)達成という目標を定めています。

枝広直幹市長は2月27日、2050年までの実質ゼロをめざす「ゼロカーボンシティ」を宣言しました。

第1期の計画では、2030年の削減目標はわずか8.2%でした。日本共産党市議団は目標の引き上げを何度も求めており、一定の改善が実現しました。

しかし、気候危機を防ぐには日本は2030年までに60%の削減が必要と指摘されており、福山市の目標は依然として低すぎます。

太陽光発電の補助制度が新設

計画素案では、市内の再生可能エネルギー導入容量を、現在の254メガワットから2030年に1034メガワットへと約4倍に増やす目標も定めました。

新年度には、家庭や事業所などが太陽光発電や蓄電池を導入する際に補助金を出す制度をつくる方針です。

これらは党市議団も強く求めてきたことです。

産業部門の排出を削減してこそ

市の計画素案は評価できる点もありますが、2050年にカーボンニュートラルを実現するために実効性があるのかは疑問です。

福山市の温室効果ガスの排出源の構成は他自治体と大きく異なります。産業部門からの排出割合が、国全体では31%ですが、福山市では88%です(2013年度)。これは、CO2の排出量が全国で2番目に多い大手製鉄所(2017年度)があることが影響しています。

Gaswariai

産業部門からの排出を抑えることが目標達成に不可欠であり、最大の焦点です。市として、企業の取り組みを後押しするための施策を計画に位置づけるべきです。

より良い計画にするために、ぜひみなさんの意見を上げてください。

計画素案は、市ホームページや市役所、環境センターで閲覧できます。意見提出はメールや郵送、ファックスでも可能です。

https://www.city.fukuyama.hiroshima.jp/site/kankyo/287274.html

福山市のパブコメ募集のHP↑

計画素案と意見用紙は日本共産党事務所(津之郷町津之郷970-1)にも用意するので、ご活用ください。

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