繋がりない 不登校937人
9月2日に行われた文教経済委員会で、2023年度の不登校児童・生徒うち、学校内外の専門機関等で相談や指導を受けたことがないケースが937人にものぼることが明らかにされました。
教育委員会の資料によると、小学校410人、中学校527人が児童相談所・保健所などの学校外機関、養護教諭やスクールカウンセラーなどの学校内機関と接点がありません。
不登校は過去最多 全体で1560人
また、構成割合をもとに全体の不登校児童・生徒を算出すると、小学校641人、中学校919人、合計で1560人となり、過去最多だった2022年度の1151人から大幅に増えている状況です。
この状況の改善のために、教育委員会内に6名の不登校支援チームを設置し、専門の相談機関等へつながるよう相談体制を見直すこととしています。
みよし剛史市議は、相談機関に繋げることに終始するのではなく、不登校児童生徒・保護者の悩みに寄り添った支援となるよう、支援チームとともに在籍校、フリースクール、専門機関等の関係者が連携できる枠組みの構築を求めました。
避難場所の体育館 停電対応に課題
また、市内25校の体育館の電気設備に発電機を接続できるようにする工事の設計委託契約の内容が公表されました。大規模災害によって停電した体育館に、発電機で電力を供給可能にするものです。
学校体育館の多くは緊急避難場所に指定されていますが、現状では災害時の停電に対応できない施設が多く含まれるという課題が明らかになっています。
今後3年間で25校は設備工事が進められる予定ですが、大規模地震や豪雨災害など、自然災害への備えが一層求められています。
みよし市議は一刻も早い対応を求めました。