手城町の公共施設を再整備 小学校と交流館を複合化
調理場・プールなし 環境は大きく後退
老朽化が進んでいる手城小学校と手城交流館の再整備が求められている中、両施設を1施設に集約・複合化する計画を計画が明らかにされました。
再整備のスケジュールでは、26年度中に屋外プールは取り壊すこととしており、新年度からの水泳授業は緑町公園の公共プールで行う予定としています。
プール改修費約1800万円 1年で取り壊し
手城小学校プールは昨年約1800万円かけた長寿命化改修を終えたばかりであり、1年後に解体というのは全く計画性がありません。
給食調理場については、東小学校で作られた給食を配送する共同調理方式によって整備しない考えです。調理場を削減する校舎整備は初めての事例となります。
目的の異なる施設 複合化の意味は?
小学校と交流館の果たす目的は本来それぞれ異なっており、独立したものです。
学校と交流館を複合化することの目的について、「児童と多様な世代の地域住民との交流」、「学びの場を拠点とした地域コミュニティの強化」などとしています。
地域と学校の結びつきは重要ですが、今回の学校と交流館の整備方針は地域住民とともに決められたものではありません。
集約化・複合化ありきの計画は見直すべきです。