2004/11/19 日本共産党福山市議団 事故直後の現場調査に入る
広島県福山市箕沖町の市ごみ固形燃料(RDF)工場で18日午前0時25分ごろ火災が発生した事故で、日本共産党福山市議団の村井明美、川崎誠、高木武志、土屋知紀の四市議は19日、現地を調査しました。
火災現場の説明を受ける日本共産党福山市議団
同工場の隣接地でRDFを燃やして運転する福山リサイクル発電所(県・市などが出資)でも昨年8月の試運転直後に火災があり、4月からの本格稼動直後にも故障が発生しています。
今回の事故について、市議団は「一歩間違えば大惨事になるところだった」と語っています。
市議団は製造工程にそって工場全体を視察しました。
発火原因とみられる成形器では、作業員が「ごみを圧縮するリングダイという金属円筒の調整が不十分で摩擦が起こり、高温になった」と説明。内部が燃えた冷却器や排気ダクトでは、表面がこげて無残にペンキがはがれ落ちていました。
焼け焦げた冷却器
福山市議団は「原因究明や再発防止は当然のことだが、未完成の技術で建設され、危険なだけでなく維持・管理のコストも高い。このような欠陥商品は撤退、リコールすべき。ごみ施策は徹底的な分別と再資源化をすすめることで、焼却は最小限にするよう転換を迫りたい」と話していました。
高熱ガスがダクトを焦がしていました