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2006/7/14 ため池・水路への転落防止対策の強化を

 村井あけみ、高木たけし、式部昌子市議は、7月10日、転落死亡事故現場(神辺町の河川と駅家町のため池)の調査を行いました。
 日本共産党市議団は調査にもとづいて、福山市に対し、「ため池、水路への転落防止対策の強化を求める申し入れ」の緊急申し入れを行いました。
 
不幸な転落死亡ため池に防護柵が必要です

 最初に調査した駅家町のため池・新池は、池のそばをはしる市道には、T字交差点の池側の一部に短いガードレールが設置されているだけでした。池を巡る土手は、舗装されていないデコボコ道が大きくカーブを描いています。
 81歳の男性が電動カートごと転落されたという現場付近は、池側にくぼみもありました。
 もし、車輪がくぼみに取られたり、草に滑ったりすれば、特に高齢者の方は体制の立て直しが出来にくいでしょう。防護柵がないので、そのまま池に転落してしまう可能性も大です。
 近所の方は、「この池は、これまでに2件、3人の転落死亡があった。柵をつけてほしい」と話されました。
また、この池は、子どもも大人もよく釣り来るとのことでもありました。池のふちは、斜めのコンクリートで、いわばすり鉢状の危険な状態です。市道にも、池の土手にも、転落防止の対策が必要です。

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駅家町新池を調査する式部市議と高木市議

ガードパイプが設置されていない土手道

 7月2日、神辺町で、79歳の男性が、雨で増水した川に自転車ごと転落し、死亡された現場も調査しました。
 この現場は、道幅が約2メートル余です。土手はかまぼこ型で、草は刈り取ってありましたが、デコボコです。川側にガードパイプなどの柵はありません。
 この土手道は、運動クラブの中学生がランニングなどもするとのことです。
 車が来ると、傾斜のある土手の草の上に退避しなくてはなりません。歩行者や自転車に乗った人が、川に転落しないよう、防護柵が必要です。

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事故現場で当日の状況を聞く式部議員

ため池、水路への転落防止対策の強化を求める申し入れ

 わが党は、水路転落死亡事故が多発する中、市民の生命を守ることは、行政が率先して守るべき責務だとして、転落防止対策を求め、福山市は、2003年度から3年間かけて、年間2億円の予算で水路への転落防止対策を一定行ってきました。
 ところが、駅家町、田尻町、松永町、新市町などでの水路への転落死亡事故が相次ぎ、わが党は全市的に取り組むべき課題として、周辺部を含めた転落防止対策を行うよう求めました。
 福山市も、全市的な取り組みを始められましたが、高齢化社会を迎え、いっそうの強化が求められます。
 日本の人口に占める65歳以上の高齢者の割合は21,0%と世界最高になっています。福山市でも、65歳以上の高齢者が20,05%となっているなど高齢化が進んでいます。今後、高齢者が増加することからも、遅れている周辺部での転落防止対策を緊急に行うよう要望しました。

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要望書を手渡す党福山市議団=左から土屋、川崎、高木、式部市議、11日、福山市役所にて

[申し入れ項目]
●転落死亡された、池、川に緊急にガードパイプを設置するなど安全対策を強化すること。
●高齢者の安全な通行を確保する特別対策として、必要な予算を付けて、転落防止対策を計画的にすすめること。その際、地元町内会などにも状況を聞くなどして、対策を講じること。
●県管理、市管理の河川の清掃・土手の除草などについて、必要な対策を行うこと。
●川が雨などにより、増水したときの排水ポンプは、早めに作動させ、川の水位をあげないようにすること。  

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