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2008/5/14 「福山市環境基本条例」(2007年12月議会で可決)について報告します

 昨年12月議会で全会一致により可決・成立した「福山市環境基本条例」について報告します。

 条例は、地球規模の環境破壊が深刻さを増す中、環境負荷の少ない持続可能な社会を目指し、事業者・市・市民の役割を明らかにした条例です。

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 市議会へ条例案が提案される以前に、素案は環境審議会で審議されました。この審議会は、15人で構成され、日本共産党からは土屋とものり議員が参加しています。

 この条例は、事業活動に伴い生ずるばい煙、汚水、廃棄物等の処理その他の公害を防止し、自然環境を保全するために必要な措置を講ずる責務を有する、として事業者の責務を明記しています(第6条)。

 また、市が事業所に対し、必要な時に環境影響評価を講じさせる事ができます(第11条)。
 
 河川や海などの水質改善や大気環境を保全するために、必要な措置を講じる、という条項も盛り込まれています(第15条)。

 市内では、製鉄所の降下ばいじんや自動車排ガス被害は深刻です。また、芦田川は全国屈指の汚い川として知られています。条例が環境悪化に歯止めをかけるよう、効果をあげることが期待されます。

 審議会に提出された条例案は当初、大気保全や環境影響評価の実施条項は盛り込まれていませんでした。
 土屋議員は、大気や水質環境保全と、市として環境影響評価を企業に実施させること明記すべきと主張し、他の審議委員からも賛同が寄せられ条例案に反映されました。

 今後、福山市は、市民参加で「環境基本計画」を作る予定です。公募され結成された「環境市民会議」の意見を取り入れ計画を作り、さらにその案を市民に広くお知らせし、最終計画を作る事になります。

「福山市環境条例」はこちらから

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