2008/5/9無料妊婦健康診査が2回から5回へ拡充
福山市では、新年度から、無料妊婦健康診査がこれまでの2回から5回へと拡充されました。
党市議団は、市議会で無料診査の拡充を求めてきました。
07年12月17日、予算特別委員会で、無料妊婦健康診査の拡充を求めた村井あけみ議員の質問(要旨)は次のとおりです。
「平成19年1月16日に厚生労働省雇用均等・児童家庭局母子保健課長名での通達が出ています。
通達には、平成19年度妊婦健康診査も含めた少子化対策について、地方財政措置により拡充の措置がなされ、
各自治体で妊婦健康診査の公費負担について回数の増が可能になる旨、書いてあります。
この通達を受け、広島県内では、すでに6自治体が無料検診を増やし、1自治体が今年度中に増やす予定です。
福山市においてはどのようにされるのかお答えください」
村井あけみ議員の談話。
「晩産化やさまざまなストレスの増加などにより、ハイリスク(危険因子の多い)妊婦が増えていると指摘されています。
また、「貧困と格差」が広がり、経済的困難を抱える妊婦も増えています。
母子の命と健康を守るうえでも、経済的負担を軽減して出産・子育てを支援するうえでも、妊婦健診の公費負担の拡充には大きな意味があります。
そうしたもとで、今回の拡充は一歩前進です。
厚労省の基準では、妊娠から出産まで14回の検診が望ましいとされています。
全国の中核市のなかでも、豊田市は14回、郡山市は第2子から15回(第1子は5回)、宇都宮市は12回など、
無料検査を実施しているところがあります。福山市でも制度拡充へさらにがんばります」