2009/02/23 介護保険料引き下げへ。
福山市は新年度から65歳以上の介護保険料を引き下げる方針です。市は介護保険会計の基金(貯め込み金)を今後3年間で15億4千万余取り崩すこととしています。
2月16日の民生福祉委員会の土屋とものり市議の質問にたいし、福山市は、65歳以上10万4千人余のうち96%にあたる9万9千人余の保険料が引き下がると答弁しました。
土屋とものり議員(民生福祉委員)
福山市では、介護保険会計に08年度末までに10億円を超える剰余金が貯め込まれていました。市民に還元するのは当然です。
介護保険制度は今年4月に2000年の制度開始から10年目を迎えます。この間、介護サービスの総量は増えましたが、社会保障きりすての「構造改革」のもとで負担増や「介護とりあげ」がすすみ、家族介護の負担はいまも重く高い保険料・利用料を負担できず、制度を利用できない低所得者も少なくありません。
市民からは介護保険料、利用料の軽減を求める署名や要望書が福山市にたいして提出されてきました。日本共産党市議団も、市議会でくりかえし求めてきました。
今回の引き下げ方針は、市民の声と運動が実ったものです。
ひきつづき、誰もが安心して利用でき、安心して働ける公的介護制度の実現のために、みなさんと力を合わせてがんばります。