2010/6/4 327億円の伏見町再開発計画を 「白紙撤回」
6月2日に開かれた都市整備特別委員会で、市内伏見町で計画されていた再開発事業計画は、白紙撤回されることが明らかになりました。土屋知紀市議の質問に答えたものです。
伏見町再開発事業計画は、2.8ヘクタールの施行面積を、民間主導で再開発事業を行う計画でしたが、総事業費は327億円、地上35階、地下1階の複合高層ビルを建設するというものでした。
総事業費のうち約35%にあたる133億円は国・県・市からの補助金を受け、残りはマンションなど保留床の売却で賄うというものでしたが、あまりに巨大な計画のため、地元地権者らから異論が出されていました。
日本共産党福山市議団は、事業規模が巨大すぎるため、身の丈に合った計画とするよう当計画の白紙撤回を求めてきました。
同日の市議会で福山市は、「これまでの計画はいったん白紙の状態に戻して再構築する」「今までの計画は確かに大きすぎた。今後は、身の丈に合った計画とする」と答弁しました。