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2010/8/2 水路転落死亡事故 さらなる対策強化を

 7月24日、日本共産党市議団と『福山バイパスと区画整理を考える会員(有志)』は、多治米町の水路転落事故の起きた個所について、現地調査を行いました。

つづけて水路転落事故が

7月18日、多治米町3丁目の多治米郵便局横の水路に、男性が転落し、死亡するという痛ましい事故が発生しました。
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詳細な転落場所は確認できていません

その2日前の16日にも同町内で水路に自転車ごと転落するという事故が発生しています。

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自転車ごと転落した場所で住民の声を聞く式部まさ子議員

 この地域は、ガードパイプの設置等、転落防止対策がいち早く行われていた場所ですが、2つの転落現場には、安全柵はなく、対策は不十分だったと言わざるを得ません。
 これまで党市議団は、水路転落死亡事故が起こることがないように、転落防止策を重ねて求めてきました。
 市は、中心部や周辺部での水路にガードレールやガードパイプを緊急に設置するなど対策を強化してきましたが、未だ危険な水路が数多く散見されます。また、市道と水路の間には、防護柵が取り付けられていますが、水路にかけた橋には防護柵がないところや、橋と道路が交わる角には、防護柵のない隙間ができて、盲点となっている状態もみられます。
 最近は、狭い隙間からの転落も起こっています。防護柵が途切れているところや、水路の幅が狭いところも再点検し、必要な対策を取ることが求められます。

多治米町の沖川に、いくつもの橋がかけられていますが、欄干の高さや転落防止柵は様々です。転落事故を防ぐために、必要な基準を強化する必要があります。 

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町内の人から要望を聞く土屋とものり議員

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ガードレールと橋の欄干の間に防護柵のない隙間が

緊急要望書を提出現場に則した安全策を
 党市議団は、現地調査を踏まえ29日、「多治米町の水路転落死亡事故・危険箇所に対する改善要望書」を提出しました。
 改めて、危険個所の再点検を行うこと、緊急整備予算を増額して、転落死亡事故の起こらないまちづくりをと強く求めました。

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要望書を提出する日本共産党福山市議団=7月29日、市役所にて

申し入れ書は以下の通りです。

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 多治米町の水路転落死亡事故・危険箇所に対する改善要望書
福山市長 羽田 皓 様
                      
 7月18日、多治米町3丁目の多治米郵便局横の水路に、男性が転落し、死亡するという痛ましい事故が発生しました。
 これまでわが党は、市民が水路に転落することのないよう、転落防止策を重ねて求めており、また市は、中心部や周辺部でも一定程度対策を講じています。
しかし市内や周辺部には、未だ危険な水路は数多く散見されます。
さらに16日にも同町内で水路に自転車ごと転落するという事故が発生しています。この地域は、ガードパイプの設置等、転落防止対策がいち早く行われていた場所ですが、2つの転落現場には、安全柵はなく、対策は不十分だったと言わざるを得ません。
市内はどの地域でも高齢化が進んでおり、安全なまちづくりが、より一層求められます。水路転落死亡という悲劇を二度と繰り返さないために、緊急課題として抜本対策に取り組むことを求め、以下を要望します。

一.多治米町3丁目の事故現場のように、これまでガードパイプを敷設した地域でも安全柵の空白部分が存在する。改めて全町内を点検し、空白箇所には、安全柵を早急に設置すること

一.転落事故現場の状況を十分に把握し市内全ての水路の緊急対策を行うこと。
①水路の隙間を極力なくし、着脱できるチェーンなども含め転落しないよう対策をとること。
②たとえ転落しても、生命に危険がおよばないよう手立てをとること。

一.地域住民から、危険箇所について情報を聴取するなどの手立てを尽し、官民共通の認識にすること。及び、解消のための対策を緊急に行うこと。

一.水路危険箇所は中心部・周辺部を含め、まだ数多く散見される。せめて、市道緊急箇所整備予算をかつての年2億円に増額し、早期に危険箇所の解消を図ること。                                        以上 

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