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道路危険ヶ所・生活道路にカーブミラーを!!ガードレールを!!道路照明の設置を!!

 福山市では、水路転落死亡事故や、高齢者の夜間交通事故死亡が多発し、生活道路の安全対策の強化が求められています。5月に起きた駅家町法成寺での、女性の水路転落死亡事故では、現場の道路は、コンクリートが劣化した状態でした。
 生活道の維持補修費が少ないため、市内全域の生活道路整備は不十分です。カーブミラーやガードレール、道路照明の設置など、歩行者優先の道路整備を進めるための安全対策の強化を求めました。

ガードレール・カーブミラー・道路照明
A:「設置基準はない」
Q:「安全確保の設置規準を作れ」

 夜間の歩行者の安全を確保することは、緊急の課題です。とりわけ、多くの市民からガードレール・カーブミラーや、道路照明の設置要望は、市内いたる所で相次いでいます。
 自動車中心の生活が進み、歩行者の安全確保が脅かされていることが原因です。
 歩行者を守るための安全施設の設置基準と設置計画を質問しました。
市は、「道路の維持補修及びガードレール・カーブミラー・道路照明などの安全施設の設置は、土木常設員や関係者と連携しながら効果的、効率的に実施している」「市としての設置基準はなく、広島県の設置基準で対応する」、との答弁でした。
 東広島市、呉市、廿日市市などは、道路照明(街路灯等のこと)の設置基準を独自に設けています。

設置基準設け市民要望に応えよ

 例えば、東広島市の道路照明の設置基準は、第1条に「自動車、歩行者の安全を確保し、合理的な整備を図ることを目的とする」と、歩行者の安全確保が目的として謳われています。
 また、設置場所は、市長が夜間通行上、特に危険と認められる場所であることとし、市民要望に柔軟に対処できるようになっています。
 福山市では、ガードレール・カーブミラー・道路照明などの安全対策施設は、現場の状況や、担当者が任意に判断して設置しているのが現状です。福山市でも、特に交通弱者である、歩行者・自転車通行者の安全を確保する視点を大切にした基準を明文化することと、道路照明の設置のための一般財源をくみ、市民要望に応えるよう求めました。

生活道路危険ヵ所緊急整備事業継続せよ

 〇三年から3年間、6億円の予算で、生活道路の危険箇所緊急整備をすすめ、本年度はその3年目で2億2000万円の予算が計上されています。今年度で危険箇所解消の施策が、一応は終わりますが、現在の危険ヶ所整備の進捗状況と、対策を続ける事を求めました。
 それに対して、「危険ヶ所整備の進捗状況は、福山駅を中心に約2200㌶の区域内を取り組み、〇四年度末現在で、計画38kmの内、21㎞が完了。引き続き、地元関係者と協議する中で、事業を推進する」との答弁でした。

合併後の周辺部の街路灯―電気料金を市の負担で

 本年合併した沼隈町では、「夜道が暗い。クラブ活動や塾帰りの子どもが心配」との声が寄せられています。沼隈町の道路照明の設置状況について質問しました。
 また現在、福山市は、街路灯の設置は町内会、電気料金だけは市が負担しています。
 合併により、島嶼部や山間地など市域が広くなった事と、新興住宅地で、町内会加入世帯が半数に満たない所があるなど、町内会設置には限界や問題があります。
 市の一般財源で街路灯や道路照明をつける事を求めました。これに対し「沼隈町の道路照明は、1074灯で、維持管理は、3カ年間は、市が行い、その後は町内会が管理を行う」との事でした。
 日本共産党は、引き続き歩行者優先の道路政策を実現するために、奮闘します。

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3年間で6億円の予算をつけ、市内の危険ヶ所の安全対策が進んでいます=川口町

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