不登校・教員の病休が急増 先生を増やして対応を
不登校過去最多 学びの場の充実を
23年度の不登校児童・生徒は1560人で過去最多、「福山市フリースクールかがやき」の利用者数も281人で最多です。
様々な理由によって在籍校に通えないケースが増える中、多様な学びの場と一人ひとりに応じた丁寧なケアの必要性が高まっており、対応する職員を増員することが求められます。
教員の精神疾患が増加 休める環境整備を
23年度中の教員の病休者63人のうち46人、23年度末時点での休職者13人のうち11人が精神疾患を理由にしていることが判りました。
市教委は休職者に対しては医師と連携して復職支援に取り組んでいますが、復職できたケースは5人であり、1か月以上の病休者に対して補充できた教員は24人で、体制のカバーが追いついていない状況です。
教員不足による多忙化で適切な休暇が取れず、さらに病休者が増えるという悪循環になりかねません。
子どもの問題への対応や、多忙化で休めない職場環境の改善のためには教員の増員が不可欠です。
みよし市議は、市教委として市費で職員を充実し、問題解決の取り組み強化を求めました。
文部科学省資料:教育職員の精神疾患による病気休職者数の推移(平成25年度〜令和4年度)