福山駅北口バスターミナル化 市民の参画と合意形成を
福山駅前広場の全面広場化により、駅北口広場のバスターミナル化を検討していることに対し、市民から見直しを含む声が多数上がったことで、市長は年度内の計画策定を見直しました。
市担当課は「市民と一緒に広場の在り方を考えていきたい」等の姿勢を示していたことから、みよし剛史市議は一般質問で、市民意見の聴取や市民参画の取り組みについて質しました。
市長は「丁寧に計画の内容や考え方を示しながら、アンケートやシンポジウムなどを通じて十分な説明に努め」るとし、市民参画の考えについては、「協議会には、地元自治会や障がい者団体など幅広く参加して」いると答えるにとどまりました。
市民には計画を説明する手立てのみで、協議に市民参画を募る考えもありません。
長期の随意契約 総計3億9千万円
また、駅周辺再編に関連する協議体の運営支援を、2016年以来、協議体の座長が代表の企業に委託しており、これまでに24件の委託料、約3億9000万円を支払っていました。
契約の公正性も含め、市民意見を反映できる協議となっているかが問われており、駅前広場の検討は市民の総意によって進められるよう、協議の在り方を見直し、市民参画の仕組みを具体化するべきです。
駅前デザイン会議の様子(市HPより)