生健会が要望書を福山市に提出 物価高・猛暑から命を守れ
福山生活と健康を守る会(生健会)は17日、要望書を枝廣直幹市長に提出しました。福山市議団が同席し、生活福祉課長ら3人が応対しました。
要望書を生活福祉課に提出する生健会の代表
止まらぬ物価高騰 暮らしの逼迫続く
日常生活に欠かせない食料品や電気代が値上がりし、市民生活を脅かしています。
特に低所得で困窮している世帯や、生活保護世帯からの生活相談に対応している生健会には、「手元の生活費(生活保護費)では足りなくて、さらに切り詰めている」との声が寄せられています。
要望書では、市民や生活保護世帯の逼迫した暮らしの実情を訴えるとともに、市に対して支援制度の充実や、生活保護制度での対応の改善が求められています。
猛暑で熱中症の危険 エアコンは「生存権」
特に近年の異常な猛暑は災害級とも言われ、エアコンは命を守るために不可欠ですが、電気代の高騰で使用控えも広がっています。また、生活保護世帯では、わずかな扶助費でエアコンの購入や改修は困難です。
憲法で定める「健康で文化的な最低限度の生活」を保障するためにも、電気代への補助や設置・改修への助成が求められています。