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2004/9/22 リーデンローズ危険ヵ所 安心して楽しめる公共施設に

 今から十年前に、約百五十二億円を費やして建設された、福山市が誇る文化施設、リーデンローズ。『税金のむだ使い』の代名詞になった十二億円の陸橋はよく知られていますが、リーデンローズ館内では、観客や利用者が転倒して大けがをする事故が多発しています。
 この問題について、九月二二日の予算特別委員会で、土屋知紀議員が取り上げ、質問しました。概要を報告します。

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事故続きのホールの階段

リーデンローズ大ホールの、一階通路の階段は、配列が不規則になっています。大ホール中央通路の階段の中段から後段は、階段の幅と高さが段差ごとに異なる配列のために、階段につまずきやすいのです。
そのため、八十歳代の女性は、階段につまずいて足を傷め、五年間も通院しています。
また、別の女性は転んで、ひざの皿を割る大けがをしました。
日本共産党に寄せられた情報だけでも、階段につまずいて、転んで負傷した人は、すでに亡くなった人を含めると、二十人以上おられることが判明しています。
利用する市民が、安全で安心に楽しめる場所が公共施設であるべきですが、度重なる傷害事故を起こす施設は、構造に問題があります。これまでの事故の件数を問い質しました。

通路の階段は、不規則で、高さも違い、歩きにくくなっています

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「ホール全体で37件の事故発生」

市教委は、負傷事故は、ロビーで十五件、大・小ホールで六件が発生。館内全体では、三十七件が発生している、と答弁しました。
 これまで転倒して被害を受けた人達が中心になり、今年の一月二十三日に、ホール観客席通路の改修を行うことと、公共施設での傷害事故に関する保障制度をつくることの二点について、安原前市議とともに要望書を提出していました。
ところが、要望書の正式な回答は、一度もありませんでした。
 そこで、改めて、事故が起こりそうな場所の総点検と、通路の改修を求めました。

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福山市に改修を求め、申し入れを行う事故被害者ら=04年、1月23日

「改修や総点検は考えていない」

 ところが、市は、「館内は、基準に基づいて建設されており、問題はない」と答弁。「危険ヵ所の改修と総点検は、行わない」と答えました。

転倒した場合の保障の充実を

 福山市には、『福山市市民活動総合保障保険制度』という制度があります。この制度は、ボランティアなど市民活動中にけがをした場合に適用されます。この適用範囲を広げ、けがをした場合の補償を求めましたが、「適用できない」との冷たい答弁でした。 
 日本共産党は、命が大切にされる福山市をつくるため、危険ヵ所の改修へむけ、今後、全力でとりくみます。

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