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2007/8/14 またもや水路転落死亡事故

 13日、午前8時50分頃、沖野上町の用水路中で65歳の女性が死亡しているのが、近所の住民により発見されました。東署の調べでは、発見場所から上流へ約1kmの野上町の市道脇水路の中に、この女性の自転車が転落しており、女性は野上町の市道から水路に転落し1km下流まで流されたとみられます。この市道そばには、町内の住民が良く利用するスーパーがあり、交通量の多い場所ですが、ガードパイプなど防護柵は設置されていません。福山市では、00年以降だけでも、28件もの水路や池、側溝への転落死亡事故が発生しており、本腰を入れた対策が求められます。

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野上町3丁目の水路転落現場を調査する共産党市議団。水路にガードレールはありません。

対策の遅れる水路転落事故
 女性が転落した水路は、幅3メートル、深さ1.2メートルで、水深は約30センチでした。市内では、水路に転落する事故が相次いでいたため、これまでに3年間で6億円の予算措置を講じ、さらに今年度は、1億4千万円余の予算を組み、水路転落防止策を続けていました。
新聞報道によると、市は、今回の事故現場では、防護柵を設置すると、車両の通行に支障がでるとの理由から、ガードパイプ等防護柵は設置していませんでした。
そのため、今年6月に、地域住民がガードパイプなどの防護柵の設置を要望していた矢先の事故でした。市の、対策への姿勢が問われます。
女性の発見現場の近所に住む70歳代の女性は「去年も犬の散歩中に事故現場のそばで水路に落ちた人が、川に流された。野上町の事故現場は以前から危ないと、みんな言っていた」と話していました。 また、60歳代の男性は「ガードパイプは必要。カーブなどで車が曲がりにくいなら、ネコ足にするなど工夫はいくらでも出来るはず」と話していました。

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女性が発見された沖野上町の水路。

5月に緊急申し入を行ったばかり
 日本共産党福山市議団(村井あけみ、川崎誠、高木たけし、土屋とものり、式部まさ子市議)は、5月に新市町で起きた小学生の水路転落事故について、水路の安全対策を求める、緊急申し入れを行ったばかりでした。
 申し入れでは、●地域住民から、危険箇所の情報を集めて官民共通の認識にし、解消のための対策を緊急に行うこと。●合併地域や周辺部では、危険対策が遅れていることからも、予算を抜本的に増やし、解消を図ること。など要望していました。
 福山市のように、毎年、水路転落死亡事故が起こる自治体は、全国でも例がありません。歩行者の立場に立った町づくりが強く求められます。

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