2009/4/14 ズサン! ゴミ捨て場に福山城跡の石垣が野ざらし
福山城の舟入状遺構の埋め戻し保存工事が始まりましたが、撤去された石垣の石材が、箕島町の埋め立て処分場にあることが分かり、日本共産党市議団は緊急に現地調査しました。
埋め立て場を現地調査
13日、日本共産党市議団は駅前福山城遺構の舟入状外堀から撤去された石垣の保管現場を調査しました。舟入状の外堀は福山城遺構の石垣の一部で、駅前整備事業に伴い発掘調査が行われました。
市は、「発掘調査のため鋼板矢板を打設する必要があり、地下水の浸水や遺構の崩落を防ぐため、石垣を撤去した」と説明しています。舟入状遺構と現在発掘調査を進めている橋台から撤去された石垣が混在し、1千個以上の石材が、箕沖町の埋立地にビニールシートにかぶせられ放置されていました。撤去された石材の写真撮影や記録保存は行っておらず、綿密な調査も行われてない、とのことです。
現在、駅前舟入状遺構の埋め戻し工事が進められていますが、市は「埋め戻し保存し原状回復する」との方針です。しかし、撤去された石材管理がずさんであれば、遺構を回復させることは困難になります。14日にはこの問題について、市長に緊急申し入れを行いました。