2009/4/25 住民3団体が国交省福山河川国道事務所事務所長へ11回目の申し入れ
道路問題を考える瀬戸町住民の会、トラストの会、福山バイパスと区画整理を考える会の3団体は21日、綾木修国交省福山河川国道事務所長にたいし、11回目となる「境界立会・現地作業」に関する申し入れを行いました。日本共産党の辻つねお県議、高木たけし、土屋とものり、式部昌子市議が同席。若松幹男用地課長、荒木勲調査設計第二課長らが応対しました。
所長はなぜ出席しない
住民団体は冒頭、「十数年来、所長は一度も出席していない。国の計画に地権者、住民は理解、納得しておらず、繰り返し回答を求めているが、いまだ明確な説明がなされていない」として、綾木所長の出席を強く求めました。担当者は「所長に伝えます」とだけ答えました。
地権者・住民は反対
国は事業強行
福山河川国道事務所は、2008年7月以降、瀬戸学区山北地区において、用地補償のための境界立会・現地作業(幅杭設置、用地測量、物件調査)を次々と強行してきました。住民三団体は、設計協議は継続中であり、境界立会・現地作業の中止を求めるとともに、作業をすすめる根拠を住民に納得できるよう、具体的な質問項目をあげ、説明を求めています。
公害道路はいらない
「先祖から引き継いだ大事な屋敷を道路にすることには絶対に反対です」「騒音、大気汚染などの公害で住人は苦しむことになる」など、地権者、住民は、数え切れないほどの切実な思いを福山市や国交省福山河川国道事務所に訴えてきました。当事務所は、「関係法令等に沿って適切に行っている」などの一点張りで住民への説明責任をはたさず、事業を強引にすすめています。