集中豪雨による被害で、特に民有地にかかわる相談が数多く市議団に寄せられています。
中でも、緊急性の高い相談の対策を求め、27日、高木たけし・河村ひろ子の両市議は辻つねお県議とともに、県の担当者と交渉しました。
「住宅の裏山から大量の土砂や木が流れ込みそうだが、山の持ち主と交渉できない」という相談者については、県の管理地については早急に土砂を撤去し、県から山の所有者へ対策をとるよう連絡してもらうなど、緊急対策をとることとなりました。
また、山が崩れ、下の団地の住宅が玄関先まで土砂に埋まり避難している相談者について、「土砂の撤去を公費負担できないか、また、県・市で何らかの制度が活用できないか」など対応を協議しました。
民有地は個人の所有財産であり、行政は介入できないとの立場が一般的ではありますが、住民の命を守るため、土砂崩れ対策などの補助制度を創設した自治体もあります。
広島市でも、2014年の大規模土砂災害では、民有地の土砂の撤去をおこなっています。
集中豪雨や地震などいつ起こるか分からない自然災害ですが、被害を最小限にとどめる努力はできます。住民の立場に立った公的支援や制度が求められます。
27日、市議団は、市長あてに大雨災害の対策を求める要望書を提出しました。
約1760棟が被害を受けたとみられ、道路冠水や崩土、法面崩壊や川越流、倒木など、市内各地に被害が広がりました。
さらなる降雨が予想されるなか、緊急の第1次の要望として、万全な対策と迅速な復旧を求めました。
また、民有地での被害相談がいくつか市議団に寄せられています。
市は、民有地は行政は不介入との立場ですが、命にかかわる問題であり、必要な助成を行うよう要望しました。
要望書 ←クリックするとダウンロードできます(PDFファイル)
↑緊急提出のため、高木たけし市議が同席できておりません。
市の職員も不眠不休で対応にあたっていますが、災害時の自治体職員不足は各地で問題になっています。災害発生後に市職員が余裕をもって万全の対応がとれる態勢が必要です。
↓被害の相談が次々寄せられています。
6月22日未明からの大雨により、市内で浸水や土砂崩れなどの被害が相次ぎました。
被害にあわれた方々に、心よりお見舞い申し上げます。
党市議団も各地を見回り、住民のみなさんに状況や要望をお聞きし、復旧対策にあたっています。
被害の程度によっては、災害見舞金の支給や、税金等の減免など市の支援制度があります。
また、りさい証明や衛生管理などについてのお知らせ・問い合わせ先一覧を掲載したので、ご覧ください。
福山市の支援制度1 2 ←クリックするとダウンロードできます(PDF)
福山も、いつどのような災害が起こるか分かりません。
6月議会でも、防災対策を求め一般質問を行いましたが、地震や水害などさまざまな備えを万全にするよう、防災行政にいっそう力を尽くします。
6月定例議会は、高木たけし市議と河村ひろ子市議が、市議団を代表して一般質問をおこないます。
日時:6月21日(水)
午前10時から河村市議、午後1時から高木市議
受付:市役所 議会棟5階
子どもの医療費助成や中学校給食、保育や介護、国保、中小企業振興、防災、空き家対策、学校統廃合、立地適正化計画などをとりあげます。
みなさんの暮らしにかかわる大きな問題の追及や、制度の改善、公約実現にむけてがんばります!
改選後、初めての本会議です。ぜひ傍聴にお越しください。
●河村ひろ子市議
1、市長の政治姿勢
核兵器廃絶と米大統領被爆地訪問について
2、民生福祉行政
介護・保育労働者の処遇改善について
3、商工業振興
中小企業振興基本条例の制定について
4、建設・都市行政
川南土地区画整理事業について
5、教育行政
①中学校完全給食について
②福山市学校規模・学校配置の適正化計画について
●高木たけし市議
1、防災対策
○仮設住宅整備の候補地選定について ○公共施設・住宅耐震化について
○避難場所について ○学校校舎耐震化について
2、福祉・医療行政
①子どもの医療費助成制度拡充について
②国民健康保険事業について
○限度額引き上げについて ○国庫負担の増額について
○減免制度の拡充について ○資格証明書交付について
③後期高齢者医療制度について
3、建設行政
①福山市空き家等対策計画について
②福山市立地適正化計画基本方針(素案)について
6月9日 本会議 開会
16日、17日、20日、21日 本会議 一般質問
22日 常任委員会
24日 本会議 閉会
本会議・委員会ともに、午前10時開会予定です。
今議会は、市議団を代表して高木たけし市議と、河村ひろ子市議が一般質問をおこないます(20日予定)。
一般質問の日時が確定したら、またお知らせしますので、ぜひ傍聴にお越しください!
本会議に先立って6月1日に行われた、各常任委員会の内容の一部をご報告します。
建設水道委員会 所属・村井あけみ市議
立地適正化計画・・・ 居住地・都市機能を「誘導区域」に集約する計画について、「区域外」の過疎化をまねき、活力ある福山市づくりに逆行する。市の状況を反映しない人口推計を用いて計画をすすめることは許されないと反対を表明。
通学路の安全点検と施策・・・ 信号機が必要と判断された危険カ所のうち1基しか設置されておらず、県に増設の要望するよう求める。
総務委員会 所属・高木たけし市議
国保税・・・ 6月からの国保税額は、3月予算編成時よりも60円(1人平均年額)の引き下げとなります。一方、国保基礎課税と後期高齢者支援金の最高限度額はそれぞれ2万円の引き上げが提案されました。これまで、2年連続して年間4万円の引き上げが行われており、今年度の引き上げで3年間で12万円もの国保税の引き上げとなります。
文教経済委員会 所属・土屋とものり市議
学校耐震化・・・ 福山市は75・1%の耐震化率(今年4月1日現在)、耐震化できてない校舎の棟数が小学校63棟、中学校34棟で、15小学校・3中学校では1棟も耐震化できていない。早急に100%実施するよう要望。
学校統廃合・・・ 学校選択制における小規模特認校制度を検討し、小規模校の特色を生かした教育実践で学校を残すよう要望。
イノシシ対策・・・ 防草シートも補助制度の対象にするよう求める。
民生福祉委員会 所属・河村ひろ子市議
生活保護・・・ 保護申請の認定可否を2週間以内に決定した割合が14年度は45・5%、15年度は51・3%。今年度は60%の目標と市は答弁。決定率の向上は評価できるが、100%に推進するよう要望。また、上下水道料の減免廃止の影響は8千万円にも上り、被保護者の生活実態の把握と、市独自の制度の創設・拡充を求める。
6月3日、「中学校給食を実現する会」が3974筆の署名とともに要望書の提出と、市担当課との懇談をおこない、党市議団の4人も同席しました。
これまで2回提出した1万2924筆とあわせて、1万6898筆になります。
保護者ら参加者からは、「死活問題・・・」「福山に引っ越してきて、給食がなくて本当にショックだった」「働く親にとっては、毎日の弁当は大変でパパッとしたものになりがち…」など次々と声があがりました。
3月市議会で表明された駅家と加茂の2校での試行は、うれしい事ですが「うちでも早く!」との願いは切実です。
小学校の給食は、「地産地消で、すごく良い」「1日に1回でも栄養バランスがとれて安心」「メニューも豊富で子どもも残さず食べてる」と、とても好評です。
中学校でも1日も早く、美味しくて栄養たっぷりの給食ができるよう、市議団は引き続き議会内外でがんばります!
6月市議会の一般質問でも取り上げます。ぜひ傍聴にお越しください。
また、新しい給食署名と、子どもの医療費を中学3年まで無料にと求める署名を同時に集め、子育て支援の実現を求めます。
署名にご協力いただける方は、ぜひご連絡ください!署名用紙もお渡しします。
5月26日、福山市国民健康保険運営協議会が開かれ、新しく委員に選出された高木たけし市議が出席しました。
今年度から適用される保険税率等の改正案について、審議をおこないました。
医療分・支援分・介護分の所得割税率を引き下げ、1人当たり保険税は60円減の10万2432円になります。
一方、課税限度額は、医療分が現行の52万円から54万円に、支援分は17万円から19万円に、それぞれ2万円の引き上げとなります。
比較的高額所得とはいえ、年間の所得金額に対し重い負担です。
中・低所得者の課税額が引き下げられることは評価できますが、依然として福山市の国保税の負担は重く、引き続き、大幅な引き下げを求めて取り組みます。