「福山市国保をよくする会」は6月15日、市の国保税引き上げ方針に反対し、2030筆の署名とともに請願書を市議会議長あてに提出しました。

方針案は、今年度の1人あたり平均税額を1416円増額するものです。
所得350万円の3人世帯(40代夫婦と子ども)の場合では年額1万500円増の56万7900円に、所得129万円の1人世帯(40代)では年額3200円増の19万6900円もの国保税が徴収される事になります。
国保税だけで所得の15%を超え、生活が成り立たなくなるほどの重い負担です。
日本共産党市議団は請願に賛同し、紹介議員となりました(請願を審査する総務委員会所属の高木たけし市議を除く)。6月19日の本会議で、土屋とものり市議が趣旨説明を行ないました。
高木たけし市議が一般質問(6月28日の午後3時半予定)で、国保税について論戦します。6月30日の総務委員会(午前10時)とともに、ぜひ傍聴にお越しください。
「よくする会」は7月3日まで随時、署名を受け付けます。ご協力をお願いします。
国庫負担は半減 保険料は2倍以上に
国保税がこれほど高額になったのは、国が国保への支出を減らし続けたことが大きな要因です。
国保会計の総収入に対する国庫支出金の割合は、1984年度49・8%から2015年度20・3%へと激減。1人あたりの保険料(税)は2・3倍に上昇しました。

ともに学び運動し、よりよい国保の実現を
国民健康保険は、誰もが必要な医療を受けるために、国が責任を持つべき社会保障制度です。
国保税が払えないために治療が受けられず、手遅れとなる悲劇が後を絶たない現状を、一刻も早く改善しなければなりません。
「都道府県単位化」で、さらなる負担の増大が危惧されます。国保税の引き下げを求める声を強く大きくする運動を、ともに広げましょう。
「福山市国保をよくする会」の入会をご案内します
福山市花園町2-1-26
電話 923・1817(福山民商内)