要望提出―真の動物愛護・共生の福山市に
犬・猫の多頭飼育、犬の放し飼いなど不適切な飼育による近隣トラブルの相談が増えています。
野犬問題も深刻です。
党市議団は2月8日、市長あてに要望書を提出し、市動物愛護センターを訪問しました。
要望項目
1.安易に育てられない犬猫を誕生させないよう指導を強化するとともに、避妊・去勢手術への助成制度を一般家庭や野猫・野犬にも拡充すること。
1.多頭飼育や動物虐待に対し、良好な環境で適切な頭数を飼育するよう指導を徹底すること。改善が見られない場合には、引き取りを行うこと。また、飼い主に対して、必要に応じて保健福祉部局との連携を行い、医療福祉面からの支援も行うこと。
1.野犬ゼロ都市宣言を行い、野犬保護の取り組みを抜本的に強化すること。
1.福山市動物愛護センターの建て替え拡充を行い、保護頭数の増、期間延長などで直接の譲渡数を抜本的に増やすこと。そのための職員配置数を増やすこと。
1.福山市内の保護犬譲渡施設を増設すること。
1.保護活動に取り組む登録ボランティアの予防接種、避妊・去勢、ミルクなどに係る費用を助成すること。
1.悪質なブリーダーやパピーミルに対する規制と取締りを強化するよう法改正を国に求めること。その際、近親繁殖の禁止、生後3カ月未満の幼猫・幼犬の販売禁止を盛り込ませること。
動物愛護センターでは、犬・猫の保護や譲渡、動物に関する苦情の対応、人間の責任や命の尊さを伝える「命の授業」を学校や町内会で実施するなど、様々な活動に尽力しています。
しかし、予算が不足し、保護動物のえさや必要品をボランティアの支援で補うなど、厳しい状況にあります。
また、他市では、センターにドッグランを併設するなど「見せる施設」として、ふれあいを通じた飼育責任の啓発や譲渡の取組みが強化されており、福山市でも施設の拡充が望まれます。
予算の抜本的な拡充など、3月の予算議会に向け、引き続き取組みます。
▲施設内を見学させてもらいました。
▲センターの愛犬「ゆき」ちゃん。「命の授業」にも出張します。
愛情を持って最後まで責任ある飼い方を
動物愛護センターのホームページでは、犬や猫の新しい飼い主の募集や、「命の授業」などを案内しています。↓