大型道路より防災対策を―芦田川の浸水対策の進捗状況
気候変動の影響で、世界中で豪雨災害が起きています。
福山市内でも、7月の集中豪雨で時間雨量70㎜を観測した地点がありました。
芦田川の氾濫防止対策を急げ!
芦田川が氾濫すれば、甚大な被害が予測されており、対策は急務です。
2018年の西日本豪雨を受け、日本共産党は堤防強化と河川内の土砂や樹木の定期的な撤去を繰り返し求めてきました。
一定の前進があり、今年6月末までに41万㎡の樹木伐採、6万㎥の土砂撤去が行われました。
(詳しくは、「福山市域の浸水対策フォローアップ」をご覧ください→ 福山市域における浸水対策について)
また、「芦田川水系河川整備計画」が改定され、今年度は神島橋から南側の河道掘削、草戸地域の堤防浸透対策工事、水呑地域の堤防耐震対策の調査設計が進んでいます。
しかし、他に河川整備が必要とされている御幸・郷分・駅家・新市・芦田地域の対策予算は、まだ組まれていません。
(画像出典:芦田川水系河川整備計画概要版)詳しくは、国交省ホームページをご覧ください。→芦田川水系河川整備計画【大臣管理区間】(変更)
予算の配分を変えて、浸水対策の加速化を
福山市の資料によると、昨年の補正予算と今年の当初予算をあわせて、浸水対策には国11億円、広島県16億円の一方、大型道路には国35億円、県41億円が計上されています。
予算の配分を変えれば、浸水対策をもっと加速できます。街を壊す大型道路より、命と暮らしを守る防災対策を優先するべきです。政治を変えるため、日本共産党は力をあわせてがんばります。
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