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地域公共交通計画について(2022年12月市議会一般質問)

12月議会一般質問の第一質問と答弁を掲載します。


みよし剛史市議:近年高齢ドライバーによる交通死亡事故が社会問題化し、免許返納数は急増していますが、福山市における免許返納件数は2021年度の65歳以上の免許所持者数に対し約2.2%で所持者は純増傾向です。免許返納後も安心して生活できる公共交通が求められています。

本市では国の有識者検討会による提言を踏まえ、今年度地域公共交通計画骨子案作成に向けた検討を行っていますが、車を所持していない高齢者の交通権保障は本計画の目的においてどの様に位置づけられるのかお示し下さい。熊本市は「熊本市公共交通基本条例」を制定し、前文に「市民は日常生活及び社会生活を営むために必要な移動をする権利を有するとの理念を尊重」と明記していますが、条例制定の必要性について認識をお示し下さい。

第2回福山・笠岡地域公共交通活性化協議会福山地域部会での報告では、2020年度の路線バスの利用者数がコロナの影響で大きく減少しており、補助金の増額で対応していますが、公共交通による移動手段の保障を税で支える必要性についての認識をお答えください。

バス離れが進めば採算性の低い路線の廃止が懸念されます。福山市交通総合戦略におけるベスト運動は通勤時間帯も含めた公共交通の利用促進効果もあると考えますが、地域公共交通計画とソフト施策の連携についてお答えください。バス事業者からは利用促進のために無料デーの実施検討を求める声が報告されていますが、無償化施策の効果についての考えをお示し下さい。

バスや鉄道などの定時・定路線の改善だけでは沿線住民にのみ利便性が偏るため、高齢者の移動のためには地域を面的にカバーする方法が必要です。本市では2019年度以降、5地区でオンデマンド乗合タクシーを開始しましたが、どの地区も1便当たりの利用者数は2人を下回っており、高齢者が使い易いよう改善すべきです。交通空白地域へ運行範囲を拡大すること、自宅から利用できるように改善することを求めます。ご所見をお示し下さい。

栃木県では複数の自治体が免許返納者に終身無料の乗車券を提供しています。真岡市ではデマンドタクシーとコミュニティバスの共通無料乗車券を受け取れるため、「ドアからドア」までの移動が無料で保障されており、高齢者の外出や社会参加を促す支援を実施しています。公共交通の不便の解決とともに、高齢者の健康増進と免許返納を推進する交通政策の実施を求めます。ご所見をお示し下さい。

市長(答弁)次に、地域公共交通計画についてであります。

まず、計画の目的と条例制定についてであります。

地域公共交通計画は、交通政策基本法の基本理念である交通機能の確保及び向上などを踏まえた上で、公共交通による高齢者の移動手段の確保が必要であるとの認識のもと、国、県、市、交通事業者、住民その他の関係者が連携しながら、計画の作成に取り組むものです。

条例制定は考えていません。

公共交通は、社会経済活動を支える社会インフラの一つであることから、その維持確保に対し、効果的な公的支援を行う必要があると考えています。

こうした支援に加えて、バスや鉄道によるエコ通勤を推奨するベスト運動などのソフト施策も実施してきており新たな計画においても、利用促進施策を検討していきます。

また、岡山市や倉敷市で行われている公共交通の運賃無料デーの社会実験は、一時的に公共交通の利用者を増加させる効果はありますが、日常利用に繋げることが課題と聞いています。

次に、乗合タクシー事業は、地域住民の要望を踏まえ、地域特性や利用実態に合った運行範囲にするとともに、利用者の自宅付近や、病院、スーパー等に乗降場所を設けて取り組んでいます。

こうした乗合タクシー事業に加えて、路線バスやお出かけ支援事業などの様々な移動サービスにより、高齢者の移動を支えることが、健康増進や免許返納に資するものと考えています。

以上

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