幼い子どもの転落死亡事故―水路の安全向上を
子どもの水路転落死亡事故を受け、福山市は2月7日に有識者や地元関係者などが参加する事故防止対策検討会を開きました。
第1回目の会合を傍聴しました(写真は検討会での現地視察)。
昨年11月2日、緑町公園ぞいの水路に未就学の男の子が転落し、死亡するいたましい事故がおきました。
市の報告によると、水路は幅・高さともに2メートルで水深は1.4メートルあります。
水路ぞいには生垣が植えてありましたが、「転落は樋門と生垣の間の隙間からと判断される」とのことです。
市は、事故後の26日にフェンスを樋門付近に設置し、1月16日には水路ぞいの全延長188メートルに設置しました。
悲惨な事故をくりかえすな
検討会では、同じ水路でおきた過去の事故についても報告されました。
2006年には小学校1年生が転落死亡しており、その際は「転落箇所等の詳細な状況は不明」ながら「生垣の一部に隙間があったことから生垣の補植を行い、隙間を閉塞」しています。
しかし、現時点の生垣には隙間ができています。
隙間ができないよう継続的に管理し、フェンスの設置も早く検討すべきではなかったか。市の対策が適切だったのかが問われます。
水路転落死亡事故防止検討委員会第1回の資料
【資料3】これまでの水路転落防止対策の実施状況をダウンロード
【資料4】公園及び公共施設における再発防止策の検討をダウンロード
生活環境の安全対策こそ
日本共産党は、これまでも水路転落事故をなくすために議会で何度も対策を求めてきましたが、さらなる強化が求められます。
新たな大型道路に多額の税金を使うよりも生活環境の安全向上こそ。日本共産党は県議や市議を先頭に力をあわせて頑張ります。