旧内海小学校校舎解体について(2023年9月議会一般質問)
2023年9月議会の日本共産党・みよし剛史市議の一般質問です。
第一質問と答弁を掲載します。
みよし剛史:旧内海小学校校舎解体について伺います。
解体工事の対象は全ての施設ですが、調理棟は耐震性に問題は無く利活用は可能です。全施設を解体することとした判断の基準をお示し下さい。また、解体・処分がどの時点で判断されたのか、方針決定を所管する部署はどこか、それぞれお示し下さい。まちづくり検討委員会内で旧内海小学校の施設の利活用が議題として取り扱われたことがあったのかお示し下さい。
運動場は内海交流館で実施されている放課後児童クラブの児童が現在も使用していますが、運動場が無くなった場合の対応をお示し下さい。
旧内海小学校の施設を残し有効活用を求める会から、昨年提出された旧内海小学校の全ての施設と運動場の保存と施設の利活用を求める請願に引き続き、調理棟と運動場を残し、利活用を求める請願書が多くの住民の署名とともに議会へ提出されました。地域住民が施設を残すよう声を上げていることについて、市長の認識をお示し下さい。
今後のまちづくりにおいても、地域の学校の存廃という大きな問題は住民との合意形成が欠かせないものと考えます。住民主体の地域活性化のために、あらためて施設の利活用についての議論を尽くすことが必要だと考えますが、ご所見をお示し下さい。
市長答弁:次に、旧内海小学校についてであります。
内海まちづくり検討委員会では、一昨年度、旧内海小学校と旧内海中学校のどちらを旧学校施設として利活用するか検討され、旧内海中学校を利活用することに決定されたものです。
放課後児童クラブにおける屋外遊びについては、内海交流館近隣の公園を活用することとしています。
引き続き、検討委員会において、内海地域の活性化につながるよう、内海中学校の利活用の方法と、旧内海小学校跡地のあり方について、地域住民の理解を得ながら協議してまいります。
教育長答弁:教育行政についてお答えします。
旧内海小学校校舎の解体についてです。
学校再編に伴い、学校としての用途を廃止した学校施設は、住民の地域活動の場とすることにより、地域活性化を図ることを目的に、「旧学校施設」として条例に位置付け、有効活用することとしています。
2022年(令和4年)1月、市は、内海まちづくり検討委員会に対し、
・旧学校施設は、旧小学校区につき屋内運動場・屋外運動場1つずつとすること、
・旧学校施設以外の施設は、解体を原則とすることを説明しています。
そして、同年2月、検討委員会は、旧小学校区に所在する旧内海中学校と旧内海小学校の内、旧内海中学校を旧学校施設として選択し、現在、校舎も含めた利活用の検討が進められています。
旧内海小学校は、遊休施設として、「福山市公共施設等サービス再構築基本方針」に掲げる将来の市民負担の軽減、保有総量縮小の観点から、全ての施設を解体し、売却処分することとし、本年3月の市議会において、解体に係る予算議決をいただいております。
再質問は、福山市議会の会議録や中継映像をご覧ください。
(議事録の更新は次回の定例会開催前になります。)