重度障害児者に対する短期入所の充実について(2024年6月議会一般質問)
2024年6月議会の日本共産党・塩沢みつえ市議の一般質問です。
第一質問と答弁を掲載します。
塩沢みつえ:重度障害児者に対する短期入所の充実について伺います。
障害児者を自宅で介護する保護者が休息や病気の場合に、短期間、夜間も含め施設で、入浴、排せつ、食事の介護等を行う短期入所という障害福祉サービスを受けることができます。本市の2023年度の短期入所の支給決定人数と利用率、そのうち重度障害児者数をお答えください。
重度障害児者の保護者が緊急入院になった場合、本市での対応についてお答えください。緊急時の受け入れができる施設数、ベッド数をお答えください。
重度障害児の保護者が病気で入院が必要になったにもかかわらず、子どもの短期入所先が決まらなかったため、入院をあきらめざるをえなかった事例があったように仄聞しております。このような状況はあってはならないと思いますが、認識をお示しください。
国も、短期入所について緊急時の重度障害者の受入機能の充実を課題としてとらえているようです。本市におきましても、緊急対応できる施設数・ベッド数の増設、職員の確保を求めます。ご所見をお示し下さい。
市長:
次に、重度障がい児・者に対する短期入所の充実についてであります。
2023年度(令和5年度)の短期入所の対象人数は1,330人、そのうち重度の障がい児・者数は795人です。また、利用率は約16.8%でした。
保護者が緊急入院した場合は、短期入所施設への受け入れ調整を行います。該当する施設は35か所で定員は105人です。
短期入所については、可能な限り受け入れるべきであると認識しています。
しかし、利用者の特性が十分に把握できていないケースでは、急な受け入れが難しいとの声を聞いています。
そのため、いざというとき、安心して利用できるよう日頃からレスパイト利用等によって、備えておくことが必要と考えています。
本市では、昨年度に策定した第7期福山市障がい福祉計画、第3期福山市障がい児福祉計画において、緊急時の受け入れ機能を持つ、地域生活支援拠点等事業の充実を進めることとしています。