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介護サービスの継続に支援を 2025年12月議会報告

介護事業所倒産が過去最多⁉

24年の全国での介護事業所倒産が2000年に介護保険制度が始まって以来、過去最多となり、特に訪問介護など在宅系サービスの多くが赤字だった状況が明らかになっています。

福山市においても、24年度の介護保険事業所の休・廃止件数48件のうち、訪問介護事業所は6件でした。

塩沢みつえ市議は一般質問において、市内の訪問介護事業所では、最低賃金の引き上げにも対応に苦慮している現場の声を示し、市として実態調査と支援策を講じるよう求めました。

ひっ迫する介護 実態調査し支援を

市長は、訪問介護事業所で休・廃止が続く主な原因は「人員不足」とし、実態把握のため、「介護人材の確保について調査を行っている」と応じたものの、支援は「考えていない」と答えました。

新潟県村上市や東京都品川区は、実態調査を踏まえ、引き下げられた訪問介護の報酬への補填を行っていますが、地方と都心、自治体の規模にかかわらず同様の状況が全国で生じています。

介護現場の窮状が制度上の問題なら、事業者の自助努力による対応にも限界がありますが、サービス利用ができなくなれば、何より高齢者の暮らしへの影響が甚大です。

しかし市の姿勢は、調査しても支援の検討すら行わない、あまりに冷たいものです。

介護の人手確保事業 乏しい利用実績

介護現場の最大の課題が人手不足であり、塩沢市議が過去5年間の人材確保支援の実績を質したところ、3事業で利用総数は253件、費用は約529万円であり、あまりに乏しい実態です。市は、「外国人等の多様な人材の確保に取り組む」としていますが、人手が定着しない要因は低すぎる処遇の状況であり、支援拡充を早急に講じるべきです。

重要なケアマネ 早急に育成の手立てを

また、ケアマネージャーの不足によって新規利用に支障が生じている懸念について、塩沢市議が指摘すると、市長は介護サービスが利用できない状況は無いとしつつも、業務量は増大しているとの認識を示しました。確保が困難なケアマネは、今後のピークを見据えた育成支援が必要です。

PFAS問題原因究明を 2025年12月議会報告

11月28日に「PFAS問題を考える福山連絡会」より、加茂川におけるPFAS汚染の原因究明のための要望書が2256人分の署名とともに提出されました。

指針値を上回るPFASが検出されてから9カ月以上が経過していますが、住民の不安はさらに深まっており、要望書ではPFASの血中濃度検査の実施や、産廃処分場との因果関係の解明などが求められています。

みよし剛史市議は12月定例会の一般質問において、要望書の認識を市長に質すとともに、地域住民の要望に応じるためにも、市として希望者に血中濃度検査を行い、水質調査を拡大して産廃処分場との因果関係を明らかにするよう求めました。

20251213_070200福山市による河川水のモニタリング調査の状況

「不安の解消」が住民の要望と認識、原因調査は「必要ない」

市長は、要望書について、「一日も早く不安を解消して欲しいとの思いから、提出されたもの」との認識でした。

しかし、飲用井戸水等の水質検査結果は暫定目標値を下回っており、飲用しても健康に悪影響は生じないとした上で、「血中濃度検査に対して公費で負担する考えありません。」と、要望に応じる姿勢はありません。

また、PFASと産廃処分場との関係については、国が示す「対応の手引き」で廃棄物処理施設についても排出源になり得るとしており、「他都市では安定型最終処分場からの流出が確認されている」との認識で、因果関係の可能性は否定しなかったものの、「現時点では、排出源特定のための調査は必要ない。」との国の見解を元に、原因究明の必要性を否定しました。

国の判断を待たず、市は最大の努力を

PFASの状況が確認されて以来、市は国の手引きに則して対応し、住民への悪影響はないと説明しますが、要望書の提出は住民の不安が払拭されていないことを示しており、住民の願いにどう向き合うかが問われています。

健康状態の検査や原因特定は、住民の知る権利の保障であり、知見の集積のためにも重要です。判断を国に求めるのではなく、住民の願いに寄り添う対応が必要です。

給食費の無償化について(2025年12月議会一般質問)

2025年12月議会の日本共産党・塩沢みつえ市議の一般質問です。

第一質問と答弁を掲載します。

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塩沢みつえ

学校給食について、給食費の無償化について、質問します。

 11月26日には「学校給食無償化を実現する会」のみなさんから、本市議会議長へ「中学校も含む学校給食無償化を求める請願」が3077筆の署名とともに提出されました。

 憲法は義務教育の無償を定めており、学校給食法は給食を教育の一環として位置付けています。子どもの権利を保障する制度として、公立小学校に限らず中学校でも給食費の無償化を求めています。

 小学校、中学校の無償化にそれぞれかかる費用についてお答えください。市長は、中学校も含めた学校給食無償化への市民の願いをどのように受け止めたのかお答えください。

 政府は「2026年4月から公立小学校での学校給食費無償化を実施する」方針です。保護者負担としている学校給食費を公費で賄うことの意義をお示しください。

 学校給食は義務教育の一環で取り組まれるものです。すべての公立私立小中学校で無償化をすすめること、そしてその必要性を国に強く要望することを求めます。ご所見をお示しください。

 

地産地消の取組について、質問します

 本市は、市民への安心・安全な食料の安定供給と市内の食料自給率向上を図るために2021年度から5年間にわたり、第3次福山市地産地消促進計画を策定されています。

 学校給食等への地場産農産物の直接納入の取組について、基本目標として150トンと掲げられていますが、この目標値設定の根拠についてお答えください。計画期間中における実績の推移をお答えください。

 体と心の成長期である子どもたちが直接口にする給食食材は、安心・安全で新鮮な地場産農産物を提供したいと考えることは共通認識であると思いますが、ご所見をお示しください。今後の学校給食無償化を見据える中での地産地消の推進についてお答えください。

 

有機農産物の活用について、質問します。

 2021年、農林水産省は「みどりの食料システム戦略」を決定しました。2050年までに全農地面積の25%を有機農業に転換、化学農薬使用量と化学肥料使用量削減の目標を掲げています。

 また、広島県が策定中の「2030広島県農林水産業アクションプログラム」にも有機農業の具体的な施策が盛り込まれる予定です。

 本市は、第3次福山市地産地消促進計画においても、2022年に策定された農林水産振興ビジョンにおいても、有機農業の取組を掲げています。

 学校給食に有機農産物を活用することを市として進めることは、食育の推進、子どもの健康への寄与、生物の多様性、地球にやさしい持続可能な食料生産と環境保護等のためにも、重要な手法の一つと言えます。その意義について本市の認識をお答えください。

 学校給食への有機農産物の活用の現状と今後の取組の推進についてお答えください。

教育長答弁

教育行政について、お答えいたします。

学校給食費の無償化についてです。

小・中学校の給食費の無償化に係る費用は、2025年度(令和7年度)予算で、小学校は約15億円、中学校は約8億円です。

学校給食費を公費で賄い、無償化することは義務教育に係る保護者の経済的負担の軽減が図られ、こどもの健全な成長に資するものと考えます。

国への要望については、これまで全国市長会等を通じて要望しているほか、8月には、市長が自ら、国に対し、こども・子育て施策に関する提言活動を行い、小・中学校の給食費無償化についても、要望しております。

 

次に、地産地消の取組についてです。

基本目標の根拠については、計画期間中、地元生産者からの直接納入などにより地場産農産物の使用拡大に向けて設定したものです。

実際には、生産者や児童生徒の減少の影響から直接納入の実績は、2022年度(令和4年度)132トン、2023年度(令和5年度)128トン、2024年度(令和6年度)102トンとなっています。

今後も、一次産業振興の観点からも、学校給食では地場産農産物を可能な限り活用した地産地消に取り組んでまいります。

 

次に、有機農産物の活用についてです。

学校給食で有機農産物を活用することは、食育の推進や循環型社会の構築に向けて有意義であると考えています。

しかし、有機野菜は価格が高価なことや、生産量も少量で、安定的な確保が困難などの課題があり、現在、本市の学校給食では使用していません。

 

以上

 

再質問は、福山市議会の会議録や中継映像をご覧ください。

(議事録の更新は次回の定例会開催前になります。)

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水道料金の引上げについて(2025年12月議会一般質問)

2025年12月議会の日本共産党・みよし剛史市議の一般質問です。

第一質問と答弁を掲載します。

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みよし剛史:上下水道事業について、水道料金の引上げについて伺います。

 上下水道局は水道料金の検討を第5次福山市上下水道事業経営審議会に諮問し、同審議会は当局が示した約18%の引き上げ案が妥当であるとしました。第5回審議会では引き上げ率と第2次審議会答申に基づいた4つの料金表が示されました。

 そのうちの1案は日本水道協会の算定要領に基づき逓増度を現行の2.55から0.64へと大幅に緩和するもの、残りの3案は激変緩和のために逓増度を1.90~1.97の間で調整したもので、当局は4案のうち最も逓増度が高い1.97の案が適当であるとの考えを示しました。

 資産維持費を算入した5年間の総括原価は現行から63.6億円も引き上がりますが、その負担を逓増度を緩和した料金体系で徴収すれば、大部分は一般家庭の使用料金で賄うことになるのは明らかです。

 一般家庭が大部分を占める口径13㎜及び20㎜の給水収入について、現行から逓増度1.97案に改定した場合の影響額と、その際の給水収入総額に占める割合の変化について、推計をお示しください。

 日本の水道文化は憲法で定める生存権の実現のために制定された水道法を背景に形成されており、水道にかかる負担の在り方は最低限度の暮らしの水準との関係で検討することが求められます。

 審議会委員からも、生活困窮者や生活保護受給者への福祉減免の検討を求める意見が出ているところですが、デフレ時からほとんど見直されていない現行の生活保護基準をどのように評価し、水道料金の負担と生存権との関係をどのように整理されているか、料金引上げに際しての福祉減免の必要性についてそれぞれお答えください。

 直近の物価動向における実質賃金指数は2020年比で16.7%も低下しているところであり、すべての市民生活、あらゆる事業にかかる水道料金の負担が暮らしや営業を圧迫するものになってはならないと考えます。

 口径ごとの負担割合の妥当性については、市民の所得の状況や、市内中小企業等の経費における水道料金の割合などは鑑みられていませんが、理由についてお答えください。また、生活用、業務用、工場用など利用目的別の料金体系の必要性について認識をお答えください。

 公営企業法における水道事業は、独立採算制による事業運営が求められるものの、生活に必要不可欠なインフラであることから地方公共団体の一般会計からの繰入も行われていますが、課題となっている管路更新・耐震化にかかる費用などは十分に財政支援されていません。

 2020年度以降の5年間における事業収益総額に対する一般会計繰入金の割合は1.15%、建設改良費に対する補助金と一般会計繰入金の割合は8.6%とわずかです。一方で下水道事業においては、それぞれ30%と42%で大きな格差が生じています。

 下水道事業における財政推計では、今後10年間は資金残高が下水道使用料収入の6か月分を確保できる見通しで、使用料の引き上げは必要ないと判断されていますが、同じ水道にかかるインフラを担う公営企業でありながらこれほど公的負担に格差が生じていることは適切であるのか、現在迫られている水道料金の引き上げは、公的負担の割合が低すぎるためではないのか、それぞれ事業管理者の認識をお答えください。

 水道インフラの耐震化についても浸水対策と同様、市民の命を守り、福祉向上に資する施策であり、耐震化にかかる費用については一般会計から財政支援を大幅に行うべきと考えますが、市長の認識をお答えください。

 一般会計からの繰入基準を今後の管路の耐震化や施設更新に対しても適切に対応できるよう見直し、施設整備にかかる国庫補助の抜本的な引き上げを、国に強く要望することを求めます。ご所見をお示しください。

上下水道事業管理者答弁

上下水道事業についてお答えいたします。

始めに、水道料金を改定した場合の影響についてであります。

これまで、5回の会議を重ねてきた経営審議会では、現在、小口径・少量使用者に最も配慮した、逓増度1.97の料金表(案)を基本に、議論が進められています。

この案で改定した場合の影響額は、料金算定期間の5年間で約64億円、そのうち、口径13ミリメートルでは、約20億円、口径20ミリメートルでは、約23億円になると見込んでいます。

その際の料金収入総額に占める割合については、口径13ミリメートルでは、約32パーセント、口径20ミリメートルでは、約36パーセントで、現行と変わりありません。

 

次に、水道料金の負担の考え方についてであります。

国が推奨する料金体系では、「従量料金」を、単一とすることが望ましいとされていますが、現在、本市が採用している使用水量に応じて5段階で単価を設定した「通増型従量料金制」を継続していくことで、生活用への配慮を行ってまいります。

なお、生活保護は法定受託事務であり、国において適正に基準の見直しが行われていると考えています。

また、水道料金等の光熱水費については、生活扶助基準の算定に含まれていることから、減免制度の創設については、考えていません。

 

次に、用途別から口径別料金体系への移行についてであります。

現在、本市が採用している「用途別料金体系」では、一般家庭などの小口使用者と工場などの大口使用者の基本料金が同額となっており、負担の公平性の観点から課題があると国等からも示されています。

そのため、これまでの答申も踏まえ、適正な水道料金への見直しに当たっては、使用水量が概ねメーター等の口径に比例する点に着目し、負担の公平性と料金体系の明確性が確保され、多くの事業体が採用している「口径別料金体系」への移行を考えています。

 

次に、上下水道事業に対する一般会計からの繰入れについては、総務省の地方公営企業操出基準などに基づき、行っています。

なお、下水道事業では、「雨水公費・汚水私費」の原則に基づき、浸水対策等の雨水に係る必要な経費について、一般会計からの繰入れを行っていることから、水道事業と比べて、その割合が大きくなっています。

次に、国への要望についてであります。

国庫補助金は、施設の更新·耐震化に対する貴重な財源であり、本年10月にも、国に対して、財政支援の拡充を要望しています。

以上

再質問は、福山市議会の会議録や中継映像をご覧ください。

(議事録の更新は次回の定例会開催前になります。)

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介護保険事業について(2025年12月議会一般質問)

2025年12月議会の日本共産党・塩沢みつえ市議の一般質問です。

第一質問と答弁を掲載します。

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塩沢みつえ:介護保険事業について、訪問介護事業所の状況について、質問します。

 東京商工リサーチの調査によると、2024年の介護事業所倒産は172社、そのうち半数近い81社が訪問介護でした。これは2000年に介護保険制度が始まって以来、過去最多です。また2024年度の厚生労働省の調査で、介護サービス事業所のうち訪問介護など在宅系サービスで35.6%が赤字だったとわかりました。

 本市においても、2024年度の介護保険事業所の休・廃止件数が48件にも上っており、そのうち訪問介護事業所は6件で、原因は人員不足と経営悪化等によるものとのことです。高齢者の在宅での暮らしを支える訪問介護事業所の休・廃止についての認識をお答えください。また、休・廃止後の利用者へのサービスは継続できているのかお答えください。

 市内のある事業所では、「11月に最低賃金が引き上げられたが、訪問介護報酬は引き下げられているため最低賃金を保障することが難しく、自助努力だけでは経営が成り立たない」と窮状を訴えておられます。

 新潟県村上市では2024年の介護報酬改定後の市独自の調査によって、また東京都品川区は休・廃止の実情を受け、独自に前回の介護報酬との差額の公的補填等を行ったとのことです。本市においても、特に小規模の事業所は同様の状況にあると考えられます。

 我が党はこれまでも訪問介護事業所の経営状況についての実態把握を求めてきましたが、実態把握の必要性についての認識をお答えください。実態把握と合わせて市独自の支援策を求めます。ご所見をお示しください。

介護従事者の確保について、質問します。

 広島県の調査によると、本市の介護人材の将来推計は2026年が9千460人、5年後の2030年には1万172人と推計されており、5年間で約700人、1年間では140人の新たな介護従事者が必要ということになりますが、人材確保の重要性についての認識をお答えください。

 本市が行っている介護従事者の確保策と過去5年間の実績と費用について、併せて今後の確保策の在り方について、お答えください。

 民間会社の調査では介護従事者の減少の理由は、少子高齢化による生産年齢人口の減少、介護の重労働と低賃金等とされており、確保策と同時に離職防止の対策も重要と言えます。

 東京都では介護業界からの人材流出に歯止めをかける目的で、介護職員と介護支援専門員に対して居住支援特別手当として、国の見直しが講じられるまでの間、月額1万円を支給しています。

 本市も離職防止を目的とした独自の処遇改善策を早急に行うべきと考えますが、ご所見をお示しください。

 

ケアマネージャーの確保について、質問します。

 介護の要であるケアマネージャーの役目も重要です。本市の居宅介護事業所は、2024年度の休・廃止は11件でした。休・廃止の要因をお答えください。

 介護現場では、ケアマネージャーが不足しているために新規利用者の受け入れが難しい、あるいは遅れるという実態があることも仄聞していますが、本市においてケアマネ不足による困難事例が起きていることを把握しているのかお答えください。そのような状況は生じてはならないと考えますが、市としてどう認識しているのかお示しください。

 一人の介護利用者に対して、本人の状態の把握、訪問調査の立ち合い、関係者とのカンファレンス等、さまざまな業務が必要とされます。現在の担当件数の上限は44人にもなりますが、ケアマネージャーの業務の多忙さについて認識をお答えください。

 また、ケアマネージャーの業務改善の手立てについてお答えください。今後、介護認定者数がピークを迎える2040年に向けてケアマネージャーの存在はますます重要です。市の認識をお答えください。

 

介護保険制度の見直しについて、質問します。

 厚生労働省の社会保障審議会介護保険部会において、2027年度の介護保険制度の見直しに向けた審議が行われていますが、「利用料2割負担の対象者拡大」「ケアプランの有料化」等について、利用者の負担増が進められようとしています。

 しかし、年金暮らしの高齢者の家計を物価高が直撃する中、利用者の負担増は限界です。介護サービスの利用控えやケアマネージャーの業務の増加が継続すれば、利用者に必要な支援が保障された介護保険事業を維持できなくなると言わざるを得ません。

 利用者の負担増を伴う今回の見直しは中止すること、介護保険事業への公費負担増を国に対して強く要望することを求めます。ご所見をお示しください。

市長答弁

塩沢議員の御質問にお答えいたします。

始めに、介護保険事業についてであります。

まず、訪問介護事業所の状況についてであります。

本市の訪問介護事業所の休·廃止の主な理由は、人員不足と認識しています。

なお、今年度は、法人変更を除けば休・廃止はありません。6件が新たに開設しています。

事業者が休・廃止した場合には、担当するケアマネジャーが利用者に別の訪問介護事業所を紹介するなど介護サービスが継続できるよう調整をしています。

経営の実態把握のため、介護人材の確保について、現在、調査を行っています。

独自の支援策については、考えていません。

 

次に、介護従事者の確保についてであります。

本市では、ハローワークなどと連携し、介護人材に特化した就職相談会の開催や介護職のイメージアップに繋がる広報に取り組んでいます。

また、職員のキャリア形成を支援するための研修費補助や、介護ロボットなどの導入を支援するアドバイザーを派遣し、介護職員の離職防止に繋がる取組を行っています。

また、過去5年間の人材確保に向けた取組の実績は、介護職員研修費の補助が、2020年度(令和2年度)からの5年間で、78人、約214万円、介護支援専門員更新研修費の補助については、2023年度(令和5年度)からの2年間で、170人、約272万円、アドバイザー派遣事業については、2024年度(令和6年度)の1年間で5事業所、約43万円となっています。

今後も、外国人等の多様な人材の確保に向け取り組んでまいります。

 

次に、ケアマネジャーの確保についてであります。

居宅介護支援事業所における休・廃止の主な理由は、ケアマネジャーの不足によるものです。

ただ、これにより介護サービスが利用できないなどの相談は、現在のところ受けていません。

ケアマネジメント業務は、ケアプランの作成に加え、多職種との連携など多岐にわたります。

加えて、介護需要の拡大などもあり、業務量は増大しています。

介護サービスの提供に当たって、ケアマネジャーは欠かせない人材です。

このため、国は、ケアマネジャーの負担軽減に向け、「ケアプランデータ連携システム」の活用を勧めており、本市では、アドバイザーを派遣し、事業所への導入を支援しています。

 

次に、介護保険制度の見直しについてであります。

現役世代が急速に減少し、高齢者数がピークを迎える2040年頃を見据え、将来にわたって社会保障制度を持続させるために検討されているものであり、国に対し、中止を要望することは考えていません。

なお、介護保険行政の安定的な運営のため、国費負担割合の引上げについて、全国市長会を通じて要望しています。

再質問は、福山市議会の会議録や中継映像をご覧ください。

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PFASへの対応について(2025年12月議会一般質問)

2025年12月議会の日本共産党・みよし剛史市議の一般質問です。

第一質問と答弁を掲載します。

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みよし剛史環境行政について、PFASへの対応について伺います。

 11月28日に「PFAS問題を考える福山連絡会」より、加茂川上流域におけるPFAS汚染の原因究明のための要望書が2256人分の署名とともに提出されたことが報じられました。要望項目では、北山地区における産業廃棄物処分場の浸透水及び浸出水のPFAS検査、及び河川のモニタリング地点の拡充、公費によるPFASの血中濃度検査、出原浄水場までの地域における井戸水のPFAS検査、原因の特定と原因物質の除去、産廃処分場の設置を許可しないことが求められています。要望項目から見る住民の願いをどの様に理解しているか、市長の認識をお示しください。

 水道法で定められるPFOS・PFOAの水質基準は内閣府食品安全委員会が示した耐容一日摂取量(TDI)を根拠としていますが、同委員会による評価とりまとめ以降に明らかとなったエコチル調査では、母体の血中PFAS 濃度と子の染色体異常や脂質異常との相関が指摘されています。現状では人体への悪影響を否定するだけの知見は集積されていないと考えますが、認識をお答えください。

 血中濃度検査は自身の摂取状況を把握する「健康状態を知る権利」の保障であり、疫学調査の遅れている日本においては知見の集積の観点からも重要だと考えます。吉備中央町は独自の判断で血中PFAS 濃度検査を行い、健康影響評価のため有識者会合を設置する方針ですが、この判断の評価についてお示しください。加茂川流域周辺の住民に対して希望者には血中濃度を公費で検査すべきと考えますが、ご所見をお示しください。また、飲用井戸水等の再調査は必要ないと判断しているようですが、理由についてお答えください。

 「PFOS 及び PFOAに関する対応の手引き(第2版)」では、PFOS 及び PFOAの排出源となり得る施設として廃棄物処分場を挙げています。過去に廃棄物処分場における浸出水中PFASの調査が大阪府、兵庫県、千葉県、岩手県などで行われ、調査結果から一廃処分場より産廃処分場における浸出水から高濃度のPFASが検出される傾向にあることが判っています。PFASが廃棄物処分場で検出され、かつ産廃処分場では高濃度に検出される傾向にある理由について、本市の認識をご説明ください。

 福岡大学名誉教授の樋口壯太郎氏による産廃振興財団WEB JOURNALへの寄稿文によると、管理型の産廃処分場において生じたPFASは、浸出水処理施設や活性炭吸着設備の活用と、電気化学処理によってPFASを完全分解することが可能であるとしました。一方で安定型処分場においては浸出水処理施設がないため管理型と同様の分解方法は不可能であり、仮にPFASが規制された場合、遮水工設置の義務化、もしくは安定型の廃止を含めた議論が必要になると指摘しています。安定型処分場で埋立てられる安定5品目にPFASが合有・付着している事実、展開検査でPFAS の搬入を防ぐことは可能か否か、安定型処分場からPFASが流出している可能性について、それぞれ認識をお答えください。

 かねてから加茂川上流域におけるPFASの検出と北山地区に所在する安定型処分場との因果関係を指摘してきましたが、その可能性を否定できるものではないと考えます。ご所見をお示しください。

市長答弁

三好議員の御質問にお答えいたします。

始めに、PFASに関する要望については、河川のモニタリング調査において、指針値を超えるPFOS及びPFOAが検出される地点があるため、一日も早く不安を解消して欲しいとの思いから、提出されたものと思っています。

次に、人体への影響についてであります。

昨年度発表された母体のPFASばく露に関するエコチル調査の研究論文では、PFASの血中濃度と染色体異常との関連性をすぐに結論づけることはできないとされています。

また、脂質異常であっても疾病の発症やこどもの成長への影響を示すものではないとされています。

 

次に、血中濃度の検査についてであります。

本市が行った飲用井戸水等の水質検査結果は、暫定目標値を下回っており、環境省の見解に基づき、飲用しても健康に悪影響は生じません。

このことから、血中濃度検査に対して公費で負担する考えありません。

引き続き、保健師、管理栄養士が健康相談に応じ、住民の皆さんの健康不安の解消に取切組んでまいります。

なお、他自治体の対応については、実情に応じて適切に判断をされているものと思っています。

 

次に、飲用井戸水等の再調査については、国との協議により、これまでの河川のモニタリング調査結果で数値の増減はあるものの、季節変動の範囲内での変化とみること可能であること.「PFOS及びPFOAに関する対応の手引き(第2版)」に沿って飲用による健康への影響を考慮した対応を既に行っていることから、現時点では再調査を行わないことにしています。

 

次に、廃棄物処分場からのPFOS及びPFOAの検出についてであります。

「対応の手引き」では、水環境中への排出源となり得る施設として、泡消火剤を保有する施設や、フッ素樹脂類などの製造施設、紙・ゴム・プラスチック関連施設等が考えられ、これらの製品を処理した実績のある廃棄物処理施設についても排出源になり得るとされています。

 

次に、安定型最終処分場におけるPFOS及びPFOAの搬入制限については、現行の廃棄物処理法に規定はありません。

国からは、「安定型最終処分場に搬入される廃棄物について、展開検査の有用性などの実態把握や知見の収集を進めていく。」と聞いています。

なお、他都市では安定型最終処分場からの流出が確認されていることは承知をしています。

 

次に、排出源については、本市の場合、周辺の飲用井戸水等で暫定目標値の超過がないため、「現時点では、排出源特定のための調査は必要ない。」との国の見解を得ています。

再質問は、福山市議会の会議録や中継映像をご覧ください。

(議事録の更新は次回の定例会開催前になります。)

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2025年12月議会一般質問について

12月定例会での一般質問の日程と質問項目についてご案内します。

ぜひ傍聴にお越しください。

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2025.12.3日号 福山民報

福山民報2025.12.3-1550.pdfをダウンロード

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県民の願いを県政に要望

2026年度広島県予算への要望会を開催

11月21日、河村ひろこ・藤井としこ両県議が開催した広島県への予算要望会に、みよし剛史・塩沢みつえ両市議が県内市町の日本共産党の議員とともに参加しました。

各自治体の議員が持ち寄った要望をまとめて要望書として事前に県へ提出し、県は要望項目への文書回答を行いました。要望会では回答に基づいた意見交換が行われました。

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三原本郷の産廃処分場から流出する汚染水の問題や、深刻な鳥獣被害への対応、就学前までに止まっている子どもの医療費に対する県負担についての考え、公共交通への支援など、県民からの要望は多岐に渡り、広島県の各部署との質疑や意見交換は3時間に及びました。

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塩沢市議は福山市が昨年10月から始めた高齢者の補聴器助成制度の利用が700件以上にも上っており、利用者からは聞こえが改善したことによって会話が楽しめるようになったなど、多くの喜びの声が寄せられていることを紹介し、県としての制度化を進めることを求めました。

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みよし市議は、福山市で発生しているPFAS 問題への対応や、子育て世帯にとっても大きな負担となっている高い国保の引き下げ、全国最低水準となっている少人数学級の状況、福山港内港の埋め立て方針に関する県としての考えなどについて質しました。

その他にも様々な要望について県は回答に応じており、今後の議会活動に活かしていきます。

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◆要望の一部と回答◆

①福山市内河川でのPFASの監視地点を拡大し、モニタリングを強化すること。

【回答】引き続き福山市がモニタリング調査を実施・公表し、県は市からの求めに応じて必要な助言・支援を行いたい。

②LGBTQへの社会的な理解を深めるため、当事者理解と配慮ある対応についてのハンドブックの作成と普及を行うこと。

【回答】性的マイノリティの方が抱える困難や配慮事例などを紹介した啓発冊子の配布・活用を関係課と連携して進める。

③備後圏域では産婦人科医院の閉院が相次いでいる。産婦人科医を確保し、健診・分娩機能の拡充を行うこと。

【回答】国の医学部定員の議論を注視していくとともに、全国知事会を通じて定数維持を要望していく。県内医師の確保については医師の計画的育成や県外医師の招へい等に取り組む。

④県として18歳までの子どもの居場所となる児童館の建設を県内市町に促し、整備に係る財政支援を行うこと。

【回答】子育て支援の拡充を行う必要があると考えており、市町が必要と判断した場合は支援を検討したい。

中学校でも給食無償化を 請願署名3077筆を議会へ提出

11月26日、医療・福祉・中小業者・労働組合などの団体が加盟する「学校給食無償化を実現する会」から、「中学校も含む学校給食無償化を求める請願」が、3077筆の署名とともに福山市議会議長へ提出されました。

塩沢みつえ市議が紹介議員となり、議会事務局議事調査課が受け取りました。

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学校給食の無償化は全国で広がり、現在では全自治体の4割以上で行われていますが、国は2026年度から公立小学校での給食費無償化を協議・検討しています。

請願では、米をはじめとするあらゆる物価が高騰する中、学校給食は子どもたちの発育を保障するセーフティーネットの役割を果たしていることを指摘し、小学校部分に止まらず、市として中学校でも無償化を実施することを求めています。

また、給食食材への地場産食材、有機農産物の活用と、自校調理方式を堅持することも求められました。

請願は今後、本会議で取り上げられ、文教経済委員会で審議されることとなります。

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