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2007/9/4 第53回福山市母親大会

 9月2日、「生命を生み出す母親は、生命を育て守ることを望みます」のスローガンで毎年開催される、福山市母親大会が市内の樹徳小学校で開かれました。
 この大会は今年で53回目を数え、550人の熱気に包まれました。

 大会の午前には、「親子リズム」「教育」「暮らしと社会保障」「平和」と4つの分科会が開かれ、参加者らは関心のある分科会に参加しました。
 「暮らしと社会保障」の分科会では、福山医療生協の松山専務と、福山民商の中山事務局長がそれぞれ「後期医療制度」「逆立ち税制の現状」について報告。医療制度改悪や、後期医療制度による高齢者への負担増など、政府と財界によって社会保障への集中攻撃が行われている一方、バブル期以上の大もうけをあげている大企業が税金を負けられている実態が告発されました。
 
 また午後には、無言館の館主の、窪島誠一郎氏をむかえ、記念講演会が開催されました。
 無言館とは、長野県にある戦没画学生慰霊美術館です。
この美術館には、先の太平洋戦争で、志半ばで戦死した画学生100余名、600余点の遺作、遺品が展示されています。
 窪島氏は無言館を建設した理由について、「たとえ戦争体験者でなくても、戦争とまっすぐに向き合うために、戦場に散った多くの画学生たちの遺作を発掘することが、自分に与えられた役目だと思った。戦没学生の遺作を収集しながら、自分が置き去りにしてきた無言の風景と出会うことが出来た」と語りました。
 講演を聞いた60歳代の女性は、「夫を誘って参加しました。絵を描くことが、愛するものと共通の時間を過ごすという、氏の言葉に感動しました」と話していました。

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窪島氏の講演に聞き入る参加者ら=2日、市内小学校にて

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