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合併後も24万5千円の報酬  内海・新市町の二の舞を踏むのか!

 十二日に行われた、福山市と沼隈町の合併を協議する、法定協議会で、福山市と沼隈町との合併が〇五年二月一日を合併期日とすることが決められました。
 今後は十一月の臨時福山市議会、十二月の県議会で議決されます。
 日本共産党の村井あけみ委員は、これまで五回の合併法定協議会で、● 町民合意が得られていない ● 財政計画が不明朗 などの理由で拙速な合併に反対してきました。
 沼隈町の合併に伴い、現在十六人の町会議員は合併後に失職しますが、月額二十四万五千円の報酬は「行政推進員」として、〇六年三月末まで支払われます。
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一人月24万5千円 総額5488万円 失職後も議員報酬と同額
 今回提案された条例案は、沼隈町が合併した際、失職議員を行政推進員として市長が委嘱し、月額二十四万五千円もの報酬を支払うというものです。十六人の議員に十四ヶ月間支払います。福山市はこれまでも、内海・新市町の合併時に、失職議員に対して、1人当たり月額二十五万五千円、総額一億円に上る報酬を払っています。
 これに対して市民から「税金のムダ使い」と批判の声があがり、福山市民オンブズマン会議は、「違法な支出」として、市に返還を求める住民監査請求をおこしました。

沼隈町 行政推進員は設置するな!

 日本共産党福山市議団は、合併される住民の声を、行政に反映させるためには、合併特例法に定められた「地域審議会」を設け、報酬は、日額○○円と、審議会に出席した時にだけ支払われる、「費用弁償」*にすべきことを主張してきました。
 十二日の合併調査特別委員会でも土屋知紀議員は「行政上の決定権のない推進員に議員と同額の報酬を払う事は市民から批判をよぶ」と、制度を取りやめる事を強く要求しました。

広島県内の合併地域での失職後の議員報酬の例
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*費用弁償…一回会議に出席したら○○円支払うという、日当制のこと

2004/10/14 土屋とものり視察報告

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福山からは4人で参加しました(左から山岡さん、土屋市議、今沢さん、*撮影者は村上さん)

30回目の全国交流集会
 今年で30回目を迎える「道路公害反対運動全国交流集会」が静岡県市川市で10月9日、10日の2日間にわたり開かれました。台風22号の上陸のため、9日に予定されていた開会式や外郭環状線の建設現場の現地見学などは、あいにく中止になりましたが、10日には、全国で公害道路建設反対の運動をたたかう、多彩な運動が報告されました。概要をお知らせします。

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 10月9日(土)は、台風22号の北上に伴い、予定していた企画は全てキャンセルに。千葉県市川市のホテルで3時間の待機を余儀なくされたため、日本共産党市川市議団(人口45万人、定数42人中党議員5人、金子貞作団長)に市川市で計画されている外観道路建設問題について、現状と、問題点をレクチャーしてもらいました。

一メートル1億円!の外環道路建設

 千葉県市川市の住宅密集地を通る外環道路建設計画は、30数年前に都市計画決定された、道路公団がすすめる事業です。立案当時、「公害道路はいらない」と、住民・行政・議会ぐるみの反対運動は、国会を動かし、当時の金丸信建設相が、「住民がゴメンだというのなら取り止める」と答弁し、計画が凍結していました。 
 ところが85年には千葉県が、93年には市川市が「建設受け入れ」に転じ、現在は、行政も与党議員もこぞって「道路建設促進」の大合唱です。 
 道路建設予定地には、22万平方メートルもの縄文時代の遺跡が発見され、全て調査するには10年は必要と言われています。

環境汚染と財政悪化を引起こす

 外環道路は、総事業費1兆4500億円のうち、これまでに5000億円が投じられ、八割の用地買収が進められましたが、土地収用委員会はなく、事業はとん挫しています。費用対効果は、道路公団が民営化後示された資料では、日本一低く、環境影響評価もずさんで、公害対策は何も示されていません。
市川共産党市議団は、国の借金が1000兆円に上る中、計画の見直しを訴えています。

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「道路行政の民主的に転換をもとめて」
 2日目は、和光女子大学で、午前中は基調報告、午後は分科会が開かれ、道路政策の提言や、各地の運動の到達が報告されました。
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 和光女子大学十六階からの市川市内の風景

 基調報告は「道路行政の民主的に転換をもとめて」と題して、橋本良仁氏(道路公害反対運動全国連絡会事務局長)が行いました。

 橋本氏は「4月の圏央道あきる野の土地収用反対裁判の勝利判決は、住民の訴えを全面的に認めた画期的な判決だった。公害を発生する道路の建設は違法であることが認められた」と指摘。
 「住民無視の道路行政を続ける事は、国民の批判の高まりと、財政破たんでこれからは困難になる。行政も、道路行政の一定の手直しを余儀なくされ、種々の提言を出している。今後は、提言を、実効あるものにする闘いが必要だ」と報告しました。
 また集会では、川崎市で大気汚染公害裁判を闘っている、喘息患者さんが、酸素ボンベを抱えて運動の支援を訴え、命がけの粘り強い闘いに、惜しみない拍手が送られていました。
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会場は参加者の熱気であふれかえりました=10月10日、市川市

リーデンローズ危険ヶ所のアンケートのご協力を

リーデンローズ館内では、観客や利用者が転倒して大けがをする事故がたくさん起きています

日本共産党は、安全・安心して文化活動を楽しむため、転倒しないようにリーデンローズの改修を求めています。
そこで、リーデンローズを利用中に転倒して、怪我をしたり、危ない思いをした事のある人に、アンケートの募集をしています。どうぞご協力をお願いします。
アンケート下のような内容です。

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○質問1 リーデンローズで、けがをしたり転びそうになったことがありますか
    はい                 いいえ

○質問2 「はい」と答えた方   場所はどこでしたか?
ホールの階段    控え室     ホールの入り口
その他(具体的に記入してください)

○質問3 おけがをされた方 状況を教えてください
打撲    骨折    切り傷
その他(具体的に記入してください)

○質問4 治療とその期間を教えてください
老人医療   国民健康保険   社会保険   期間

○質問5 よろしければ、お名前と連絡先を教えてください。

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アンケートはダウンロードして、使用してください
こちらをクリック

アンケートの返信は、084-952-2660へFAXください。
ご協力をよろしくお願いします

ビル・アパートオーナーのみなさん 共同住宅の水道料金が割引になる制度があります

アパートや、ビルを管理している人で、水道料金が高いと感じる事はありませんか?

アパートなど共同住宅では、場合によっては、水道料金が割引になる、制度があります。
アパートやビルなどで、1個の水道メーターで、2戸以上が、住居や事務所として入居して水道を使用している場合、全体の使用水道量をビルオーナーや、家主さんが、まとめて水道料金を支払っている時は、
料金が割引になる(共同住宅の制度)場合があります。ただし割引になるためには、次の条件が必要です。
●各戸に水道の蛇口がある場合
●それぞれの使用者が別になっている場合
●水道を使用する人ごとに、水道局のメーターが設置されていない場合
※ 百貨店・スーパーマーケット・工場には適用されません。

3万円5千円余も割引になる例も

 例えば、毎月の水道使用量・下水道使用量が、160?で、アパートの戸数が7戸の場合、水道・下水道料金の合計は3万1689円になります。
 これが、この制度が適用されていないと、アパートの戸数は1戸と見なされるため、6万6801円の合計請求額となり、3万5112円、余分に支払う事になります。
市内で現在、この制度が適用になっているのは、2万1557戸、2329件です。

 この制度は、申請しなければ適用されません。
心当たりのある人は、市水道局へ問い合わせ、共同住宅の制度の申請をしましょう。

℡【084】928‐1515
市水道局のホームページでも水道料金の試算ができます。
福山市の水道局へジャンプ

2004/9/17 歩行者優先の道路を求め歩道設置の署名提出

 九月十七日、新涯町の、新涯大橋の歩道の設置を求める署名の第一次分、百八十一人分を福山市長あてに提出しました。
 町内の住民がかねてから要望していたもので、土屋とものり市議と、高木たけし市議が同席しました。 
 新涯大橋は、新涯四丁目と二丁目をつなぐ福山市が管理する橋で、箕島工業団地への大型車や、通勤者などの交通量の多い橋です。登下校時間帯には、多くの子どもが自転車や徒歩で渡ります。
 ところがこの橋には、歩道が途中までしかなく、自転車で橋を渡ろうとすると、車道を通るしか方法がありません。
 トラックに幅寄せされて転ぶなど、事故の危険性があるため、周辺住民から土屋市議に相談が寄せられていました。
相談の結果、署名を集めて行政に要望しようと話し合い、町内会や、友人・知人を通じて署名を集め、今回の歩道の設置を求める申し入れに至りました。
 要請行動では土木担当部長が応対し、「現状はとても危険。どういう方法で解決するか、検討する」と答えました。

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↑ 自転車は歩道がないので車道を走るため危険です

2004/9/26 福山市民オンブズマン会議が国保学習会

9月26日、「福山市民オンブズマン会議」が、国民健康保険税・資格証明書の学習会をひらき、市内全域から60名が参加。
日本保険医協会や福山医師会、福山民主商工会、介護施設など、幅広い分野からの参加がありました。
 福山市議会からは、日本共産党福山市議団の村井あけみ、土屋とものり両市議、緑風会から桑田まゆみ、太田ゆうすけ両市議が参加しました。
 福山市民オンブズマン会議の渡辺靖之氏、数野博氏の報告の後、参加者から発言が続出。活発な意見交流の場となりました。

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資格証明書・短期被保険者証交付の現状と問題点

 提案者の渡辺氏は、国民健康保険事業の推移を示し、2001年10月1日から、資格証明書の発行を、国が義務化したこと、福山市の資格証明書発行が、この年から急増していることを明らかにしました。また、2003年8月31日時点での、資格証明書を発行された人の病院への受診状況は、極めて低いことを、具体的に数値を示しながら説明しました。
 そして、資格証明書や短期保険証の発行状況は、自治体によって大きな格差があることを示しました。
 参加者からは、「資格証明書発行という、保険証の取り上げ画されているということは知らなかった」という驚きの声も上げられていました。
 村井あけみ市議は、「資格証明書発行が義務化されたときに、国会では、悪質滞納者に限るとの付帯事項がつけられた。福山市は、収納率向上政策として、一年以上の滞納者に、機械的に資格証を発行している。この行政姿勢が問題だ」と指摘しました。
 
「安心感」のもてる、スウェーデンの福祉・理念
「命のさたも金次第」のアメリカの医療実態

 数野博氏は、スウェーデンでは、全ての国民に無料で医療が保障されており、国民が安心感を持っていることを紹介しました。
 アメリカの医療をめぐる状況は、貧困層に対する医療の保障はあるが、国民の75%は無保険で、お金があれば高度な医療も受けられる「命のさたも金次第」の国です。
 日本は、皆保険制度の下で、国民一人当たりの医療費は先進20カ国で一番低く抑えることが出来ているのに、アメリカ形医療の方向へ向かっているのはいかがなものか。本来、医療などの社会保障、環境、教育は国が責任を持って保障すべきもの。
国民健康保険事業は、社会保障であり、資格証明書の発行で医療が受けられないのは問題だ、と指摘しました。
 会場からは「高い国保税を下げるにはどうしたらよいか」と質問が出され、土屋とものり市議は「六月議会に、市民から国保税引き下げの請願が提出され、日本共産党は、引き下げの議案提案を行った。日本共産党以外の議員さんは全員反対し、否決された。ほかの議員さんも賛成してもらえるよう働きかけ、力をあわせて国保税引き下げを実現しましょう」と提案しました。

2004/9/22 リーデンローズ危険ヵ所 安心して楽しめる公共施設に

 今から十年前に、約百五十二億円を費やして建設された、福山市が誇る文化施設、リーデンローズ。『税金のむだ使い』の代名詞になった十二億円の陸橋はよく知られていますが、リーデンローズ館内では、観客や利用者が転倒して大けがをする事故が多発しています。
 この問題について、九月二二日の予算特別委員会で、土屋知紀議員が取り上げ、質問しました。概要を報告します。

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事故続きのホールの階段

リーデンローズ大ホールの、一階通路の階段は、配列が不規則になっています。大ホール中央通路の階段の中段から後段は、階段の幅と高さが段差ごとに異なる配列のために、階段につまずきやすいのです。
そのため、八十歳代の女性は、階段につまずいて足を傷め、五年間も通院しています。
また、別の女性は転んで、ひざの皿を割る大けがをしました。
日本共産党に寄せられた情報だけでも、階段につまずいて、転んで負傷した人は、すでに亡くなった人を含めると、二十人以上おられることが判明しています。
利用する市民が、安全で安心に楽しめる場所が公共施設であるべきですが、度重なる傷害事故を起こす施設は、構造に問題があります。これまでの事故の件数を問い質しました。

通路の階段は、不規則で、高さも違い、歩きにくくなっています

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「ホール全体で37件の事故発生」

市教委は、負傷事故は、ロビーで十五件、大・小ホールで六件が発生。館内全体では、三十七件が発生している、と答弁しました。
 これまで転倒して被害を受けた人達が中心になり、今年の一月二十三日に、ホール観客席通路の改修を行うことと、公共施設での傷害事故に関する保障制度をつくることの二点について、安原前市議とともに要望書を提出していました。
ところが、要望書の正式な回答は、一度もありませんでした。
 そこで、改めて、事故が起こりそうな場所の総点検と、通路の改修を求めました。

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福山市に改修を求め、申し入れを行う事故被害者ら=04年、1月23日

「改修や総点検は考えていない」

 ところが、市は、「館内は、基準に基づいて建設されており、問題はない」と答弁。「危険ヵ所の改修と総点検は、行わない」と答えました。

転倒した場合の保障の充実を

 福山市には、『福山市市民活動総合保障保険制度』という制度があります。この制度は、ボランティアなど市民活動中にけがをした場合に適用されます。この適用範囲を広げ、けがをした場合の補償を求めましたが、「適用できない」との冷たい答弁でした。 
 日本共産党は、命が大切にされる福山市をつくるため、危険ヵ所の改修へむけ、今後、全力でとりくみます。

2004/9/14 日本共産党福山市議団 台風被害で緊急申し入れ

台風16,18号の深刻な被害が広がっています。
日本共産党福山市議団(村井あけみ団長、川崎誠市議、高木たけし市議、土屋とものり市議)は、鞆町、松永町、新涯町、内海町など被災地の現地調査を行い、災害に遭われた市民の方を激励。その声をもとに、14日に、羽田皓新市長に緊急申し入れを行いました。

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羽田新市長に申し入れ書を手渡す日本共産党福山市議団

 台風被害の問題は、9月17日に行われる、市議会本会議で、高木たけし市議が取り上げます。

申し入れの概要は以下の通りです。
内海町
 内海町では、横島、田島に南東、南西の強風が当たるところの県道は、ずたずたに分断されています。

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海壁に穴があいたり、亀裂が生じたところから、道路下の土石が流失したためか、すっかり崩落した道路下は大きな空洞になっていました。

内海町の災害復旧について

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1 県道の損壊について、現状復帰に留まらず、道路改良を緊急に行う  こと
2 岸壁に欠落や空洞のあるところは損壊の危険性があるので、あわせ  て改良すること
3 南西、南東の強風があたるところは、県道沿いに消波ブロックを設  置し、道路損壊を予防すること
と要望しました。

鞆町原地区の災害復旧について

漁港整備が遅れている原地区では、護岸が築かれていないところがあり、床上・床下浸水被害が深刻です。
そのため、

1 原漁港の整備を急ぎ、護岸を設置すること
2 強制排水ポンプを設置すること
3 側溝など海水が逆流しないよう、逆流防止弁を早急に設置すること
4 道路や敷地下の土石が生みに流出して空洞化していないか懸念され  ます。そのため、海水が浸水し、高潮時には、道路や側溝から、海  水が吹き出る状態ではないかと心配されています。早急に対策を行  うこと
と要望しました。

また新涯町の災害復旧について、

1 新涯2丁目の護岸の堤防の嵩上げをおこなうこと

を要望しました。

福山市議会9月議会の傍聴にお越しください

 羽田新市長になり初めての定例議会が開会されました。
日本共産党からは、高木たけし市会議員が代表質問を行います。
9月17日(金) 午後1時からの予定です。
福山市議会で誰でも傍聴できます。多数お誘いあわせのうえ、こぞって傍聴にお越しください。
質問項目は以下の通りです。

質問項目
1 市長の政治姿勢について
 ◆憲法改悪を許すな
2 医療・福祉行政について
 ◆国民健康保険税について
 ◆介護保険制度について
 ◆生活保護行政について
 ◆乳幼児医療費助成制度について
3 衛生行政について
 ◆RDF事業について
4 教育行政について
 ◆少人数学級について
5 建設行政について
 ◆大型道路建設について
 ◆危険箇所改善について
 ◆鞆の浸水被害対策について
 ◆鞆の浦の埋立て架橋計画について
6 商工・労働行政について
 ◆住宅リフォーム助成制度について
7 同和行政について

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みなさまからの切実な要求を新市長に力いっぱいぶつけるために、全力で準備に取り組んでいます。
どうぞお気軽に傍聴にお越しください。

RDF製造工場の排出ガス測定値 一部が公開される

 4月から本格稼動が始まった、箕沖町のRDF工場(ゴミ固形化燃料工場)が排出する、排出ガスの測定値が、8月30日の民生福祉委員会で報告されました。
 6月本会議で土屋とものり市議が、「環境に悪影響の物質の測定結果を公開せよ」と要求していたものです。
 ところが、委員会に提出された資料はは(図1参照)、ばいじん、硫黄酸化物、窒素酸化物、塩化水素の4種類の物質の4月から8月の最小値と最大値と排出ガス遵守値しか提示されていませんでした。
 土屋市議は「提示された資料では人体に有害な影響を与える排出ガスが、どれだけ出されているか全く分からない。市民の健康を守る立場から、毎日の排出値をグラフにして詳しく開示せよ」と追及。市当局は「検討する」と答弁しました。
 RDF発電事業は未完成な技術で、全国でも事故続きです。
故障も多く、修理・維持費に今後どれだけ市民の税金が投入されるかまったく分かっていません。
引き続く厳しいェックが必要です。
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市議団の紹介
塩沢みつえプロフィール みよし剛史プロフィール

仁比そうへい 活動日誌

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