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2016年9月議会一般質問(5、教育行政③学校統廃合計画)

土屋とものり市議 教育行政について学校統廃合計画について質問します。

 枝広市長は、オフィシャル・ウェブサイトで、学校統廃合の問題について思いをつづっておられます。

 それによると、「計画ありきで進めるのは避けたい」とし、「授業参観をしたり、一緒に遠足に行ったり、ディスカッション」などで、「不安をもつ親御さんに対して、統廃合先の教育現場と交流をする機会を作ってはどうか」と提案しています。

 このサイトを見た保護者らは、「統合先とディスカッションといっても、保護者の不安は解決できない」「人数が多ければ、様々な経験を積むことができるというが、個を大切にしてくれる今の学校環境を残してほしいだけなのです」と話していました。

 現在の小規模校に通う子ども達の中には、いじめや不登校などの困難を抱え、「ひとり一人を大切に丁寧な教育をする学校へ行きたい」との教育的配慮から、学校選択制を活用し、移住や転校した家庭もある、とのことです。

 そのような子ども達にとって、統合先との多人数での「交流」や 「ディスカッション」は、教育的配慮にはなりません。認識をお示し下さい。

 また、「学校がなくなると、地域が衰退する」との、住民らの不安に対し、「学校だった場所が、高齢者施設やアートの発信基地になる場合もある」「学校じゃないと地域が廃れるという固定観念は勇気をもって捨て」ようとも言いますが、保護者らは「乱暴な見解だ」「学校が、他の用途に活用されても地域に、子育て世代は住み続けられない」などの意見が、寄せられています。

 この計画には、全ての対象校の関係者らが、反対を表明していますが、市長は総体説明で、「対話を大切に」すると表明されていました。住民意見を取り入れ、地域再生を進める拠点として学校を存続させるよう、現計画の白紙撤回を求めますが、ご所見をお示し下さい。

 

答弁:次に,学校規模・学校配置の適正化計画についてであります。

 本市の小中学校においては,昨年度から,小中一貴教育の取組の中で,中学校区内の小学校と中学校,及び小学校問の合同疲業や合同行事などを通し,学習に広がりを持たせたり,互いの交流が深まるよう,取組を進めております。

 こうした取組により,再編対象校においても,学校の枠を超え,児童生徒相互の理解が深まるものと考えています。

次に,現計画を撤回することについてであります。

 今日,少子化に伴い,学校の小規模化が急速に進んでおり,学校再編は,避けては通れな.い課題であります。

 子どもたちには,友達との話合いや議論を通し,自分なりの考えを導き出す力が,今後,ますます求められてきます。

学校規模を適正化することで,教員体制が充実し,とりわけ中学校においては,全ての教科に,常勤の教科担線を配置できるようになります。


土屋とものり市議 次に、学校再編の目的について伺います。

 2016年度6月議会本会議の、わが党への答弁で、学校再編について、「老朽校舎の建て替えが今後相次ぐことが見込まれる中、今の教育を、将来に亘って維持し、向上させていくためには、再編は避けては通れない」としています。

 また、新聞報道では「教育予算を効率的に使う必要がある」と住民へ説明したと報じられていますが、財政を理由に、子ども達や地域住民に過大な犠牲を課すことは、許されません。

 これまでの議会答弁では「あくまで子どものために再編を進める」とのことでしたが、同計画の真のねらいは、財政削減が目的ではありませんか。お答え下さい。

答弁: また,時代に対応した学校設備の充実やICT機器の導入に向けた検討,老朽化した校舎の建替えなど,良質な教育環境を維持し,向上させるためには,今後,膨大な財政負担が生じることが見込まれます。

 学校規模を適正化するととにより,効果的な教育費の投入が図られ,将来に亘って,持続可能な教育が実現できると考えています。

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