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2008/11/9 子どもの放課後の安全で有意義な居場所づくりを市に要望

 放課後児童クラブ連絡会が4日、市に対し署名3,346筆とともに「子どもの放課後の居場所の施設整備と内容の充実を求める要望書」を提出しました。
 申し入れには、日本共産党市議団が同席しました。

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 小学生2人のお母さんは、「2人あわせると6年間、クラブにお世話になっています。指導員の先生は子どもたちが安全に過ごせるようにと一生懸命にがんばってくださっていてたいへん感謝しています。しかし、子どもの人数がとても多いため遊び場の制限や、してはならないことなどの約束事が覚えきれないほどたくさん書いてあり、子どもたちはクラブで過ごすことにきゅう屈感を覚え、ストレスを受けているのが現状です。子どもにとってクラブが楽しくない場所になっていて、指導員さんの努力に感謝しながらも、この現状をたいへん残念に思います。ゆとりのあるクラブにするために、多人数クラブの解消を市として取り組んでください」と訴えました。

 福山市の放課後児童クラブは、平日は午後6時まで開設されるようになりましたが、その時間までに保護者が迎えに行くことができない場合は、その児童は安全確保の理由から午後5時前にクラブから帰らせることになっています。
 放課後児童クラブは小学3年生までが対象であり、4年生以上の子どもは公的な居場所を保障されていません。
 お母さんからは「子どもたちは一人で家にいるのはつまらないので、友だちと遊び場をみつけます。マンションの1階フロアーでたむろしていると管理人さんから追い出され、マンションを渡り歩いたりしています」と話しました。

 すべての子どもが放課後を安全に楽しく有意義に過ごすことのできる居場所を自治体が責任を持って作ることが切実に求められています。

 福山市は、日本共産党市議団の議会質問に対し、「児童館の建設は考えてない」とし、「既存の公共施設の多面的な活用で対応する」との答弁を繰り返しています。「既存の施設」とは公民館などがあげられます。
 ところが、実際には、公民館を子どもだけでは使用することはできないのをはじめとして、子どもたちの放課後の安全な居場所づくりの施策は市としてほとんど実施されていません。

 連絡会の代表は、放課後児童クラブの41人以上の大規模クラブ(国の基準)の分離・増設、放課後児童クラブの開設時間を保護者の実情と要望にそい午後7時までとすること、子どもたちの放課後の居場所作りを市として総合的に検討し整備することを要望しました。

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