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2007/9/3  ストップ鞆港埋め立て計画、考えよう海、まちの環境を

 瀬戸内海の環境を守る運動を続けている瀬戸内の運動団体が、環境問題について議論し、交流する住民集会、第30回瀬戸内住民集会IN鞆の浦が、1、2日の両日、鞆町の鞆港民間で開かれました。
 瀬戸内の環境を守る連絡会が主催したもので、中四国や近畿地方で環境運動に取り組む学者や専門家ら、約60人が参加しました。
 集会は1972年から、毎年、瀬戸内地域で開かれ、鞆の浦での開催は01年に続いて2回目になります。
 
 1日目の基調講演では、住民団体が鞆港の景観を守るため、埋立て架橋計画の中止を求め、広島県を相手に争っている差止め訴訟の意義について、弁護団の末崎衛弁護士から報告がありました。
 末崎弁護士は、裁判の経緯と概略について説明し、裁判官に鞆の浦の価値を分かってもらうことの大切さを説明。そして、「この裁判は、日本の文化の成熟度合いが問われるバロメーターになる。国内外のたくさんの人が、裁判所が景観と文化を守ることをどう判断するか、注目している。裁判所が世界に恥ずかしくない判断を示すよう、大きな運動を起こそう」と呼びかけました。
 また、原告団の大井幹夫団長は、「福山市は歴史的資源を後世に伝える、と言っている。ならばなぜ鞆港を埋め立てるのか。埋立では、鞆の町が抱える問題は何も解決しない。鞆港を残すことが、われわれの使命と思って頑張る」と力強く述べました。
2日目には、参加者全員の賛同により、鞆港埋め立て架橋計画の中止を求め、裁判を支援するアピール文が採択されました。
 集会には日本共産党から、辻つねお県議、村井、高木、土屋、式部福山市議も参加しました。

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参加者からは埋め立て架橋に反対する意見が相次ぎました=1日、鞆公民館にて

2007/8/31 傍聴におこしください 日本共産党代表質疑は9月7日

 9月定例市議会が始まりました。
おさそいあわせて、傍聴におこしください。福山市役所議会棟にて傍聴できます。

日本共産党 代表質問
9月7日(金) 午後1時からの予定
高木 たけし市議会議員が質問します

【主な質問項目】

▼ 市長の政治姿勢について
〇 参議院選挙の結果について
〇 地球温暖化対策
〇 個人情報保護について
▼ 福祉・医療行政について
〇 介護保険制度について
〇 障がい者施策について
〇 国保行政、後期高齢医療制度について     
               その他
▼ 商工労働行政について
〇 個人住宅耐震補強補助制度について
〇 市民の多重債務の解消について
▼ 建設・都市行政について
〇 鞆港埋め立て架橋問題について
〇 道路行政について
〇 駅前再開発事業について 
〇 農業政策と圃場整備について
▼ 教育行政について
〇 公立学校施設の耐震化推進計画について
〇 放課後児童クラブについて  
▼ 人権・同和教育行政について

質問項目は予告なく変更する可能性があります。
ご了承下さい。

2007/8/30 福山市に環境に関する意見や提案を送りましょう

ご意見募集中
 福山市はこれから、「福山市環境基本計画」を作ります。
これは、環境への負荷を減らし、豊かな自然を残すために、今後の市の施策を、環境に配慮した、総合的な計画を作ろうというものです。日本共産党は、この計画が真に環境破壊を食い止められる実行力のあるものとなるよう力を尽くしています。 
福山市はこの計画を作る上で市民から意見を募集します。
みなさんの環境問題に対するご意見や提案を福山市に届け、よりよい計画となるよう、力を合わせましょう。

意見の送り先
締め切りは11月30日(金)

【方法1】意見を書いてファックスで送りましょう
(下面をダウンロードして活用しても結構です)
●ファックス番号 084-927-7021  環境保全課宛
【方法2】意見を書いて、郵送します
●郵送先 〒720-8501 福山市東桜町3番5号 福山市役所 環境保全課宛
 (様式は自由です。下面書式を活用しても結構です)
【方法3】インターネットを利用する方法
●福山市ホームページから、専用の投稿フォームを利用します
福山市ホームページのURL  http://www.city.fukuyama.hiroshima.jp/
【トップページ】→【環境】→「環境に関する提案の募集」をクリック
【方法4】窓口に直接とどける場合
●市役所8階、環境保全課に直接お持ち下さい。 
(様式は自由です)

どんな意見を書くの?
●福山の、環境政策【大気、水(河川や港湾)、土壌や騒音、振動、景観など】に対する意見や要望、提案などをお書き下さい。
●環境にやさしいエネルギーの活用についての提案
●ごみの減量や地球温暖化対策、環境啓発イベントの提案
●その他、「福山の環境に対する提案」ならどんな事でも構いません。
  市政に反映させたい提案をお寄せ下さい。

提案用紙のダウンロードはこちらから

2007/8/24 市議団が放課後児童クラブの実態調査

24日、川崎誠、高木たけし、土屋とものりの3人の日本共産党福山市議は、定員超過で詰め込み保育が問題になっている市内の放課後児童クラブの現地視察を行いました。

この日は、南、曙、新涯小学校の放課後児童クラブをそれぞれ視察。現場での課題や、実態を調査しました。

南小学校の児童クラブは、夏休みの間は通常の倍の人数の子どもがクラブに通っています。この日は、登校日だったために、30人くらいの利用が見られましたが、空き教室を利用したクラブにいっぱいに入った子どもたちは、狭いスペースでけんかが絶えない状態でした。放課後児童クラブの指導員は「クーラーがつき快適になってありがたいが、勉強スペースが限られており、なるべくゆったりしてあげたい」と話していました。

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指導員に話を聞く川崎、土屋両市議=24日、南小学校放課後児童クラブにて

曙小学校の放課後児童クラブは、83人定員と、ここも過密状態でした。
所要でクラブに出向いた福山市の指導主事は、「子どものスペースには課題がある」と話していました。
新涯小学校の放課後児童クラブは、しないでも有数の大規模クラブです。専用のプレハブ校舎を利用していますが、この日は、70人の子どもが利用していました。指導員は「普段は90人が活用し、トイレも遠くにあり、雨が降ったらびしょびしょにぬれてしまう。手洗い場も近くになく衛生的に問題がある。子どものスペースも狭い」と話していました。
新涯小学校の放課後児童クラブの子どもは座ると隣の子どもに体が触れるほどのスペースで勉強などをしていました。
 市内では、放課後児童クラブの利用が増加し、大規模なクラブの子どもの居場所を確保することが課題となっています。

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子どもたちは小スペースで窮屈そうでした=新涯小学校放課後児童クラブにて
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新涯小学校の概観を調査する高木たけし市議

市民要求懇談会 おさそいあわせてご参加ください 8月27日、28日開催

 9月定例市議会が近づいてきました。日本共産党福山市議員団は、議会の度ごと、市民のみなさんの切実な声を議会に届けて論戦を積み重ね、ひとつひとつ、要求実現を進めて来ました。
 あなたの願いを実現させるためには、9月議会の論戦と、この秋の運動が大きな力になります。
 おさそい合わせて、市民要求懇談会に、ぜひご参加ください。
ご一緒に、あなたの願いを語りあいましょう。
要求運動をひろげ、あたたかい市政を実現しましょう。

【主催】 日本共産党福山市議会議員団 
☎ 084(952)2662(日本共産党東部地区委員会) 
☎ 084(928)1123(市議会共産党控室)

8月27日(月)●午後2時~ 議会棟3階
8月28日(火)●午後7時~ 民主会館
(注・昼間と夜とで、場所が異なります)

2007/8/15  戦争体験を継承し9条守ろう

 終戦62周年の15日、辻つねお日本共産党広島県議と土屋とものり市議は、福山駅北口で記念街頭演説を行いました。
 土屋市議は、安倍首相が進める「戦後レジーム」は、憲法で明記された国民主権、平和主義、基本的人権の尊重という、3つの近代原則を踏みにじり、戦前の軍国主義への復帰が狙いだということを述べました。また、党を作って85年間、どんなときでも戦争に命がけで反対した日本共産党の姿を訴え、支持を訴えました。
 辻つねお県議は、先の参議院選挙で自・公安倍政権が大敗したのは、安倍首相の掲げる「戦後レジーム」に国民が「ノー」を突きつけた結果だと指摘しました。
そして、靖国神社へ参拝し、先の侵略戦争が正しかったとする歴史に無反省な極右勢力「靖国派」は、アジアでも世界でも孤立している延べ、国民の大きな世論で、憲法九条を守り抜き、戦争勢力を追いつめよう、と呼びかけました。
 子ども連れのお母さんや、お盆帰りと見られる家族らから、盛んに手を振る姿が見られました。

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宣伝する土屋とものり市議=15日福山駅前、辻つねお県議撮影

2007/8/14 またもや水路転落死亡事故

 13日、午前8時50分頃、沖野上町の用水路中で65歳の女性が死亡しているのが、近所の住民により発見されました。東署の調べでは、発見場所から上流へ約1kmの野上町の市道脇水路の中に、この女性の自転車が転落しており、女性は野上町の市道から水路に転落し1km下流まで流されたとみられます。この市道そばには、町内の住民が良く利用するスーパーがあり、交通量の多い場所ですが、ガードパイプなど防護柵は設置されていません。福山市では、00年以降だけでも、28件もの水路や池、側溝への転落死亡事故が発生しており、本腰を入れた対策が求められます。

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野上町3丁目の水路転落現場を調査する共産党市議団。水路にガードレールはありません。

対策の遅れる水路転落事故
 女性が転落した水路は、幅3メートル、深さ1.2メートルで、水深は約30センチでした。市内では、水路に転落する事故が相次いでいたため、これまでに3年間で6億円の予算措置を講じ、さらに今年度は、1億4千万円余の予算を組み、水路転落防止策を続けていました。
新聞報道によると、市は、今回の事故現場では、防護柵を設置すると、車両の通行に支障がでるとの理由から、ガードパイプ等防護柵は設置していませんでした。
そのため、今年6月に、地域住民がガードパイプなどの防護柵の設置を要望していた矢先の事故でした。市の、対策への姿勢が問われます。
女性の発見現場の近所に住む70歳代の女性は「去年も犬の散歩中に事故現場のそばで水路に落ちた人が、川に流された。野上町の事故現場は以前から危ないと、みんな言っていた」と話していました。 また、60歳代の男性は「ガードパイプは必要。カーブなどで車が曲がりにくいなら、ネコ足にするなど工夫はいくらでも出来るはず」と話していました。

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女性が発見された沖野上町の水路。

5月に緊急申し入を行ったばかり
 日本共産党福山市議団(村井あけみ、川崎誠、高木たけし、土屋とものり、式部まさ子市議)は、5月に新市町で起きた小学生の水路転落事故について、水路の安全対策を求める、緊急申し入れを行ったばかりでした。
 申し入れでは、●地域住民から、危険箇所の情報を集めて官民共通の認識にし、解消のための対策を緊急に行うこと。●合併地域や周辺部では、危険対策が遅れていることからも、予算を抜本的に増やし、解消を図ること。など要望していました。
 福山市のように、毎年、水路転落死亡事故が起こる自治体は、全国でも例がありません。歩行者の立場に立った町づくりが強く求められます。

2007/8/7 公立保育所民営化問題―市立東深津保育所を民営化

8月3日、民生福祉委員会が開かれ、市立東深津保育所を民営化する計画が発表されました。
公立保育所を民営化すると、福山市が直接、保育行政に携わらなくなり、行政サービスは後退します。少子化時代だからこそ、公立も私立も保育事業を拡充する方向が求められる中、市の方針は逆行しています。民生福祉委員会での土屋とものり市議の質疑の概要を報告します。

 施設の老朽化対策のためと言うが…
 民生福祉委員会では、公立保育所を民営化するのは、●就学前児童数の減少、●施設の老朽化、●保育所への全員入所のため、保育内容の一層の充実向上を図るため、という説明でした。
 東深津保育所は、木造園舎で、築36年が経過し、現在90人の定員に対し74人の子どもが入所しています。
 市は、公立保育所を民営化しなければならない理由として「施設が老朽化したため、改築する必要がある」と強調していました。
しかし、福山市はこれまでにも、公立保育所を民営化せず老朽園舎を改築しています。質問に対し、公立のまま改修した保育所は、過去10年間で4園が改修されていることが明らかになりました。(99年柳津、00年水呑立正、04年西、06年西山手保育所)。
この事からも、『施設が老朽化したから民営化』という理由は成り立ちません。また、東深津保育所は、民営化以外の手法は検討されておらず、「民営化先にありき」という姿勢が浮き彫りになりました。

「市財政にメリットのあるよう(民営化を)すすめる」
「職員減で行財政改革につながる」―市答弁
―財政のつけを子どもに押し付けるな

 福山市は、これまで、保育所再整備計画と称して、公立保育所を4園を民営化しました。
日本共産党は、公立保育所の民営化は、市行政が直接保育行政に携わらなくなり、しかも保育主体が一度に変わるために子どもへの影響が大きく悪影響を及ぼすため、公立保育所の民営化には反対の態度をとってきましたが、福山市にとって、何が公立保育所を民営化することのメリットになるのか、質しました。
 すると、「(民営化すると)職員が減るので、行財政改革につながる」「公立と、私立が切磋琢磨して、公立保育所は今、市内に70ヶ所ある」「こういった状況の中でも、保育の質を保ち、質を低下させないために頑張るのが市の任務。今後、職員の退職が大量に出るので、保育所の数を減らしてでも、保育の質を確保する。市財政のメリットのあるよう(民営化を)すすめる」との答弁でした。
 公立保育所の民営化は、「行財政改革」の名の下に「人件費の削減」「財政支出の削減」が狙いであることが明白な答弁でした。財政の論理のみで、子どもに大きな負担を押し付けることは許されません。

2007/7/17 福山テレコム裁判 第6回目公判ひらかれる

 7月17日福山テレコム裁判の第6回目の公判がひらかれれました。
日本共産党福山市議団の川崎誠、土屋とものり両市議が、原告代表として、公判に参加しました。

 今回の公判では、裁判官が、判決準備のための原告と被告(福山市)両方の主張の論点を整理するためのもので、裁判官は原告に対し、福山テレコムが行った契約行為を違法とすることを求める請求でよいかどうか、確認しました。
 原告代理人の木山潔弁護士は福山市の契約と随意契約を行っていることに対する不当性を判断してほしいと話すとともに、「市が福山テレコムと契約をしていた理由について、稟議書に書いてあるはずなので、市は裁判所に稟議書を提出するよう」裁判官に求めました。
 被告である福山市の主張は、「平成12年と、16年の外部監査報告で原告がすでに福山テレコムの行為を知っていたので、監査請求することが遅すぎる」との理由で、裁判にならないと主張しています。
 裁判官は、被告の主張には触れず、稟議書を出すよう促しました。

次回の公判は10月9日の予定です。

2007/6/28 「人間らしく働ける社会を」「暮らしていける賃金を」

 参議院選挙の前進に向けて、沖縄を除く日本列島を東西二つのコースに分けて実施していた「全国縦断 日本共産党 青年学生キャンペーン」が、26日夜、福山で終結し、福山駅前北口でしめくくり演説が行われました。
 31歳の石村とも子参議院比例代表予定候補とともに7人の青年が演説に立ち、日本共産党への支持を訴えました。福山と広島15人の青年が参加し、土屋とものり市議が司会を行いました。
 このキャンペーンは6月6日からスタートし、創意工夫を凝らした目を引く装飾の「若者ホンネいっちゃおCAR」が全県を走行して、若者たちが自らの切実な思いを語った演説が注目と、共感を集めています。
 石村候補は、この日に参議院予定候補の2次分として発表されたばかり。「若者を使い捨て」にする働かせ方をやめさせ、正社員になれる道を保障することや、最低賃金を時給千円に引き上げさせる政策を示し、参議院選挙で、日本共産党の躍進を訴えました。
 この日は、7人の青年が発言。
二児の母親で福祉職場で働く女性は、子どもを抱えてマイクを握り、「介護の現場は、低賃金、劣悪な環境のうえ、介護保険法が悪くなり利用者も大変。政治を変えなければ」と訴えました。

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子供を抱きながら訴える女性=26日、福山駅北口
 就職活動中の26歳の元男性保育士は、「職場を1ヶ月で不当解雇され、現在団体交渉中。若者が人間らしく働ける社会を作るためがんばる」と力を込めました。
 無認可保育園で働く女性保育士は「低賃金、過密労働でいい保育がしたいという思いが実現できない。子どもと働く者を大切にする社会を一緒に作ろう」と呼びかけました。
 この日は、30人超の聴衆の姿が見られました。

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参加者全員で記念撮影

市議団の紹介
塩沢みつえプロフィール みよし剛史プロフィール

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