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強権的・不公平―マイナンバーカードの押しつけやめよ!(2022年12月議会報告)

岸田政権は、マイナンバーカードを取得させるために、きわめて強権的なやり方を続けています。

健康保険証の廃止許されない

政府は、現行の健康保険証を2024年秋に廃止し、マイナンバーカードに一体化する方針を明らかにしました。

国民皆保険制度のもとで保険証を廃止することは、カード取得の強制につながります。任意取得の原則を定めるマイナンバー法に違反し、憲法が保障する自己決定権にも反する重大な方針ですが、国会で議論することもなく閣議決定しました。

「カードを取得しない人はどうするのか」と日本共産党など野党に追及され、岸田首相は代わりの制度をつくると答えましたが、今の保険証を廃止しなければ良いだけのことです。

日本共産党市議団は市長に対し、「政府に健康保険証廃止の撤回を強く求めよ」と要望しましたが、「撤回を求めることは考えていない」との答弁でした。

マイナ保険証 メリットなし9割

政府は、マイナンバーカードの保険証利用にあわせて、医療機関には今年3月末までにオンライン資格確認システムの導入を原則義務化しました。

全国保険医団体連合会が昨年末に実施した調査によると、8681の医療機関のうちシステムの運用開始済みは24%、準備中55%、導入しない・できない15%となっています。

「必要性ないが義務化されたから」が9割に上る一方、導入コストが補助金額を上回ったのが54%、運用開始後のトラブル発生が41%と、必要性もないのに医療機関が負担を強いられているのが実態です。

地域の医療機関が廃業のおそれ

導入しない理由は費用面や「情報漏洩、セキュリティ対策が不安」「対応できるスタッフがいない」が半数以上で、愛知保険医協会の調査では12%が「義務化されると廃業せざるを得ない」と答えています。

日本共産党市議団は、「地域医療に深刻な影響を及ぼす」と指摘し、義務化の撤回、少なくとも実施時期の延長や義務化の免除対象の拡大など抜本的な見直しを政府に求めるよう市長に要望しました。

しかし、「導入のメリットは大きい」として「国に撤回を求めることは考えていない」との答弁でした。

市内で導入ずみの医療機関は289(2022年11月20日時点)で、3割程度にすぎません。保険医協会のアンケートでは、導入を準備中の医療機関でも5割が3月末までに間に合うかは不明と答えています。

政府の強硬策によって、患者や医療機関にしわ寄せが生じる恐れがあるのに、市長の答弁はあまりに無責任です。

プライバシー侵害 情報漏洩の恐れ

マイナンバーを保険証として利用するには、顔認証システムを利用するため、精細な顔画像が集積されることになります。日本弁護士連合会は、プライバシー権の侵害や国家による市民の監視に使われる危険を指摘しています。

また、オンラインのマイナポータルに登録が必要ですが、DVや虐待の被害者が加害者に自身の情報を閲覧される可能性があるなど、生命にかかわる情報漏洩の危険もあります。

被害者の方は健康保険証の発行元(健康保険組合など)にご自身の情報がオンライン資格確認で開示されないよう不開示措置の届出が必要です。詳しくは、福山市ホームページをご覧ください↓

https://www.city.fukuyama.hiroshima.jp/soshiki/hokennenkin/257097.html

不公平な利益誘導

岸田政権は、カードの交付率が高い自治体ほど優遇するという露骨な財政誘導をしています。

その結果、岡山県備前市は家族全員がカードを取得した場合のみ保育料や給食費を無償化する促進策をとり、不公平だと大きな批判をあびました。

福山市も、物価高騰対策としてカードを取得した人だけに5千ポイントを給付します。

日本共産党市議団は、「行政サービスが公正平等に提供されず、不合理な経済的不利益を受ける市民が生じる」と指摘し、抜本的な見直しを求めました。

カードの取得を拒否する理由には、情報漏洩やプライバシー侵害、番号制による監視・統制社会などへの恐れがあります。

「強制やめよ」と声をあげ、選挙で岸田政権にノーを突きつけることも必要です。 

市議団ニュース2023.1.25

news2023.1.25.pdfをダウンロード

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福山民報2023.1.18日号

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福山民報2023.1.181521.pdfをダウンロード

寄せられた声にこたえます!要求実現に全力

日本共産党は、地域の危険な場所など住民から寄せられた声をもとに、行政に対策を求めて改善に取り組んでいます。

アンケートに取り組む

日本共産党福山市委員会は、昨年末に配布した住民アンケートで地域の要望を自由に書いてもらうよう質問項目を設けました。

横断歩道や停止線などの引き直しや路面の補修、カーブミラーや信号機の設置など、これまでに229件の要望が寄せられています。

要求運動をひろげる 

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日本共産党の城北支部は、北本庄町の三差路にカーブミラーをつけてほしいと回答した人に連絡をとり、周辺の住民にも話を聞きました。「自分も前から危ないと思っていた」などの声があがったため、「カーブミラー新設を求める有志の会」を結成。高木たけし市議と連携し、福山市の道路整備課に申し入れをしました。

担当課長は「現地を視察する」と応じました。

瀬戸支部はJR備後赤坂駅のエレベーター設置の署名に取り組むなど、各地で要求運動を広げています。

県政に挑戦し防災の強化を

河村ひろ子市議・県議予定候補は、久松台の急傾斜地を視察し、広島県に崩壊対策工事を求める住民の声を聞きました。

河村氏は、「広島県は土砂災害の危険箇所数が全国で一番多いのに、砂防予算を減らし続けてきた。県の災害対策予算を恒常的に増やすためにも、日本共産党の議席確保に全力で頑張る」と決意を述べました。

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日本共産党は、住民の声にもとづいて政治を動かすために力を尽くします。

要望があれば、ぜひお寄せください(084-952-2662党事務所)。

2022年12月議会だよりをご覧ください

2022年12月議会で、日本共産党市議団が質問した内容をお知らせしています。

給食費の無料化、18歳まで医療費無料に、待機児童の原因である保育士不足の対策など子育て支援を求めました。

財源についても示しています。

ほか、補聴器の購入補助、中小業者の支援、介護保険制度の改悪反対、公共交通の充実、学校での包括的性教育、学校施設や公民館の廃止について。

市内のご家庭に配布しています。郵送をご希望の方、自宅のまわりなどに少しでも配布にご協力いただける方がおられたら、ぜひご連絡ください。

info@f-jcp.com

2022.12オモテ面.pdfをダウンロード

2022.12ウラ面.pdfをダウンロード

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2023年迎春―あけましておめでとうございます

Minpou1520河村ひろ子(広島県議会議員予定候補・福山市議会議員)

新しい年が始まりました。

「タガが外れた政権」を終わらせるために、4月の県議選で何としても勝ちたいと決意を新たにしています。

岸田政権の軍事費大幅増、国民への大増税、敵基地攻撃能力、原発推進など、コロナと物価高騰で疲弊している国民に冷や水を浴びせ、利権にまみれ戦争への道へ突き進む。あまりにも冷酷な政治に強い怒りを覚えます。

地域を歩いたり、宣伝をしたりしていると「生活が苦しい」「岸田首相の暴走を止めんといけん」と、日本共産党への期待の声が寄せられます。

岸田政権の危険な動きを知らせ、平和と暮らしを守る日本共産党の政策を街のすみずみまで伝えなくてはと思います。街頭宣伝、地域の声を聴く訪問や集いをどんどん取り組みます。ぜひ、ご一緒に日本共産党の「風」を吹かせましょう。

私が日本共産党に入党したのは「平和を守りたい」から。平和を守り、希望ある未来を子ども達に手渡したい。全力で頑張ります。

つねお(広島県議会議員)

県議会議員7期28年間、大変お世話になり、ありがとうございました。

この間、唯一の野党として、大型開発事業の無駄遣いをやめ、福祉・教育・くらし支える予算にまわせと頑張ってきました。

県議会に日本共産党の議席がどうしても必要です。この議席をぜひ、引き継がせてください。

みよし剛史・高木たけし(福山市議会議員)

大軍拡大増税、原発再稼働、マイナンバーカードの事実上義務化など、岸田政権の強権政治が際立っています。一方、政治とカネの問題や統一協会との癒着は置き去りで、自民党の自浄作用は期待できません。いよいよ政治を変えるときです。県議選はその試金石となります。

河村ひろ子さんを県政へ送り出し、福山から「政治を変えよう」の声を広げましょう!

にひ そうへい(参議院議員)

国会周りのイチョウが深く色付いています。

議席奪還を表明してちょうど一年。コロナがなければ失うことがなかった命。守ることができなかった政治。ロシアのウクライナ侵略に乗じる大軍拡と憲法改悪の大合唱。アベノミクスが引き起こした異常円安と物価高騰、上がらない賃金と生活危機。逆流を押し返し、なんとしても「憲法こそ希望」をと一日一日を積み重ねてきました。

厳しい参議院選挙でした。みなさんの力がなければ3年ぶり3期目の議席はありませんでした。みなさんへの感謝を忘れることなく、また、かつてない頑張りで支えてくれた仲間たちの信頼に必ず応えるために、全力を尽くしています。

いよいよ窮地の岸田政権。それは自民党政治そのものの行き詰まりです。

統一地方選挙の全員勝利で政治の春をたぐり寄せ、新しい政治へ。「夜明け前」の大激動を闘いぬきます。

新しい年がみなさんにとって本当に良い年になりますように。心から祈ります。

大平よしのぶ(元衆議院議員)

日本共産党創立100周年の昨年は「不屈性」「共同」が私たちの合言葉でした。

私自身も中国地方の各地であきらめない人たちのがんばりに励まされてきた一年でした。「不採算だから」と廃線が狙われている岡山県北部を走るJR姫新線、沿線に立地する真庭市の勝山高校と真庭高校の生徒会は「姫新線の存続を求める署名」1200筆以上を集め、「姫新線は私たち高校生にとっても絶対になくてはならないものです」と真庭市長に正面から訴えました。

「岩国基地の拡大強化は許さない!」と思いを持ち寄り合う愛宕山見守りのつどい。月3回の座り込みを続け、はや12年を超えました。上関原発建設阻止へとがんばる「祝島島民の会」のとりくみは40年以上。原発推進へと大きく舵を切った岸田政権の下、今こそ重要なたたかいです。

101年目の今年、そんな皆さんと手をつなぎ仲間を広げ選挙に勝利して、平和と暮らしを守る政治へ転換を!今年もよろしくお願いします。

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