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2009/2/12 福山道路計画に関する瀬戸学区山北地区第7回設計協議が開かれました。

 福山道路計画の瀬戸学区山北地区第七回設計協議が1月31日、2月1日の両日開かれ、国土交通省中国地方整備局福山河川国道事務所の説明にたいし住民が意見を述べました。31日の会には日本共産党から辻つねお県議、高木たけし市議、土屋とものり市議が参加しました。

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住民の知らない間にルート決定なぜした
 参加住民からは、「なぜ、都市計画決定の前に、ルート決定の中身が住民に知らされなかったのか。経緯を説明せよ」「新しい交通需要予測が出るまで計画は凍結せよ」「車優先でなく、人間優先の道路整備に切り替えよ」などの意見が。
 国交省福山河川国道事務所は住民の質問に従来どおりの説明を繰り返し、参加者は「納得できない」と抗議しました。

説明責任はたさず事業推進やめよ
― 人家の多いところを総なでしてまで、なぜ道路をつくるのか。
― 住んでいる屋敷は先祖が山の木を切り、みなさまのお世話になり、出来上がったものです。有難く思っています。福山道路が通るとは思いもしませんでした。昔の千両箱というときの大事なお金で建ててくれた屋敷です。この屋敷を福山道路にすることには絶対に反対です。
― 騒音、大気汚染などの公害で住人は苦しむことになる。今のルートはやり直すべきだ。
 地権者、住民の切実な思いは都市計画決定以来、説明会や話し合い、意見書提出で、数え切れないほど福山市や国交省福山河川国道事務所に訴えられました。
 しかし現在、国交省福山河川国道事務所は、「関係法令等に沿って適切に行っている」「現段階でルートの変更を行う考えはない」の一点張りで住民への説明責任をはたすことなく、事業を強引にすすめています。
 参加者が「ルートの変更はない、とは本当か」と繰り返し質問したのにたいし、赤星剛調査設計第二課長は「都市計画法上は、変更はできる」と答えました。

福山道路計画〝慢性的渋滞〟の根拠しめせ
 国交省福山河川国道事務所は、福山道路の建設目的のひとつとして「慢性的渋滞の解消」をあげています。
 参加住民が「一般の感覚で、常に渋滞しているとは、私たちの認識とずれがある。〝慢性的渋滞〟の根拠を示せ」と質問しました。赤星課長が、「混雑度」との表現にすり替えたため、住民は「回答になっておらず、納得できない」として説明責任をはたすよう強く抗議しました。

国 将来自動車需要推計 下方修正のもと
新受容予測結果 出るまで事業中断を
 昨年11月26日に国交省社会資本整備審議会基本政策部会が、将来の自動車交通量について、2020年まで交通量が増え続けるとした従来の推計を下方修正し、30年までほぼ横ばいが続くという新たな推計を示しました。
 それに先立ち政府は、昨年5月13日、道路特定財源の一般財源化にともない、新たな交通需要予測を実施し、道路事業の事業評価を厳格に行う旨の閣議決定をしています。
 福山道路計画は、「将来の交通量が増加する」との予測を前提としており、参加住民から「新しい需要推計が出るまで計画は中断すべきだ」と質問が出されました。
 赤星課長は「(需要推計を)今やっているところ。結果が出るまでの一時中断はない」と述べました。参加者から「税金のムダづかいだ、というのが国民の声だ」「数字が出てから進めてもおかしくはない」など、批判の声があがりました。

 「道路問題を考える瀬戸町住民の会」、「トラストの会」、「福山バイパスと区画整理を考える会」の住民3団体は、境界立会などの問題について地権者、住民を代表し、16日に福山市土木管理課、国交省福山河川国道事務所へ再申し入れを行う予定です。
 住民3団体は、国交省福山河川国道事務所にたいし、設計協議を継続し、住民の提出した意見に明確に回答するよう求めています。

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