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小・中学校のエアコン設置が進んでいます!

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 現在、市立小・中学校の教室のエアコン設置工事が進められています。

 2学期から運用が始まる学校をお知らせします。

小学校17校

深津、樹徳、引野、千田、瀬戸、水呑、大津野、坪生、松永、桜丘、駅家、緑丘、駅家東、西深津、久松台、川口東、大谷台

中学校5校     

城南、向丘、大成館、中央、加茂

 学校のエアコン設置は、子どもや保護者の強い願いであり、日本共産党市議団も長年、議会で求めてきました。署名運動など市民の声が政治を大きく動かし、切実な要望がついに実現しました。

 今年度中にすべての学校に設置が完了する予定ですが、厳しい残暑が続く見込みです。

 残りの学校も、一刻も早く設置されるよう、引き続き取り組みます。

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2019年・国民平和大行進が福山入り

なくそう核兵器 いかそう9条

 今年で61年目となる「原水爆禁止国民平和大行進」は、「核兵器のない平和で公正な世界を実現しよう」をスローガンにかかげ、全国から広島・長崎をめざして歩いています(全11コース)。

 5月6日に東京都を出発した「東京→広島コース」の行進団は7月26日に福山市に到着。大門町の公園で約100人の市民らが出迎え、横断幕を引き継ぎました。

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 日本共産党の辻つねお県議や福山市議団も参加し、一行は猛暑の中、福山市役所までの約10㎞を行進しました。

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 市役所での到着式では、早川佳行市議会議長から歓迎のあいさつが送られ、村井あけみ市議が代読しました。

 あいさつでは、日本政府が「核兵器禁止条約」を署名・批准していないことが言及され、市議会として国に批准を求める意見書を可決したことが紹介されました。

67266702_2476043535793002_2987652402019heiwakousin また、通し行進者で87歳の山口逸郎さんや、国際青年リレー行進者のニティさん(フィリピン)が連帯のあいさつをしました。

 翌27日は、福山市役所から尾道市役所まで行進しました。出発式では、枝広直幹市長のメッセージを河村ひろ子市議が代読しました。

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第25回参議院議員選挙の結果について

 7月21日、第25回参議院議員通常選挙が投開票されました。

 日本共産党は、比例4議席(448万3411票・得票率8・95%)と、21年ぶりに議席を獲得した埼玉などの3選挙区をあわせた7議席を確保しました。

 比例代表では、日本共産党は改選5議席から4議席に後退となり、残念ながら、広島など西日本17県を担当する仁比そうへい候補の3度目の議席獲得を果たすことはできませんでした。

 福山市では、日本共産党の比例得票は1万1050票、高見あつみ広島選挙区候補の得票は1万3203票(得票率8・3%)でした。

↓福山市内の開票結果(比例)

Kaihyouhirei2019(以下、省略)

↓福山市内の開票結果(選挙区)

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引き続き、がんばります‼️

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 日本共産党市議団は開票日の翌22日のお昼休み、参院選のご支援に感謝するとともに、誰もが自分らしく、希望を持って生きられる社会の実現に引き続きがんばることを誓って、福山駅前でご挨拶しました(高木たけし市議は、市議会に出席のため参加できませんでした)。

 市議団とも多くの問題で連携し、昨年の豪雨災害でも何度も福山を訪れ、被災者支援に奔走した仁比そうへいさんの大切な議席を失ったことは本当に残念です。

 一方で、野党の統一候補が10選挙区で勝利し、自民・公明などの改憲勢力が改憲発議に必要な3分の2議席を割るなど、大きな成果もありました。

 「絶対にあきらめないことが一番の道筋」と語った仁比そうへいさんとともに、日本共産党市議団はこれからもがんばります。

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内海町に学校のこせ(2019年6月議会報告)

 5月10・11日に内海町で学校統廃合計画についての初めての住民説明会が開催されましたが、賛成意見はまったくなく、多くの参加者から反対意見や反論が出されました。この計画について、6月議会本会議で質問した概要をお伝えします。

「小規模校はダメ」の根拠示さず

 説明会では、参加者から「統廃合ありきはおかしい」「保護者も8割以上が学校を残してほしいと要望している」といった意見や「なぜ生徒数が少なくてはダメなのか説明が理解できない」などの多くの反論が出されました。

 それに対し、市教育委員会は「主体的・対話的で深い学びを目指すため、一定規模の集団が必要だ」との説明を繰り返しています。

 保護者・住民らは今の内海町の教育こそが「自ら考え、深い学びができる環境」と確信しています。

 それにも関わらず、市教委が小規模校の廃止を強行しようとしているため、理解と納得は全く広がりません。

 この現状の認識について質問しました。

 教育長は「小規模校では、子どもたちが主体的に考え、意見を交わしながら理解を深める授業が展開しづらく、多様な価値観に触れることも難しい」と、これまでの説明を繰り返し、住民意見を聞かない答弁に終始しました。

 また「小規模校が望ましくない」「学校は一定の集団が必要」とする教育学的な根拠を示すよう求めましたが、答弁しませんでした。

教育予算の削減を子どもにしわ寄せするな

 市教委は「校舎の老朽化が進み、近い将来建て替え時期を迎える」「税収の落ち込みや教職員の確保が困難になり、教育環境を維持していくことは困難」と説明しました。

 財政問題のツケを子どもにシワ寄せするのは許せません。

  そもそも、子どもが安全に学べる環境を整え、教員を確保するのは教育委員会の最低限の義務です。

 それすらしないのは行政責任の放棄だと追及しましたが、市教委は「教員確保は広島県だけでなく全国的にも厳しい」と言い訳のような答弁をしました。

浸水危険区域に校舎新設―東日本大震災の教訓に学ぶべき

 統合後の新校舎の建設予定地は、津波などの浸水想定区域です。

 文科省は、学校新設の留意事項として、第一に「安全な環境」を上げ、「洪水、高潮、津波、がけ崩れなど自然災害に対し安全なことが重要」と通知を出しています。

 東日本大震災による津波で、多くの子どもの命が失われた教訓から深く学ぶべきです。

 ところが市教委は、「通学に最も便利でまとまった敷地が確保できる」「南海トラフ巨大地震で想定される津波対応のため、地盤を高くする」「防災マニュアルや避難計画を作る」「子ども一人一人が災害発生時に、適切な行動ができるよう実効性ある避難訓練に取り組む」と答弁。傍聴席からは失笑が漏れていました。

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↑小規模校を視察。積極的に発表し、学ぶ姿が見られました。

リムふくやまをリノベーション(改修)!?巨額の税金投入は、もうやめよ

 福山市は、所有する商業施設「リムふくやま」の今後のあり方についての調査結果を明らかにしました。→「福山駅周辺の公共大型複合施設等のリノベーションによる官民連携一体的再生手法検討調査(PDF)

 「リノベーション手法による再生手法」として、閉鎖リノベ案((建物の一部を閉鎖する改修)と減築リノベ案(一部を解体・撤去して縮小する改修)が示されています。

 文教経済委員会や本会議一般質問、都市整備特別委員会で、土屋とものり市議と河村ひろ子市議が質疑しました。概要をお知らせします。

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111億円の税金投入

 福山市は、旧そごう跡の建物を26億円で買い取り、商業施設「リムふくやま」として保有しています。

 しかし、テナントスペースは埋まらず、公共施設を設置して一般会計から予算を繰り入れたり、テナント誘致を市外の大手不動産会社に委託して多額の委託費を払ったりと、税金を支出し続けています。

 修繕・整備などを含め、これまでに合計で約111億円もの税金が投入されました。

リノベ費用は40億円

 建築後25年以上が経過し、老朽化も進み、今後のあり方を検討する必要があります。

 市の調査結果には、4つの再生手法が示されています。

 概算費用はそれぞれ、次のように試算されています。

①建物全体を改修する施設一括整備は65億円

②解体・売却は売却益との差し引きで15~20億円

③閉鎖リノベーションは40億円

④減築リノベーションは40億円弱

 解体・売却案が最も費用がかかりません。

 改修して維持し続ければ、さらなる大型公共事業となり、多額の経費がかかります。

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解体・売却に舵を切れ

 リムふくやまを駅前再生の核にするのではなく、店員の再雇用先などを検討し、解体・売却に舵を切るべきです。

 しかし、市は「再生手法の検討」として、2つのリノベーション案を提示しています。

 解体・売却案を除外するのか質すと、「4つの手法をベースに、他の手法も総合的に考える」との答弁がありました。

 解体・売却した場合、市は「施設管理費は減る」「既存の公共施設の移転・整備費が必要」と答えており、その費用を質しましたが、「今年度、検討する。現時点では概算も出していない」との答弁でした。

 様々な観点から検証すべきであり、経費をきちんと出すよう求めました。

◇  ◇

 建物の老朽化の詳細を質すと、「館内設備が老朽化しており、空調やエスカレーターの老朽が進んでいる」との答弁でした。

 これらの更新・改修にも膨大な費用がかかります。

 慎重に検証し、市民に負担を負わせてはならないと求めました。

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国保税の引き下げを―日本共産党福山市議団が修正案を提出

 6月議会最終日の7月2日、今年度の国保税を1人あたり年2929円増税し、10万8684円とする条例改定が、日本共産党以外の賛成多数で成立しました。

これ以上の負担増は許されない

 今年度で3年連続で、合計6252円の増税です。

 国保税は、「協会けんぽ」など他の医療保険よりも負担が重く、所得100万から400万円世帯では滞納率が14%超となるなど深刻です(2017年度)。

 滞納者から給与などを差し押さえた件数は1041件(2018年度)に上ります。

 これ以上の負担を市民に課すべきではありません。

引き下げ修正議案を提出

 6月議会には、引き下げを求める市民の請願署名が合計で1780筆提出されました。

 日本共産党は、4議席の議案提案権を使って、引き下げのための修正案を提出しました(議案提案権は、定数12分の1以上の議員数が必要)。

 総務委員の高木たけし市議が修正案の説明をし、他の議員の賛同を求めました。

 引き下げのための所要額は、約2億2千万円余です。

 昨年度の国保会計は、決算剰余金が2億7千万円余、基金残高は18億8千万円余に上り、財源は充分あります。

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「なんでも賛成」のオール与党で良いのか

 しかし、日本共産党以外の議員は、請願や修正案に対し、質疑も討論もせずに否決しました。

 重い負担をかえりみない福山市とオール与党議員の姿勢は許されません。

 日本共産党市議団は引き続き、4人の議席をいかし、市民の願いを代弁するために全力を尽くします。

市議団の紹介
高木たけしプロフィール みよし剛史プロフィール

仁比そうへい 活動日誌

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