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子育てしやすい福山に!(恒例の署名活動に128筆)

 すべての中学校に給食を 中学3年まで医療費無料に

 子育て世代の要望を実現するため、日本共産党市議団は昨年8月から毎月、街頭署名活動に取り組んでいます。

 2月5日は、40分余で128筆もの署名が集まりました。「子どもが小学生になって岡山に引っ越した」「何もかも遅れている。住みにくいなと思った」などの声も寄せられ、福山市の子育て支援の遅れがいかに深刻か分かります。

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運動と議会論戦で一歩ずつ前進

 しかし、ねばり強い市民運動や議会論戦の成果が、少しずつ表れています。

 市は1月、全中学校での給食完全実施に向けて、全体スケジュールを示した整備計画を策定する考えを明らかにしました。

 医療費助成については、「国の動向を注視」としつつも、議会で「今後、助成範囲の拡充を検討していく」と答弁し、市民との“車座トーク”でも「国の意思表示がない場合には、そっぽを向く話ではない」と答えるなど、市長は一歩前進の態度を示しています。

 早期実現に向けた大きな後押しになるよう、党市議団は議会内外で、引き続き力を尽くします。

「共謀罪(テロ等準備罪)の阻止を!緊急国政報告会

 安倍政権が今国会での提出を狙う「共謀罪(テロ等準備罪)」を阻止しようと、仁比そうへい・参院議員を招いた国政報告会(9条と96条改憲ストップ福山実行委員会主催)が1月29日、開催されました。

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 緊急の呼びかけにも関わらず、会場一杯の約90人が参加。土屋とものり市議が司会を務め、国民救援会や治安維持法犠牲者国賠同盟、医療生協、「原発なくす福山連絡会」など各団体と、しげむら幸司・衆院広島7区予定候補が「共謀罪」阻止の決意を表明しました。

「共謀罪」は国民の思想・内心の自由を侵す違憲立法

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 続いて仁比そうへい議員が、「テロ等準備罪と『共謀罪』から名前は変わったが、人の心の中を処罰する本質に変わりない。人格の根本にある内心や思想を容易に傷つけ抑え込み、多くの国民は抵抗できなくなる」と解説。

 「犯罪実行のための『準備行為』と、買い物などの日常的な行為の線引きは極めてあいまい。安倍政権は『一般市民には関係がない』と言うが、2人以上は組織とされ、一般市民かどうか判断するのは捜査当局だ。『行為』が起こってない段階で犯罪とするためには、密告や日常的な盗聴・監視がはびこり、冤罪の危険が高い」と批判しました。

オリンピックのテロ対策は、国民をあざむく口実

 また、「安倍政権は、テロ等準備罪がなければ東京オリンピックが開催できないかのように、国民をあざむいている。『国際組織犯罪防止条約』を締結するためと言うが、『共謀罪』がなくても条約締結はできるし、同条約はそもそもテロ対策が目的ではない。日本共産党の国会質問で、187の条約締結国・地域で、新たに国内法を整備したのは2カ国のみとの首相答弁を引き出した」と報告。

 さらに、日本はテロ防止のためのすべての国際条約を締結し、57の重大犯罪は未遂より前の段階で処罰できる国内法が既にあると指摘しました。

法案提出を阻止する大きな国民世論を作ろう

 最後に、「『共謀罪』は、時の政権の意にそった公権力の介入・弾圧により、もの言えぬ社会で戦争する国づくりを進める現代版『治安維持法』だ。暴走する安倍政権の武器にさせてはならない」と強調しました。

 一方で、「『戦争法』反対の国民的な運動以来、民主主義の新しい力が広がっている。国会に法案を提出させない大きな国民世論を作ろう。『共謀罪』の阻止だけでなく、市民と野党の共同を発揮して、安倍政権そのものの危険な本質を明らかにし、ともに立ち向かおう」と力強く訴えました。

 報告会の後、仁比議員を先頭に街頭宣伝を行ない、20人余の参加者が共謀罪阻止を求める署名活動に取り組みました。

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 9条96条の会からは、「集会や学習会、宣伝活動に取り組むとともに、6月の国会閉会までに2万筆の署名を集めよう」と今後の活動が提案されました。

安心して子どもを生み育てられる福山市に―保育の充実を(署名提出)

保育行政の予算を増やし充実を求める

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 1月16日、福山市の保育行政の充実を求め、保育団体連絡会が8265筆の署名とともに要請書を市長あてに提出しました。市児童部との懇談に日本共産党市議団も同席しました。

「子どもの命を守り、一生懸命、働いてるけど…」

 懇談では、保育現場の労働条件・処遇・人手不足の改善を求め、保育士さんが率直な思いを訴えました。

 就職して2年目の保育士は、「子どもの命を守り、一生懸命働いているが、仕事に追われ、どうしても家に持ち帰るようになる。金銭面も厳しく、保育士になりたい人はたくさんいるが、しんどくて続けられない」。ベテラン保育士は、「子どもに丁寧に関わりたいが、ギリギリの人数で働いている。保育士の人員配置の基準を改善する働きかけを一緒にやってもらいたい」と、国への要望を求めました。

 市は、「「保育士の賃金が低いことは認識している。市としても独自の処遇改善の取り組みを、国の事業を見ながら算段している」と答えました。

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「保育料が高すぎてパートの給料が…」

 保護者も多く参加し、小さな子どもを連れたお母さんは、「子育てしながらフルタイムでは働けないが、パートの給料だと保育料で消えてしまう」と、切実な声をあげました。

 また、「財政を考えると、保育料を安くしてとは言いにくいが…」との声に、市は、「保育に必要な経費は、保護者(保育料)が4割、国が3割、県と市が1・5割ずつ分担する。保育料を安くすれば市の負担が増える」と説明しました。

 しかし、福山の保育料が高いのは、仕方がないことではありません。

 保育料は、国の基準額をもとに定めますが、保護者の負担を軽くするため、各市町村は国を下回る徴収基準を定め、差額を負担しています。

 その徴収基準が、福山市は83・8%と同規模の中核市のなかで3番目に高く(最も低い豊田市は48・2%)、市の負担が少ないため、保育料が高額になるのです(2015年度)。

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 福山市は、全国でも有数の財政力があります。ほかの市にできて、福山ができない理由はありません。子どもの豊かな成長を支える保育に予算を使うのは、当然の責任です。

「市は、保護者や保育士の応援団に」

 最後に、保団連の坂井会長は市に、「現場の声を聞き、働くお母さん達や保育士の応援団になって」と訴えました。

 国が財政負担を削り、公的責任を後退させるなか、市民の命・福祉を守る責務を市が果たすよう、党市議団も力をあわせます。

保育園の入所申し込みのマイナンバーの添付について、「出さなくても罰則も不利益もない」と市は答えました。

蓮池川転落死亡事故の対策要望を市に提出

三吉町蓮池川で80代女性が転落死亡した事故を受け12月20日、安全対策を求め市に要望を提出しました。

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現地調査の結果、蓮池川沿岸は他にも危険な場所があることが分かり、4項目の対策にまとめました。

1、蓮池川右岸に転落防止柵を設置すること。

 当面、転落現場(推定)を起点に川下に設置し、計画的に全域に広げること。

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1、市道東町西深津幹線はじめ、現地付近の外側線、横断歩道などの白線が消失している。早急に引き直しを行うこと。また、破損した安全コーンを修復すること。

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1、睦橋に架かっている歩道南側の転落防護柵は、下部の空間が広く、幼児などの転落が懸念される。空間に柵あるいは網を設置し、安全を図ること。

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↑小さな子どもを連れたお母さんは、「ここが通学路になるけど、心配で通らせたくない」と・・・。

1、睦橋下流の漂着ゴミを、早急に回収すること。

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市は、事故現場の注意喚起にオレンジポールを置いており、側道の白線は引き直す。また、睦橋については、現地確認し検討するとのことです。

他にも、消えた道路の白線で市が担当するものに関しては、場所などを教えてもらえれば、対応していくそうです。

福山は、横断歩道や中央線、歩道と車道の間など、ほとんど白線が消えてしまっている場所が多くあります。

担当が警察や県など異なるものもありますが、事故防止やスムーズな交通にもつながるので、改善に向け、党市議団も力を尽くします。

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米軍岩国基地のフィールドワーク

いま、米軍岩国基地(山口県)の大増強が進められています。

極東最大の米軍基地に

 オスプレイ搬入や空中給油機移駐に続き、来年度に計画されている艦載機部隊移駐やF35B戦闘機の配備が強行されれば、岩国基地は米軍機約130機、米軍関係者1万人体制に倍増し、極東最大級の軍事拠点となります。

 艦載機部隊は、夜間を含む日常的な着艦訓練が欠かせず、岩国基地が拠点となれば、事故の危険や爆音被害が飛躍的に増大するのは必至です。また、中国地方で行われる低空飛行訓練なども拡張強化の恐れがあります。

「現状を知ることが大事」

 その実態を学ぼうと、党市議団は日本民主青年同盟広島県委員会とフィールドワークを企画。10月30日、土屋とものり、河村ひろ子両市議らが福山市からバスで出発し、広島市で10代・20代の青年が乗り合わせて岩国に向かいました。

 現地で、山口県の青年と藤井岳志・宇部市議も参加。岩国在住の松田一志氏(住民投票を力にする会代表)の案内で、基地を見学しました。

 市街地に接する基地から戦闘機が飛び立つ様子を間近に見て、参加者は「地殻変動が起きたみたいな爆音」(高校2年生)「墜落の不安に怯えたりしながら生活している人もいると思う。現状を知ることが大事だと思った」(大学1年生)などと感想を語りました。

Simg_3623↑見学中に4機のFA18ホーネットが飛び立つ

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↑基地の外の土手から、肉眼でも見える距離に戦闘機が

 松田氏は、「安倍政権は、再編交付金をちらつかせ、際限のない基地増強を進めている。米軍への『思いやり予算』は総額6兆8千億円にもなる。米軍住宅建設のために愛宕山を削り、環境アセスも住民説明会もせず工事を進める国の姿勢は許せない。岩国でも一点共闘で運動を広げていきたい」と語りました。

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↑住宅地や学校に隣接する山肌を削り、32カ所の大規模な法面工事が進む

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 基地問題を身近なものとしてまず現状を知り、学びながら岩国や沖縄の闘いに連帯するきっかけ作りに、党市議団も引き続き取り組みます。

参加者の感想を一部抜粋してご紹介します。

初めて基地見学をした。沖縄にも行ったが、こんな近くに住宅があるのに驚いた。沖縄はニュースになるのに、岩国はほとんど触れられないのはおかしいと思った。錦帯橋空港は、名前は聞いていたが、場所が米軍基地の横ということに驚いた。(高校生)

基地見学は休日に行くので、戦闘機の音は初めてきいた。被爆地ヒロシマの隣で軍拡が起きている。これは他人事じゃない。沖縄は、声をあげて工事がストップした。今は強権が振るわれているが。広島も、岩国と一緒に声をあげていかないといけないと思った。沖縄ツアーに参加するが、沖縄と岩国を関連させて学びたい。岩国も憲法が保障されていないことがわかったが、日本にそういう土地があってもいいのか、と。日本政府はどこを向いているのか。(社会人)

音がほんまにうるさい。地元の人は「慣れた」と言うけど…。配備は岩国、運用は沖縄という話で「岩国は問題にならないと思われてる。悔しい」という言葉が印象に残った。岩国だって米軍関係者の犯罪も日常の中にあるのに。運動というか、数の力は大切かも。野球場の話、沖合移設の話、住宅地、のりめん?など、怒りポイントはいっぱい。国や自治体の対応もずるい。ほんのちょっと見ただけでも問題点だらけで、基地の容認はできない。(社会人)

基地見学では、戦闘機が飛び立つ所が偶然にも見れて、岩国基地の歴史も聞けたのはよかったかな、と。ホンモノの音とかを体験したので、近くの人達の大変さが少しは感じれたかな、と思う。
どうしても、他人事になりがちな基地問題は、おもいやり予算として予算枠をとられ、自分達の生活にも影響している事がつながってきたら違うかなぁーと考えたり。(社会人)

戦闘機の音がすごいと思った。これを日常的に聞くのはキツイ。恐怖を煽られるような、戦時中のイメージが湧いた。見た目はカッコ良かったが。基地周辺は、英語の看板もあり、異世界のようだった。(学生)

初めて岩国に来た。テレビと全然違う。実際に戦闘機の音を聞いて、健康被害があるということや建物への影響があるということが実感として分かった。自分の声すら聞こえなかった。(学生)

基地の手前の住宅地は、詰め詰めの区画なのに、金網の向こうは広々していることが気になった。この基地がなければ、いい風土の街だと思った。(学生)

芦田川の安全対策―要望実る

 小学1年男児の芦田川転落死亡事故を受け、党市議団は、現地調査、国交省と要望懇談、議会でも転落防止対策を提案してきました。

 10月19日に市と国交省が発表した安全対策には、河川敷駐車場に注意喚起の看板設置国交省福山事務所ホームページに水難事故マップの掲載啓発冊子の配布 など党市議団の要望が取り入れられています。

 21日に事故現場流域の4カ所の駐車場に看板が設置され、23日に市主催で芦田川周辺で行われる清掃イベントで啓発チラシを配るとのことです。

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↑10月24日撮影

 水難事故マップなどが掲載された「子どもの水辺サポートセンター(http://www.kasen.or.jp/mizube/tabid107.html)」も、福山事務所のホームページにリンクされています。

 痛ましい事故が繰り返されないよう、護岸の手すり設置などの対策も、引き続き関係機関と協力して取り組みます。

市政報告会を開きました。

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10月7日、党市議団は辻つねお県議とともに、9月議会についての県政・市政報告会を行ないました。

市議団は、枝広・新市長となって初めての定例議会にあたり、大型道路建設の早期着工など開発優先の姿勢に対し、住民要望中心の福祉・くらし・教育に重点を置いた政策を求めた論戦を、それぞれ4人の市議が報告しました。

参加者からもさまざまな意見や要望を聞かせていただき、約2時間の報告会となりました。

芦田川の安全対策について国交省と2回目の懇談

小学1年男児の芦田川転落死亡事故を受け、市議団が9月15日に行なった緊急要望に対し、10月3日、国交省福山事務所から回答がありました。

2度の現地調査をもとに、全国の河川敷の状況なども提示し、河川敷駐車場に注意喚起の看板を設置すること 国交省福山事務所ホームページで水難事故マップなどをリンクし、事故情報を周知すること はいあがりにくい護岸にステップの設置など、改めて対策を要望しました。

福山事務所の担当者からも「どう安全に使えるか検討したい」「英知を集めることが大事」との対応がありました。

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9月15日の緊急要望について

辻つねお県議と大平喜信国会議員との現地調査

中学校給食の要望署名を提出します

 福山市は3月定例市議会で、駅家中学校(センター方式)と加茂中学校(親子方式)の完全給食試行を表明しました。

 市民の運動と議会論戦の成果です。

 日本共産党市議団は、「中学校給食を実現する会」で市民とともに署名活動に取り組んできました。

 これまでの2回で1万2942筆の署名を市に提出してきましたが、その後、約4000筆の署名が寄せられています。

 この署名を提出し、要望懇談を行います。

 ぜひご参加ください。

 ▽日時 6月3日 午後1時30分

 ▽場所 市役所 議会第1委員会室(議会棟3階)

 ◎お手持ちの署名があれば、ご持参ください

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市民要求懇談会にご参加を!

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2016年6月市議会に向け、市民のみなさんの要望・意見をお聞きし、議会に届けるため、市民要求懇談会を開きます。

市政への疑問や、身近なまちづくりの要望なども、ぜひお聞かせください。

5月25日(水)午後2時から 市役所議会棟(東桜町) 2階の受付にお越しください。

市議団の紹介
塩沢みつえプロフィール みよし剛史プロフィール

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