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2008/4/23 後期高齢者医療制度の中止・撤廃を!

 高齢者の人間としての尊厳を否定し差別医療を押し付ける後期高齢者医療制度がスタートし、保険料の年金天引きも実施されました。
 全国で十道府県の医師会が反対を表明するなど医療現場でこの制度への反対の声が上がっています。
福山医療生協の社会保障委員会は、21日、福山市後期高齢者医療室の担当職員と、実情を踏まえた懇談を行いました。
日本共産党の高木たけし、土屋とものり、式部まさ子福山市議が同席しました。

 後期高齢者医療制度は、75歳以上の高齢者を、社会保険や家族の扶養、国民健康保険から強制的に脱退させ、年金から保険料を天引きします。市内の75歳以上の高齢者、4万5700人余が対象になります。
また、65歳以上の高齢者の国保税も、年金からの天引きが始まります。医療も制限され、負担増と医療切り捨ての内容です。

「高齢障害者は制度加入が必要」
事前説明と異なる実態に抗議

 65歳以上の障害者は、手続きをしなければ自動的に後期高齢者医療制度に組み込まれます。
 これまで市は、65歳以上の高齢障害者は「後期高齢者医療制度への加入は選択でき、制度に入っても入らなくてもどちらでも良い」と説明していました。
 ところが制度がスタートすると障害者には、後期高齢者医療制度に入らなければ、負担が増えるという主旨の通知が届けられました。
 事前説明と異なる実態に対し抗議すると、市は説明不足を認め、今後の改善点を報告しました。
高齢障害者の方は手厚い医療が必要にも関わらず、この制度によって医療が制限されるため、いのちが危険にさらされます。
懇談後に「制度そのものの撤廃以外道はない」という声が出され、今後の署名運動などを広げ制度の撤廃を求めようと意見が出されました。

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福山市後期高齢者医療室と懇談する医療生協のみなさん=4月21日、福山市役所

福山市議選 4人全員当選で議案提案権を確保

 福山市議選(定数46)は、4月6日投・開票され、日本共産党の村井あけみ(現)、高木たけし(現)、土屋とものり(現)、式部まさ子(現)の四氏、合計13485票を獲得して4名
全員が当選し、再び議案提案権を確保することが出来ました。

 日本共産党の4議席勝利のために、日夜を分かたずご奮闘頂いた福山市の党員、後援会員、支持者の皆さんをはじめ、全県からお寄せ頂いたご支援に心から感謝を申し上げます。
 4氏の得票は、07年参院選比例票(11787票)の114.4%でした。昨年の県議選の得票(14114票)には及びませんでした。最終投票率は53.38%(前回53.7%)でした。
 
 格差と貧困の下、4月1日、後期高齢者医療制度がスタートし、市民の怒りが広がる中で市議選はたたかわれました。
 選挙戦では、「後期高齢者医療制度の中止・撤回」「国保税、介護保険料の引き下げ」「小学校卒業まで医療費の完全無料化」など、市民の切実な要求にこたえる日本共産党の4候補の政策、訴えに共感と支持がよせられました。
 日本共産党は、みなさんの力で押し上げて頂いた4議席で、公約実現に全力を尽くす決意です。
また、きたる総選挙で中国ブロックから中林よし子候補を国会に送り出し、自民・公明政治に代わる「国民が主人公」の新しい政治の実現をめざして全力をあげます。
引き続いてのご支持、ご支援を心からお願い致します。

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万歳する4氏=4月6日

得票結果は以下の通りです。
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2008/3/19  新市町で74歳の男性が水路転落して死亡 日本共産党福山市議団が現場調査、市長に緊急申し入れ

16日午前4時13分、福山市新市町常の市道の側溝に男性が自転車ごと転落して倒れていると消防署に通報があり救急隊が駆けつけましたが、男性は頭部を強く打ち、死亡していることが確認されました。被害者は近くに住む74歳の男性で、当日の0時15分ごろ帰宅途中に自転車で水路に自転車ごと転落したものとみられます。
 日本共産党福山市議団は、17日午後1時から急きょ現地を調査するとともに、付近の住民からの聞き取りを行いました。現場の水路は、幅117cm、深さ76cmの三面側溝で水深は9cmで、側溝脇にガードパイプは設置されていませんでした。

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事故現場の調査をする市議団(左から高木、式部、村井、土屋日本共産党福山市議)=17日、新市町

 日本共産党市議団は同日、羽田皓市長あてに「緊急対策を求める申入れ」を行いました。党市議団は、現地調査の結果をふまえ、①事故現場への再発防止策を緊急に講じるとともに、関係町内会などと協議し、抜本的な安全策を行うこと、②転落が懸念される暗い所には街路灯を設置すること、③三面側溝での水路整備は、転落後の外傷を受けやすいことからも転落防止策を行うこと、
④外側線を引けない狭い道路には道路の縁に線を引くなど未然防止策を講じること、⑤転落防止に役立つ必要な手立てを講じること―の5項目を要望しました。対応した市農林土木部長は、「町内会、土木常設委員、関係機関と協議し対策を講じる」と回答しました。

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17日、福山市役所にて

【申し入れ書の全文は以下の通りです】
新市町水路転落死亡事故における緊急対策を求める申し入れ

 新聞報道によると、昨日、74歳の男性が新市町常で水路に自転車ごと転落し、死亡されたとのことであります。
日本共産党福山市議団は本日、現地調査を行い、住民から聞き取りもおこないました。福山市はこれまで緊急対策予算7億5千万円を組み、危険な水路のガードレール、ガードパイプなどの設置をおこなってきました。新年度も1億5千500万円の予算も計上されております。
周辺部での対策はこれからというところですが、周辺部は、このような水路がいたる所に見られます。
これから、更なる高齢化社会を迎えることになりますが、高齢者の水路転落事故が起こらないためにも、緊急対策を求めるものです。

(要望項目)
一. 事故現場への再発防止策を緊急に講じるとともに、関係町内会などと協議し、抜本的な安全対策をおこなうこと。

二. 転落が懸念される暗いところには街路灯を設置すること

三. 三面側溝での水路整備は、転落後の外傷を受けやすいことからも、転落防止策を行うこと。

四. 外側線を引けない狭い道路には、道路の縁に線を引くなど、未然防止策を講ずること。

五.その他、転落防止に役立つ必要な手立てを講じること。

2008/3/11 みなさんとの運動がみのり放課後児童クラブが改善されます

2008年度3月福山市議会・予算委員会議会報告
市内の放課後児童クラブは入所児童が急増し、大規模化が大きな問題になっています。
クラブに通う子ども達は、狭い室内で窮屈な思いをし、早急な改善が必要でした。
地域のお母さん達は市長に対し、大規模クラブの分離・増設を求める要望書の提出をするなど、これまで粘り強い運動をしてきました。また、議会では日本共産党が繰り返し改善を要望し、今回、運動が実現し、大規模クラブが改善されます。概要をお知らせします。

70人以上の大規模クラブを解消

 福山市は、07年度に緑が丘小学校の大規模クラブを分割、改善しました。
 そして、08年度には、新涯・松永・手城・川口・瀬戸・駅家・御幸小学校の7カ所の大規模クラブを解消。09年度には、曙・坪生・湯田・春日・日吉台小学校の5か所の大規模クラブを改善することを、予算委員会の答弁で明らかにしました。

40人以上のクラブも改善を

厚労省は07年10月に「放課後児童クラブガイドライン」を発表しました。この指針によると、放課後児童クラブの適正人数は「おおむね40人」と定められています。市内に40人以上の放課後児童クラブは44か所(58.7%)もあるとの答弁です。これらのクラブも、早急に改善するよう強く要求しました。

2008/2/25 村井あけみ市議の一般質疑の傍聴にお越し下さい

 3月定例市議会が始まりました。5議席の力で、1年に1度一般質疑が行えます。
今回は村井あけみ市会議員が登壇します。多数お誘いあわせの上、傍聴におこしください。
福山市役所議会棟にて傍聴できます。

日本共産党 一般質問
2月28日(木)午前1時からの予定

村井あけみ 市議会議員

【主な質問項目】

1.後期高齢者医療制度について
2.国保行政について
ア.国保税の引き下げについて
イ.減免制度の拡充について
ウ.資格証明書発行取りやめを
3.医師の確保について
4.保育ママ制度について
5.鞆港埋立て架橋計画とまちづくりについて.
6.道路問題について
ア.まちを分断する大型道路建設は撤回を
イ.生活道路の整備と安全対策の拡充を
7.要介護の障害者控除の認定について

質問項目は予告なく変更する可能性があります。ご了承下さい。

2008/2/25 傍聴におこしください 川崎誠市会議員が代表質議

 3月定例市議会が始まりました。今回の代表質議は川崎誠市会議員が行います。
多数お誘いあわせの上、傍聴におこしください。
福山市役所議会棟にて傍聴できます。

日本共産党 代表質問
2月27日(水)
午前10時からの予定

川崎 誠市議が質問します。

【主な質問項目】

1.市長の政治姿勢について
 ア.新年度予算編成
2.医療・福祉行政について
 ア.介護保険制度について
 イ.障害者施策について
 ウ.保育行政について
 エ.乳幼児医療費無料化制度について
3.国保行政について
 ア.後期高齢者医療制度について
4. 商工・労働行政について
5.建設・都市行政について
 ア.鞆港埋立て架橋計画について
 イ.幹線道路建設計画について
6.教育行政について
 ア.放課後児童クラブについて
 イ.少人数学級・ゆとり教育
 ウ.中学校給食について
7.人権・同和行政について

 質問項目は予告なく変更する可能性があります。ご了承下さい。

3月福山市議会がはじまります

12日、3月市議会の開会へむけ、08年度予算の説明会が開催されました。新年度予算提案は一般・特別・企業会計あわせて3080億204万2千円が提案されました。

一般会計予算は1565億円余
 一般会計のほか、介護保険など14特別会計と病院事業などの3企業会計の総額は、前年度比で6.1%減少(198億円余)しています。これは、医療制度改悪により、老人健康保険が削減され、後期高齢者医療制度が開始されることによるものです。一般会計予算案は1565億2500万円で、対前年度比0.4%増です。ある程度市民要望を反映していますが、ムダ使いが目立ちます。

市民要望の新規事業
 新年度の新規事業として、景観条例の策定を前提とした景観計画の策定、新涯町へ高齢者優良賃貸住宅の建設や、新涯大橋の歩道橋の設置、多人数で詰め込みが問題になっている放課後児童クラブのプレハブ増築などの予算が提案されました。
また、妊婦一般健診をこれまでの2回から5回へ拡充することが計画されています。 
市内の水路に転落して、死亡する事故が後を絶ちませんが、転落防止対策予算として、前年度比1千万円増の1億5500万円が提案されました。

ムダな公共事業予算も
 福山西環状線や福山沼隈道路の、道路用地取得のための予算は、前年比3800万円余増額の2億6361万円も提案されています。また、多くの住民が反対している鞆港埋め立て架橋計画で、港を埋め立てのための4953万円余や、北産業団地近隣に新産業団地を造成する予算1億4500万円余が提案されました。その上、今後の巨大開発のための大規模事業基金が13億3800万円余も積み立てられています。
 25日から始まる3月議会で本格論戦します。

2008/1/30 日本共産党福山市議団が市長に申し入れ書提出

 30日、日本共産党福山市議団(村井あけみ、川崎誠、高木たけし、土屋とものり、式部まさ子市議)は介護保険料引き下げと介護サービス充実を求める要望書を福山市に提出しました。
 要望書は、06年度に介護保険料値上げが強行された一方、11億円余の剰余金を生み出したとして、この財源を活用して利用者負担軽減策を講じることを求めています。
さらに、介護職場で働く職員の労働条件を改善するため、報酬単価の引き上げや、事務作業の緩和を求めています。
対応した保健福祉部長と、介護保険課長は、「剰余金の活用は09年度以降検討する」とのこれまでの議会答弁を述べるにとどまっていました。
 要望書とともに、共産党市議団が昨年以来調査していた介護保険実態調査アンケートの報告書も手渡しました。

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要望書を手渡す日本共産党市議団(左から式部、土屋、高木、村井市議)=1月30日、福山市役所にて

要望項目は、以下のとおりです。

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介護保険料引き下げと介護サービス充実等を求める申し入れ
福山市長 羽田皓 様
二〇〇八年 一月三十日

 介護保険法が改悪されて4月で2年になろうとしていますが、高齢者にとっては「介護とりあげ」や負担増となり、必要な公的介護が受けられない状態となっています。
本市の介護保険料は、2006年度以来大幅引き上げが強行され、その一方で、軽度者の給付削減や報酬単価の引き下げ、福祉用具貸与の制限、介護療養病床の削減等、さまざまな利用サービス抑制が行われています。
一方、介護保険特別会計の決算状況は、差し引き収支額11億7千万円余を生み出し、黒字という状況です。市内の高齢者は、低所得者が大半を占めており、ゆとりのない生活を送っています。
介護保険会計における黒字分を活用し、保険料や利用料の負担軽減策の拡充が、早急に求められます。
また、介護従事者の、厳しい労働実態が明らかになっています。
わが党市議団が行った福山市内全事業所を対象とした実態調査アンケートによると、収入減になった事業所は、回答した97事業所のうち、72事業所、約74%に上っており、収入減への対応について、ボーナスの削減や昇給取りやめ、残業代を減らすなどの経費削減が行われていました。また、やむを得ず職員の削減や、正職員をパート職員にするなどの対応を行った事業所は、およそ30%を占めていました。減収の影響で、行事などの利用者サービスを縮小・廃止する一方、「書類作成が増えた」等、事務作業の増加が、介護従事者の労働条件を悪化させていました。
以上の実態を踏まえ、次のことを要望します。
要望項目
一.剰余金の活用等を行い、本市独自で、介護保険料の減免制度を早急に拡充するとともに、新たな利用者負担軽減策を講じること。
二.市独自で電動ベッド、車いす等、福祉用具利用に関する補助制度を創設すること。
三.市独自で報酬単価を引き上げること。
四.市の責任で介護従事者の事務作業の軽減を早急に行うこと。
五.特別養護老人ホームの増設と個室化など、施設整備を充実させること。
六.国の責任で介護従事者の賃金を、月額3万円上乗せするよう要望すること。
七.2008年度から介護事業所への報酬を引き上げるよう国に求めること。
八.実態調査アンケートに寄せられた要望に対し、真しに取り組むこと。

2008/1/23 後期高齢者医療制度 全国では465地方議会が意見書 福山市議会は継続審議

4月から実施予定の「後期高齢者医療制度」は、あまりの内容のひどさに、全国の地方議会で、制度の中止・撤回を求める意見書が採択されています。しかし福山市議会ではこの制度に「賛成・反対」の態度を明らかにせず継続審議になりました。中身を知れば中止を求めるのは当然なのですが…

「これでは姥捨て山」―怒り広がる
後期高齢者医療制度は、75歳以上の人から、新たに保険料月額平均6,744円(報道による)を年金から「天引き」し、保険料は2年毎に引き上げます。低年金・無年金の人が保険料を滞納したら、保険証は取り上げます。しかも入院患者は「在宅死」を推進するとして、病院から追い出す仕組みです。中身を知った人は「姥捨て山にするのか」と怒っています。

中止・撤回請願に態度明らかにせず
福山市議会には、昨年の11月30日、福山民主商工会から、この制度の中止・撤回を政府へ要望するよう求める請願書が提出されました。ところが、福山市議会内では、日本共産党しか請願の採択に賛成の態度を明らかにせず政府にこの制度の中止・撤回意見は求めないことになりました。
全国では465地方議会(1月14日現在)が中止・撤回を求めています。

高齢者の生活実態はゆとりなく限界
弱者に優しい政治へ転換を

高齢者に対する負担増は、残酷にも次々と押し寄せています。
これまでにも介護保険料の値上げ、住民税増税、年金切り捨て、高齢者控除の廃止…さらに4月からは、国保税の年金天引き等々が待ち受けています。
市の介護保険会計は、単年度で11億円余の黒字です。負担軽減を行うのが行政の責任です。

2008/1/22 共産党市議団が全事業所へ介護保険実態調査報告書を送付

 日本共産党福山市議団(村井あけみ、川崎誠、高木たけし、土屋とものり、式部まさ子)は22日、福山市内の全介護事業所に対して行っていた、介護保険実態調査アンケートの集計報告書を、市内の756事業所に送付しました。
 この調査は、昨年10月以来、介護現場で広がる職員の低賃金・過密労働の実態や、利用者の介護切り捨ての現状を把握しようと、アンケート形式で実態調査を行ったもので、市内の97介護事業所から回答が寄せられていたものです。
 日本共産党市議団は、調査結果をもとに、今後始まる2008年度予算審議や各種議会で活用し、介護現場の厳しい実態を改善するよう求めていきます。

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調査アンケートには、深刻な介護保険制度の実態が詳しく書き込まれていました。
詳細は1月17日づけHPよりダウンロードしてご覧下さい

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