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2006/8/4 どんな内容かご存知でしょうか?

 福山市はこれから10年かけて、市内の公立保育所10~15所を廃止し、民営化しようとしています。
 また、地域の保育所を分園化し、統廃合する計画です。
今年度、福山市は、瀬戸保育所を民営化し、大津野保育所を近隣の法人保育所と統合する計画を発表しました。 
 公立保育所の民営化は、どのような影響を及ぼすのでしょうか?
 なにが狙いなのでしょうか?

子どもへの影響が心配です

 公立保育所が民営化されると、ある日を境に、先生が全員入れ替わります。このことは、発達途中の子どもに大きな影響を与えます。
 民営化が進んでいる大阪府では、子どもに様々な影響が出ています。落ち着きがなくなったり、情緒不安定になったりする子や、夜泣きの始まる子。
 職員が全員入れ替わった事が理解できず、『先生みんないなくなったのは自分がいい子にしていなかったから?』と親に尋ねる子や、保育園へ行くのを嫌がるなど、様々な変化が起こっています。
 福山市で昨年、民営化された保育所では、保育内容の変化も見られます。

子育て支援は市の責任で

 保育所を廃止・民営化するのは、保育所の老朽化や、国からの補助金カットによる「財政難」を理由としています。
 政府や福山市の都合で、子ども達にしわ寄せをするあり方は、問題です。
 公立保育所は、福山市が直接、保育所運営にも、保育条件にも、保育内容にも責任を負っています。
 お金の使い方を徹底的に改めて、福祉予算をふやし、福山市の責任で、公的保育を拡充する事が求められます。

平和大行進が26日に広島県入り

5月6日に東京・夢の島を出発した原水爆禁止国民平和大行進(東京→広島コース)は、26日に福山入りしました。
岡山県笠岡市から、大門町の三角公園で引継ぎを行い、大門―市役所までの13kmの行進を一緒に歩きました。

多くのあたたかい声援からパワーもらう

 26日は、梅雨明けを思わせる、じりじりと日差しが照りつけていました。
 国道2号線を広島方面に歩くと、沿道の温度計は32℃を指していましたが、アスファルトからの照り返しで体感温度は、はるかに高く感じました。 
 東京から、1000㎞以上(7月26日時点)を歩いてきた箕輪幹夫さんと、高木博文さんの2人が今年の通し行進者です。箕輪さんと土屋義市議は、沿道の住民宅を一軒一軒訪問し、募金のお願いをして歩きました。
 箕輪さんは、連日、30km近く歩いているにもかかわらず、汗を噴き出しながら、小走りでカンパを訴えました。

沿道から多くの声援
中・高生から大激励

 道中、多くの人から暖かい声援や、カンパが寄せられました。
部活帰りの中学生達は、「東京から歩いてくるなんて!」と驚き、箕輪さんが首から提げていた募金箱にありったけの小銭を入れてくれました。
 大手旅行代理店の女性職員の方も、仕事の手を休めて手を振って、カンパに駆け寄ってくれました。
茶髪のサングラスをかけた青年たちは、平和大行進が東京から歩いたことを話すと「うっそー」と言いつつ、カンパを寄せてくれました。

核兵器廃絶・平和を守れの声は大多数
 宝町のスケボー青年たちは、行進の先頭から最後まで見送り「核廃絶」と言ってピースサインで応えていました。8月6日には、広島を訪れる、と話していました。
 平和を願う声が大多数なのを肌で感じました。(土屋とものり市議報告)

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左から東京からの通し行進者の高木さん、式部市議、土屋市議、辻つねお県議、東京から通し行進者の箕輪さん=26日、手城小学校休憩所にて

2006/7/31 政府交渉報告をします

21日、国土交通省、厚生労働省など、福山で懸案になっている国の事業について、政府に直接、交渉してきました。仁比そうへい参院議員、春名なおあき参院比例候補、中林よし子衆院比例ブロック候補、辻つねお県議のほか、広島県内の各市議が地元要求を携え、要望を持って行きました。概要を報告します。

環境影響評価手法―実態と違うのでは?
 国土交通省へは、福山道路・福山沼隈道路などで進められている大型道路の建設計画について、●環境影響のやり方、●事業の進め方に、ついて説明を求めました。
 福山沼隈道路などで用いられている大気環境への影響がどのようになるのか予測した方法は、実態からかけ離れています。そのことを指摘した上で、道路を建設した場合、SPMやNOXなどの大気汚染物質が、どのように広がるのか、説明を求めました。
 担当者は、「汚染物質は道路端から、45度の角度で広がっていく」と説明しました。

「全国同じ方法で環境影響を予測する」
 また、大気汚染物質の計算方法は、全国一律、同じ計算式を使って、環境影響を評価している事も分かりました。
汚染物質が45度の角度で広がるという事は、実態に即しているのか、また、日本全国、地域特性・気象条件も違うのに全国どこでも、同じ計算方法(計算式とは風向や風速、汚染物質の拡散状態を含んだ式)での影響評価に、妥当性があるのか、など、多くの疑問が残りました。
今後の検証が必要です。

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国交省のレクチャーを受ける福山市議団=21日、参議院仁比議員控え室

 また、瀬戸学区山北地区で、土地の共同所有者を含め7割の地権者が、道路建設に反対しているという事実を「承知している」とした上で、事業説明会で、多くの参加者が質問しているにもかかわらず、国交省の、当時の課長の判断で、一方的に終了宣言して、説明会を打ち切った問題については、担当者は「判断を間違えば、なし崩し的な手法になる」と話しました。

厚生労働省 慢性疾患患者の成人後の医療費助成を
 
 厚生労働省では、胆道閉鎖症など、難病患者に対する医療費補助制度を作るよう求めました。
 胆道閉鎖症など幼児期に難病にかかった場合、現在では、20歳までは医療費補助制度がありますが、成人後は制度がなくなり、毎月、莫大な医療費がかかります。
「難病指定された患者の、成人後の医療費補助制度の適用について、どのように認識しているのか」と質しました。
担当者は、「必要性は十分認識している」との見解を示しましたが、成人後の制度創設は明言しませんでした。
引き続き取り組みが必要です。

2006/7/26 日本共産党福山市議団が、政府交渉

 日本共産党広島県委員会は二十一日、米軍岩国基地への艦載機移転反対、小児医療の充実、鞆の埋立て架橋や細身谷大規模林道建設の中止など県民の切実な要求を携え政府の各省庁と交渉しました。 
 交渉には、仁比聡平参議院議員、春名なおあき参議院比例候補、中林よし子元衆議院議員、藤本聡志参議院選挙区候補、辻つねお県議、大植和子県議候補と、日本共産党福山市議団(村井あけみ、高木たけし、土屋とものり、式部まさ子市議)、県内の各党市議らが参加しました。  
 艦載機移転では、爆音などでの平穏な生活の破壊や世界遺産の宮島などへの影響、県内へのNLP基地建設の可能性などを取り上げ、「県民は決して納得していない」と、艦載機移転に強く反対しました。 
防衛施設庁の「過密した厚木基地周辺の状況改善」のために移転するとの説明に「厚木に受忍できない負担をなぜ岩国にかぶせるのか」と強い反発が上がり、低空飛行訓練がすでに拡大している状況が出されました。仁比参議院議員は「そういうやり方では住民は納得しない」と強く抗議しました。 
 また、福山市議団は、鞆の埋立て架橋の中止、福山道路の環境影響調査と事業説明会の進め方、小児慢性特定疾患の指定患者の成人後の、医療費助成継続、問題について、訴えました。

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交渉する福山市議団=21日、厚生労働省

子どもたちに安全な通学路を!辻つねお県議が地域住民と東署へ要望

 6日、新涯町内の住民が、辻つねお県議、土屋とものり市議と同席で、新涯2丁目と4丁目境の、「新涯中央交差点」の安全対策を求める要望書を提出しました。
 この交差点は、出勤・退勤時の交通量が非常に多く、しばしば信号無視をする車や、横断中にもかかわらず強引に通過しようとする車も見られ、極めて危険な交差点です。また、この地域には、小・中学校、保育所・幼稚園・公園があり、子どもの往来も多い上、通学時間帯には約百人の子どもが横断します。 

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通勤時間帯にはひっきりなしに車が通ります=新涯中央交差点

 地元住民は「大人が立っていても怖い場所。右折信号の設置と交通取り締まりの強化を」と強く訴えました。
 応対した交通課長は「東署としてもこの交差点の危険性は認識している。地元住民の生の声を聞かせて頂き、ありがたい。要望は上申しているが再度、上に要望する」と話していました。

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交渉する辻県議(左)と地域住民(左から2番目)=6日、東署

難病患者の命を救え!肝臓疾患の医療費助成を!

胆道閉鎖症という病気があります。
子どもの難病の一つで、全国で3000人~3100人の患者が病気と戦っています。生れてすぐ、何度も生死の淵に立たされる病です。
治療法として「葛西術」と言う、肝臓と小腸を結ぶという手術があり、これで9割の患者は命を救われますが、一割近くは死を余儀なくされてしまいます。その上、この「葛西術」は完治術ではないため、肝臓移植をしなければなりません。
 胆道閉鎖症の患者は、社会保障制度が不十分で、医療費など多くの生活の困難に直面しています。

成人後の医療費助成制度は何もない

胆道閉鎖症で肝臓移植した患者は、免疫不全になるため一生、免疫抑制剤を飲み続ける必要があります。
医療費の公的制度として唯一あるのが、「小児慢性特定疾患治療研究事業」という制度です。しかし、この制度は、患者が成人すると、指定が切れてしまいます。
そのため、患者が成人後、莫大な医療費負担が一気にかぶさり(21歳から月最低七万二千円)、生活の重荷になります。
 しかも、20歳を超えて成人間で肝臓移植をする場合は、医療費負担助成制度は全くなく、障害者手帳の交付すらされません。

日本共産党広島県議員団で厚生労働省へ要望に

 肝臓疾患患者や肝臓移植など、内部障害を持つ人の生存権保障が必要です。助成制度を求め21日に厚生労働省へ要望活動に行ってきます。

2006/7/14 ため池・水路への転落防止対策の強化を

 村井あけみ、高木たけし、式部昌子市議は、7月10日、転落死亡事故現場(神辺町の河川と駅家町のため池)の調査を行いました。
 日本共産党市議団は調査にもとづいて、福山市に対し、「ため池、水路への転落防止対策の強化を求める申し入れ」の緊急申し入れを行いました。
 
不幸な転落死亡ため池に防護柵が必要です

 最初に調査した駅家町のため池・新池は、池のそばをはしる市道には、T字交差点の池側の一部に短いガードレールが設置されているだけでした。池を巡る土手は、舗装されていないデコボコ道が大きくカーブを描いています。
 81歳の男性が電動カートごと転落されたという現場付近は、池側にくぼみもありました。
 もし、車輪がくぼみに取られたり、草に滑ったりすれば、特に高齢者の方は体制の立て直しが出来にくいでしょう。防護柵がないので、そのまま池に転落してしまう可能性も大です。
 近所の方は、「この池は、これまでに2件、3人の転落死亡があった。柵をつけてほしい」と話されました。
また、この池は、子どもも大人もよく釣り来るとのことでもありました。池のふちは、斜めのコンクリートで、いわばすり鉢状の危険な状態です。市道にも、池の土手にも、転落防止の対策が必要です。

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駅家町新池を調査する式部市議と高木市議

ガードパイプが設置されていない土手道

 7月2日、神辺町で、79歳の男性が、雨で増水した川に自転車ごと転落し、死亡された現場も調査しました。
 この現場は、道幅が約2メートル余です。土手はかまぼこ型で、草は刈り取ってありましたが、デコボコです。川側にガードパイプなどの柵はありません。
 この土手道は、運動クラブの中学生がランニングなどもするとのことです。
 車が来ると、傾斜のある土手の草の上に退避しなくてはなりません。歩行者や自転車に乗った人が、川に転落しないよう、防護柵が必要です。

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事故現場で当日の状況を聞く式部議員

ため池、水路への転落防止対策の強化を求める申し入れ

 わが党は、水路転落死亡事故が多発する中、市民の生命を守ることは、行政が率先して守るべき責務だとして、転落防止対策を求め、福山市は、2003年度から3年間かけて、年間2億円の予算で水路への転落防止対策を一定行ってきました。
 ところが、駅家町、田尻町、松永町、新市町などでの水路への転落死亡事故が相次ぎ、わが党は全市的に取り組むべき課題として、周辺部を含めた転落防止対策を行うよう求めました。
 福山市も、全市的な取り組みを始められましたが、高齢化社会を迎え、いっそうの強化が求められます。
 日本の人口に占める65歳以上の高齢者の割合は21,0%と世界最高になっています。福山市でも、65歳以上の高齢者が20,05%となっているなど高齢化が進んでいます。今後、高齢者が増加することからも、遅れている周辺部での転落防止対策を緊急に行うよう要望しました。

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要望書を手渡す党福山市議団=左から土屋、川崎、高木、式部市議、11日、福山市役所にて

[申し入れ項目]
●転落死亡された、池、川に緊急にガードパイプを設置するなど安全対策を強化すること。
●高齢者の安全な通行を確保する特別対策として、必要な予算を付けて、転落防止対策を計画的にすすめること。その際、地元町内会などにも状況を聞くなどして、対策を講じること。
●県管理、市管理の河川の清掃・土手の除草などについて、必要な対策を行うこと。
●川が雨などにより、増水したときの排水ポンプは、早めに作動させ、川の水位をあげないようにすること。  

2006/7/13 障害者自立支援法施行後 市独自の軽減制度を!

日本共産党福山市議団は、7月11日、福山市に対して「障害者自立支援法施行後の制度改善を求める緊急申し入れを行いました。

党県議・市議団の独自アンケート深刻な実態が浮き彫りに
 
障害者自立支援法が施行され、応益負担導入による負担増や施設の収入減などの深刻な影響が心配されます。
日本共産党の辻つねお県議と福山市議団は6月9日、連名で施設への影響調査アンケートを行いました。106通のアンケートを発送し、7月10日現在43通の返信がありました。アンケートの回答によると、利用料負担(給食代を含む)は99・7%の人が増加しています。(875人中873人)
施設の収入減については、72・7%が減収と回答しています。(33施設中24施設)
収入減の対策については、
○ 職員のパート化18施設
○ 人員削減11施設
○ 職員賃金切り下げ3施設
○ 一時金カット6施設

など、障害者にとっても、施設にとっても深刻な実態が回答に現れています。
市議団は直ちに福山市独自の実態調査と、利用料軽減措置、障害者施設への報酬単価の引き上げを行うよう、強く求めました。

申し入れ書全文はこちら

アンケート結果はこちら

降下ばいじん被害アンケートの結果報告

 「窓を開けると床がざらつく」「雨が降ると、白い車が黒くなる」などの声が日本共産党に多数寄せられています。
 これらは『降下ばいじん』による被害と考えられますが、吸い込むと、ぜんそく・肺ガンなど、呼吸器系疾患の原因となり、人体に悪影響を及ぼします。
 これまで日本共産党福山市議団は、実態を調査するために昨年よりアンケート調査に取り組んできました。
 この実態調査の結果がまとまりましたのでお知らせします。

調査方法:市内全域にチラシでアンケート用紙を配布。アンケートは返信用封筒で返送。アンケート回答総数217通。                               
 Q1.大気汚染・降下ばいじん被害について状況をお聞下さい
① 大気汚染や降下ばいじんで気になることはありませんか?
(複数回答可)

1.へやが汚れてそうじが大変   134  
2.車が汚れる          95
3.洗濯物が汚れる        88
4.健康が心配          156
5.その他            19 
アンケート結果グラフはこちら                   
 
 Q2.Q1で答えて下さった方に
① どんな時に大気汚染・ばいじんが気になりますか?
(複数回答可)

1.風が吹いている時       117  
2.掃除をする時         95
3.窓を開けている時       132
4.工場から煙が出ている時    72
5.その他            14
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 Q3.ばいじん被害の多い時間帯を教えてください

1.午前             27         2.午後             49
3.夕方             25
4.夜間             31
5.明け方            13 
6.一日中            90
その他(日によってまちまち    2  
    よくわからない      1
    季節によって       1
    暗くなって        1)
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 Q4.アンケート回答の年代は
10代              3
20代              9
30代              37
40代              29
50代              34
60代              51
70代              24
80代              8
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 Q5.アンケート回答の性別は
男性               56
女性               118
アンケート結果グラフはこちら

                 
*単位は全て(人)です

市独自の食費負担軽減制度―実施は10月から。ぜひご利用を!

 みなさんと力を合わせた署名運動や要望活動などが実り、福山市独自の介護保険利用者の、食事の補助制度が創設されました。
概要が明らかになりましたので報告します。
ぜひたくさんの人に知らせて頂き、ご利用ください。

[対象者]

○ 十月一日時点で、介護保険の利用者。市民税非課税の人。
○ 生活保護を受けている人と、介護保険料を滞納している人は対象にはなりません。

[助成の内容]

○ 十月一日より過去1年間で通所サービス、短期入所サービス
施設・居住系サービスの利用をした人で、支払った食事代が5000円を超えた人に、福山市が5000円支払います。

[助成の方法]

○ 食事代の助成を申請する人は10月になったら、介護事業所か、市の介護担当窓口に置いてある申請書を提出します。
○ 申請書には、利用者の名前・住所・口座番号等を書き込みます
○ 領収書はいりません

[詳しいことは―]
 さらに詳しいことは、広報ふくやま十月一日号に記事が掲載されます。

市議団の紹介
塩沢みつえプロフィール みよし剛史プロフィール

仁比そうへい 活動日誌

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