カテゴリ「活動報告2006」の記事 Feed

難病患者の命を救え!肝臓疾患の医療費助成を!

胆道閉鎖症という病気があります。
子どもの難病の一つで、全国で3000人~3100人の患者が病気と戦っています。生れてすぐ、何度も生死の淵に立たされる病です。
治療法として「葛西術」と言う、肝臓と小腸を結ぶという手術があり、これで9割の患者は命を救われますが、一割近くは死を余儀なくされてしまいます。その上、この「葛西術」は完治術ではないため、肝臓移植をしなければなりません。
 胆道閉鎖症の患者は、社会保障制度が不十分で、医療費など多くの生活の困難に直面しています。

成人後の医療費助成制度は何もない

胆道閉鎖症で肝臓移植した患者は、免疫不全になるため一生、免疫抑制剤を飲み続ける必要があります。
医療費の公的制度として唯一あるのが、「小児慢性特定疾患治療研究事業」という制度です。しかし、この制度は、患者が成人すると、指定が切れてしまいます。
そのため、患者が成人後、莫大な医療費負担が一気にかぶさり(21歳から月最低七万二千円)、生活の重荷になります。
 しかも、20歳を超えて成人間で肝臓移植をする場合は、医療費負担助成制度は全くなく、障害者手帳の交付すらされません。

日本共産党広島県議員団で厚生労働省へ要望に

 肝臓疾患患者や肝臓移植など、内部障害を持つ人の生存権保障が必要です。助成制度を求め21日に厚生労働省へ要望活動に行ってきます。

2006/7/14 ため池・水路への転落防止対策の強化を

 村井あけみ、高木たけし、式部昌子市議は、7月10日、転落死亡事故現場(神辺町の河川と駅家町のため池)の調査を行いました。
 日本共産党市議団は調査にもとづいて、福山市に対し、「ため池、水路への転落防止対策の強化を求める申し入れ」の緊急申し入れを行いました。
 
不幸な転落死亡ため池に防護柵が必要です

 最初に調査した駅家町のため池・新池は、池のそばをはしる市道には、T字交差点の池側の一部に短いガードレールが設置されているだけでした。池を巡る土手は、舗装されていないデコボコ道が大きくカーブを描いています。
 81歳の男性が電動カートごと転落されたという現場付近は、池側にくぼみもありました。
 もし、車輪がくぼみに取られたり、草に滑ったりすれば、特に高齢者の方は体制の立て直しが出来にくいでしょう。防護柵がないので、そのまま池に転落してしまう可能性も大です。
 近所の方は、「この池は、これまでに2件、3人の転落死亡があった。柵をつけてほしい」と話されました。
また、この池は、子どもも大人もよく釣り来るとのことでもありました。池のふちは、斜めのコンクリートで、いわばすり鉢状の危険な状態です。市道にも、池の土手にも、転落防止の対策が必要です。

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駅家町新池を調査する式部市議と高木市議

ガードパイプが設置されていない土手道

 7月2日、神辺町で、79歳の男性が、雨で増水した川に自転車ごと転落し、死亡された現場も調査しました。
 この現場は、道幅が約2メートル余です。土手はかまぼこ型で、草は刈り取ってありましたが、デコボコです。川側にガードパイプなどの柵はありません。
 この土手道は、運動クラブの中学生がランニングなどもするとのことです。
 車が来ると、傾斜のある土手の草の上に退避しなくてはなりません。歩行者や自転車に乗った人が、川に転落しないよう、防護柵が必要です。

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事故現場で当日の状況を聞く式部議員

ため池、水路への転落防止対策の強化を求める申し入れ

 わが党は、水路転落死亡事故が多発する中、市民の生命を守ることは、行政が率先して守るべき責務だとして、転落防止対策を求め、福山市は、2003年度から3年間かけて、年間2億円の予算で水路への転落防止対策を一定行ってきました。
 ところが、駅家町、田尻町、松永町、新市町などでの水路への転落死亡事故が相次ぎ、わが党は全市的に取り組むべき課題として、周辺部を含めた転落防止対策を行うよう求めました。
 福山市も、全市的な取り組みを始められましたが、高齢化社会を迎え、いっそうの強化が求められます。
 日本の人口に占める65歳以上の高齢者の割合は21,0%と世界最高になっています。福山市でも、65歳以上の高齢者が20,05%となっているなど高齢化が進んでいます。今後、高齢者が増加することからも、遅れている周辺部での転落防止対策を緊急に行うよう要望しました。

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要望書を手渡す党福山市議団=左から土屋、川崎、高木、式部市議、11日、福山市役所にて

[申し入れ項目]
●転落死亡された、池、川に緊急にガードパイプを設置するなど安全対策を強化すること。
●高齢者の安全な通行を確保する特別対策として、必要な予算を付けて、転落防止対策を計画的にすすめること。その際、地元町内会などにも状況を聞くなどして、対策を講じること。
●県管理、市管理の河川の清掃・土手の除草などについて、必要な対策を行うこと。
●川が雨などにより、増水したときの排水ポンプは、早めに作動させ、川の水位をあげないようにすること。  

2006/7/13 障害者自立支援法施行後 市独自の軽減制度を!

日本共産党福山市議団は、7月11日、福山市に対して「障害者自立支援法施行後の制度改善を求める緊急申し入れを行いました。

党県議・市議団の独自アンケート深刻な実態が浮き彫りに
 
障害者自立支援法が施行され、応益負担導入による負担増や施設の収入減などの深刻な影響が心配されます。
日本共産党の辻つねお県議と福山市議団は6月9日、連名で施設への影響調査アンケートを行いました。106通のアンケートを発送し、7月10日現在43通の返信がありました。アンケートの回答によると、利用料負担(給食代を含む)は99・7%の人が増加しています。(875人中873人)
施設の収入減については、72・7%が減収と回答しています。(33施設中24施設)
収入減の対策については、
○ 職員のパート化18施設
○ 人員削減11施設
○ 職員賃金切り下げ3施設
○ 一時金カット6施設

など、障害者にとっても、施設にとっても深刻な実態が回答に現れています。
市議団は直ちに福山市独自の実態調査と、利用料軽減措置、障害者施設への報酬単価の引き上げを行うよう、強く求めました。

申し入れ書全文はこちら

アンケート結果はこちら

降下ばいじん被害アンケートの結果報告

 「窓を開けると床がざらつく」「雨が降ると、白い車が黒くなる」などの声が日本共産党に多数寄せられています。
 これらは『降下ばいじん』による被害と考えられますが、吸い込むと、ぜんそく・肺ガンなど、呼吸器系疾患の原因となり、人体に悪影響を及ぼします。
 これまで日本共産党福山市議団は、実態を調査するために昨年よりアンケート調査に取り組んできました。
 この実態調査の結果がまとまりましたのでお知らせします。

調査方法:市内全域にチラシでアンケート用紙を配布。アンケートは返信用封筒で返送。アンケート回答総数217通。                               
 Q1.大気汚染・降下ばいじん被害について状況をお聞下さい
① 大気汚染や降下ばいじんで気になることはありませんか?
(複数回答可)

1.へやが汚れてそうじが大変   134  
2.車が汚れる          95
3.洗濯物が汚れる        88
4.健康が心配          156
5.その他            19 
アンケート結果グラフはこちら                   
 
 Q2.Q1で答えて下さった方に
① どんな時に大気汚染・ばいじんが気になりますか?
(複数回答可)

1.風が吹いている時       117  
2.掃除をする時         95
3.窓を開けている時       132
4.工場から煙が出ている時    72
5.その他            14
アンケート結果グラフはこちら

 Q3.ばいじん被害の多い時間帯を教えてください

1.午前             27         2.午後             49
3.夕方             25
4.夜間             31
5.明け方            13 
6.一日中            90
その他(日によってまちまち    2  
    よくわからない      1
    季節によって       1
    暗くなって        1)
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 Q4.アンケート回答の年代は
10代              3
20代              9
30代              37
40代              29
50代              34
60代              51
70代              24
80代              8
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 Q5.アンケート回答の性別は
男性               56
女性               118
アンケート結果グラフはこちら

                 
*単位は全て(人)です

市独自の食費負担軽減制度―実施は10月から。ぜひご利用を!

 みなさんと力を合わせた署名運動や要望活動などが実り、福山市独自の介護保険利用者の、食事の補助制度が創設されました。
概要が明らかになりましたので報告します。
ぜひたくさんの人に知らせて頂き、ご利用ください。

[対象者]

○ 十月一日時点で、介護保険の利用者。市民税非課税の人。
○ 生活保護を受けている人と、介護保険料を滞納している人は対象にはなりません。

[助成の内容]

○ 十月一日より過去1年間で通所サービス、短期入所サービス
施設・居住系サービスの利用をした人で、支払った食事代が5000円を超えた人に、福山市が5000円支払います。

[助成の方法]

○ 食事代の助成を申請する人は10月になったら、介護事業所か、市の介護担当窓口に置いてある申請書を提出します。
○ 申請書には、利用者の名前・住所・口座番号等を書き込みます
○ 領収書はいりません

[詳しいことは―]
 さらに詳しいことは、広報ふくやま十月一日号に記事が掲載されます。

2006/6/22 福山市介護保険実態調査市内で63件の利用控え

5月31日に開かれた民生福祉委員会で、2005年10月から導入された、介護保険制度の施設利用者への、食費・居住費(ホテルコスト)の導入に伴う実態調査の結果が明らかになりました。
これまで、議会の度ごとに実態を調査するよう求めてきたもので、利用控えなど深刻な実態が明らかになりました。
 調査は、昨年11月28日から、12月9日まで245事業所に、福山市がアンケート形式で行いました。

Q.利用控えがあるかどうかについて

●老人福祉施設…16件(17施設中)
●老人保健施設…16件(11施設中)
●療養型医療施設…4件(31施設中)
●短期入所施設…9件(21施設中)
●短期療養施設…0件(43施設中)
●通所介護施設…17件(85事業所中)
●通所リハビリ施設…1件(37事業所中)
の件数で利用控えがある事が解りました。

利用者の声は「たいへん!」
負担増の実態が明らかに

Q.負担増に対する心配の声

●「施設への支払いが困難」…1件
●「個室から合部屋(多床室)への変更希望」…1件
●「利用回数を減らす」…3件
●「生活費の増額による生活不安」…2件
●「負担が増えてたいへん」…7件

日本共産党は、この結果を受け、高すぎる保険料の軽減や、利用料の負担軽減など、介護保険制度の抜本的な改善を求めていきます。

2006/6/20 高木武志市議「愛国心」評価で「不適切」の答弁引き出す。

6月16日(金)午後の代表質問で、日本共産党 高木武志議員は、第1質問で教育基本法改悪について、市長の政治姿勢について尋ね、さらに、第2質問で次のように質問しました。
<質問>
教育基本法改悪について、お伺いします。新聞、テレビでも取り上げられているように「国を愛する心」の問題がありますが「愛国心」を評価できるか。

<答弁>(学校教育部長)
教育基本法の愛国心に関わる評価についてでありますが、愛国心を評価する項目を掲げている学校があるとの報道がございますが、適切ではないと考えております。

―5議席の議案提案権を使いさらなる国保税の値下げを!―

日本共産党市議団
国保税引き下げ条例案を提案
―38億円余の財源を市民に還元し、大幅な国保税引き下げを―
 不況、リストラで市民の生活は大変です。
福山市は、今年度も国保税を若干引き下げますが、「大幅な引き下げを」の願いは切実です。
 2005年度福山市国民健康保険税特別会計の収支見込の、歳入歳出差し引き額は、12億7310万2000円、財政調整基金は、25億3441万6千円です。
この黒字分と基金を合わせれば、国保会計には38億円以上の財源があります。
 今こそ、このこの財源を市民に還元して、国保税の更なる引き下げと、提案します。
村井あけみ市議が提案します。
総務委員会の傍聴にお越し下さい。

● 日時:6月20日(火)午前10時~
● 場所:福山市議会第1委員会室

傍聴におこし下さい―6月16日午後1時より―

 6月8日から、3月定例市議会が始まります。
 今、福山市政は、下水道事業の随意契約をめぐる不正問題やテレコムの業務委託問題など、予算執行をめぐる不正常なあり方が続発し、「いったい、どうなっているんだ」「行政は襟を正せ」と市民の厳しい批判や疑問の声があがっています。
 今議会、高木武志議員が日本共産党の代表質疑を行い、行政姿勢を質します。
 おさそいあわせて、傍聴におこし下さい。

○日時:6月16日【金】午後1時~
○場所:福山市役所本会議場
○質問者:高木武志 市議会議員

【質問項目】(予定)
▼市長の政治姿勢について
○教育基本法 
○国民投票法案
▼福祉・医療行政について
○国民健康保険
○介護保険
○障害者自立支援法
▼環境・衛生行政について
○医療改悪法案
○市民病院・診療所あり方
▼保育行政について
▼教育・文化行政について
○人物評価問題
○文化・スポーツ施策
▼建設・都市行政について
○鞆埋め立て架橋 
○川南土地区画整理事業
○道路問題
○下水道工事問題
○駅前再開発
○公営住宅問題
▼商工・労働行政について
▼農林・水産行政について
○市営競馬事業
▼同和・同和行政について

みなさんと力あわせ明るいまちへ一歩前進

日本共産党の土屋とものり市議は、辻つねお県議と連携し、松浜町など市内歓楽街の住環境対策を求めてきました。
地域住民のみなさんの粘り強い運動を受け、これまでに、住環境整備など一定の改善が見られます。
〈これまで実施された対策〉
○ 水銀灯23基。周辺部の防犯灯5基設置
○ 警察・消防と合同で8回の立入調査を開催
○ ごみ処理の適正な処理の指導
○ 違法営業などの情報収集と、警察との連携
○ 住民パトロール・センサーライトの支給・防犯パレードの開催など

「今後も必要な措置を講じる」―市長答弁答弁〉
 日本共産党福山市議団は、06年3月議会で、歓楽街対策について、羽田市長に問い質しました。

質問と答弁
〈質問〉「松浜町・入船町・住吉町など中心部の歓楽街では、住宅街の中に違法な性風俗店や客引きが横行し、これまで、住民・行政・関係機関が一体となり、対策に取り組んできた。
これまで市が行なった施策と、成果は?」
〈答弁〉警察署の指導の下に、地域でパトロールや生活環境にかかわる情報収集を行った。
課題は、関係機関や地域住民と連携をとりながら対応した。このほか行政機関の合同立入調査による指導や、街路灯の整備をおこない、生活環境の改善に一定の成果があったと考えている。
〈質問〉06年度から、生活安全モデル地域の期限が切れるが、この地域の環境対策を、継続して進める特別な手だてが必要だ。行政としてどのような対策をとるのか?
生活安全モデル地域の指定期間が切れることで、根付いてきた歓楽街対策を失速させる事が懸念される。モデル地域指定期間の延長を求める。
〈答弁〉モデル地域の指定は、05年度末を持って終了するが、課題の解決は、協働の取り組みの中で、引き続き南学区として独自に、子どもの見守り活動や、防犯活動を実施されるとうかがっている。こうした中で地域指定の目的は一応達成したものと考え、期間の延長は考えていないが、本市としても、この地域は息の長い取り組みが必要であると考えている。
地域住民や関係機関と連携をとりながら、今後も必要な措置を講じる。

【早急な住環境対策が必要】土屋知紀市議
地域住民は、一刻も早く平穏な生活を取り戻してほしい、ということを臨んでいます。新聞にはほぼ毎月、町内の違法行為に対して、逮捕者が摘発された記事が報道されています。 
県は条例で、客引きや、無料性風俗案内所の規制を強化するなど、本腰を入れた取り組みを行っています。
福山市でも、早急に具体的な取り組みが必要です。
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性風俗店などへの違法客引き行為が横行し、住環境改善が求められています

市議団の紹介
高木たけしプロフィール みよし剛史プロフィール

仁比そうへい 活動日誌

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