カテゴリ「活動報告2005」の記事 Feed

2005/7/30   「よりよい保育」力あわせて実現を

「輝け子どものいのちと笑顔 広げよう 平和への願い」をテーマに第37回全国保育団体研究集会が30日から3日間の日程で始まり、会場の広島県立総合体育館には全国から集まった保護者、保育者、研究者ら約7100人の熱気に包まれました。
 
 国や自治体の保育予算の削減と、国の補助金削減・一般財源化、公立保育所の民営化など、保育制度の根幹を揺るがしかねない問題に直面している中での集会です。
 開会総会では、全国保育団体連絡会の上野さと子会長が「戦後最大の保育政策の危機を押しとどめ、よりよい保育へ力を尽くそう」とよびかけました。
 「子どもに最善のものを保障する保育を」のフォーラムで、福島大学教授は、公的保育制度が後退していることを指摘。「人生最初のスタートで、国と自治体の責任で、高い質の保育を受ける権利があるというのが、世界の流れです」と話しました。
 東京・中野区保育問題協議会の篠崎さんは、公立保育園の民営化に反対する運動について報告し、「父母と職員が一緒に手をつなぐ大切さがわかった」と話します。
 埼玉のあかね保育園長の牧さんはリストラなど、保護者の生活の困難に触れながら「子どもを守るために一歩もひかない。保育園は子どもと20歳代から60歳代の大人が集う大きな家でありたい」と話します。
 広島・長崎の被爆60周年の今年は、平和と民主主義、子どもの権利を守る決意を新たにと、はじめて、広島の地での開催です。日本共産党から、辻つねお県議、村井あけみ、土屋とものり、福山市議のほか、式部、井上神辺町議、湯藤府中市議ら多数の議員も参加しました。

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↑開会全大会のオープニングでの鳴子踊り

2005/7/29 不祥事続きの競馬事業、廃止に向け方向転換を

 7月29日、市議会競馬事業特別委員会が開かれ、日本共産党の高木たけし議員が出席しました。
 福山競馬は、21億円余の累積赤字が続いている上、この間、●馬購入のための補助金詐取事件、●県馬主会主催の賭けゴルフ問題、●レース一着馬から禁止薬物が検出される、など、重大な不祥事が相次いでいます。
高木議員は『これだけの不祥事が続き、市民の怒りは沸騰している。競馬事業は廃止にむけ、方向転換すべきだ』と迫りました。
そして、賭けゴルフに、競馬事務局長ら市職員ら競馬事業の主催者が参加していたことについて、関係者に処分について、市の認識を質しました。
これに対し市は、関係者の処分を検討していることを明らかにしました。
さらに高木議員は、競走馬から禁止薬物(カフェイン)が発見されたことについて、公表を3日遅らせたことが、市民不信を増大させ、問題がある、ときびしく指摘しました。
日本共産党は、市営競馬事業は戦後復興の役割を終えており、廃止に向け、関係者と速やかに協議を行うことと、競馬従事者の再就職の道を探ることなどを盛り込んだ申し入れを、市長に対し、再三行っています。

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↑赤字続き、不祥事続きの福山市営競馬

2005/7/20 今こそ核兵器の廃絶を!!

 20日、辻つねお県議と、村井、川崎、土屋福山市議らが参加し、原水爆禁止福山協議会との共催で核兵器廃絶を求める署名活動を行いました。
 村井あけみ市議がハンドマイクで「被爆60周年、戦後60周年のの節目の年に、皆さんの一筆一筆が平和を作る。平和憲法を壊そうという動きが活発になった今こそ、核兵器廃絶運動を大きく広げよう」と呼びかけました。
 通過する人からは「がんばって」と声援が送られたり、「みんな署名するんだー」と訴える青年らも見られました。
 1時間の行動で、署名は112筆、4300円の募金が寄せられました。

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署名を訴える川崎誠市議(左から二人目)=20日、福山駅前にて

2005/7/20 市議、市職員ら36人が賭けゴルフ

 福山市の市営競馬に出走させている馬主でつくる、県馬主会が、ゴルフコンペを主催し、現金を賭けていたとして、県警捜査課と、福山東署は19日、賭博容疑で、市競馬事務局長、市職員、市議会小川真和議長ら36人を、福山区検に書類送検しました。

 市競馬では、9日に行われたレースで、1着馬から禁止薬物のカフェインが検出されていることも判明。
 市営競馬では競走馬の購入をめぐる補助金詐取で、馬主や調教師ら6人が逮捕される事件も起き、競馬事業の財政難が進む中、不祥事が続発しています。
 
 警察の調査では、ゴルフコンペは昨年4月中旬、県内のゴルフ場で開催。36人は、プレーした32人を8枠に分け、優勝者と順優勝者の入った枠を予想する賭博を、計10数万円を集めて行った疑いがある、というものです。

 同課は、主導した元馬主会副会長の会社役員(64)ら二人をどう容疑で既に逮捕、略式起訴し、福山簡易裁判所が罰金を命じ、二人は仮納付しています。

 一方、福山市は7月9日の市営競馬第10レースで1着となった4歳馬から、興奮作用のあるカフェインが検出されたと、19日になって発表しました。

 市は「何らかのミスが原因と考えている」と説明していますが、同日までに福山東署に事実を通報しました。
 日本共産党市議団は、11日、小川真和議長に、「議長職の辞職を求める勧告」を、羽田皓市長に「市幹部の賭けゴルフ参加問題にかかわる徹底解明を求める申し入れ」をそれぞれ提出しています。
 さらに20日に、議会が不正・腐敗うぃ厳しくチェックする役割を果たすため、議長職の辞職勧告を議会の総意で行うよう、全会派に働きかけています。
今後の展開が注目されています。

2005/7/20 自動車依存から脱却を―バス路線廃止問題を考える

 20日、路線の廃止が予定されているバス交通問題を含めた、市内の公共交通問題を議論するため、特別委員会が開かれました。市議21人が出席し、日本共産党からは土屋市議と、高木たけし市議が出席しました。
質疑の概要を報告します。

コミュニティバス・福祉バスの実現を
 
 委員会では市側から、「公共交通機関のバスは福祉・環境など様々な問題と重なる。市としてバス利用の計画を作る」として、06年3月末までに完成させるため、市内全域でアンケート調査を行う事が、説明されました。バスは、中国バスが10月1日に北部を中心に10路線、井笠バスが来年1月に、2路線の廃止を予定しています。
 質疑で土屋委員は、バス路線の廃止が市民に与える影響について、市の認識を質しました。市は「移動手段を持たない人への影響は認識している。 バスの果たす役割は非常に大きい」と答えました。
 続いて、高齢化の進展など、まちづくり・環境面からも、過度のマイカー依存から脱却し、公共交通機関を充実させるよう指摘。
 大型道路の建設計画など、自動車依存の交通政策を転換するよう求めました。

コミュニティバス・福祉バス・市バスなど方策は可能

 現在の道路運送法を活用すれば、市独自でも、バス事業の運営が出来るのか質したところ、「運行の方策自体は、可能」ということが明らかになりました。
 そこで、「市もしくは委託形式で市町村バス・福祉バス・スクールバス・コミュニティバスなど検討せよ」と低廉で、狭い地域でも小回りの効くバス事業の運営を求めると「指摘された点も踏まえて、どういった形が良いのか検討していきたい」との答弁でした。他の委員からは、「来年の計画策定まで。バス会社に撤退延期を働きかけるべきだ」という、意見も出されていました。

2005/7/19 神辺町議員団・福山市議団 し尿処理場の合同視察

 19日、日本共産党神辺町議団(小森幸雄団長、式部昌子、井上よし子町議)と、福山市議団は、神辺町川南のし尿処理場の現地調査を行いました。

 神辺町し尿処理場は、築40年以上が経過し、施設の老朽化が進んでいます。
 その上、現在70キロリットルの処理能力に対し、搬入量が71~73キロリットルの時もあり、処理能力が限界に達している中、職員の献身的な努力により、し尿処理行政が支えられています。
 深品環境衛生組合議会の論議では、現在の処理方式から、大量の水で希釈するだけの方式に切り替える、建て替え計画が持ち上がっています。
 現場職員は「現在の神辺町のし尿の処理方式は、菌で分解する方式で、処理のコントロールがし易いというメリットがある。施設の老朽かもすすんでいるが、熟練職員のノウハウで、事故や、問題は一度も起きた事がない」と話していました。

 老朽化した、施設は狭く、複雑な構造でした。
 日本共産党議員団は、今後、どのような処理方式が適切か、研究を続けることにしました。

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職員の説明を聞く神辺、福山両議員団=19日、神辺町し尿処理場

2005/7/11  真相の徹底究明と、関係者の厳正対処を求める緊急申し入れ

 日本共産党福山市議団は11日、広島県馬主会が主催するゴルフ大会で、市幹部と議長らが参加し、賭けゴルフを行っていた問題で、真相の徹底解明と、関係者の厳正な対処を行うよう、市長充てに申し入れを行いました。
 この問題は、7日に、県馬主会の前副会長らが、賭けゴルフを行った容疑で逮捕され、市職員も賭けゴルフに参加していたことが、報道などで明らかになっています。
 市営競馬を主催し、関係団体を指導・監督する立場にある、市幹部が、賭博行為に関与していたことは、きわめて深刻な事態です。
 ところが、市長は、賭博に関与していたとされる関係職員を、口頭注意に留めています。このことは、市長の監督責任が問われる、重大な事態です。
要望には、市長・助役などの市幹部は所用のため対応出来ない、とのことでしたが、申し入れ書を手渡した市幹部に対し、厳正に対処するよう、重ねて求めました。
対応した、市幹部は、「申し入れの旨、市長に確実に伝えます」と答えました。
申し入れ項目は下の通りです。

一.賭けゴルフの実態について、全容の徹底解明を行うこと

一.責任の所在を明らかにし、厳正に対処すること

一.結果について市民に明らかにすること

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申し入れ書を渡す福山市議団=11日、市役所(右から土屋、川崎、村井、高木市議)

2005/7/11  賭けゴルフに参加―議長は辞職せよ

 11日、福山市議会の小川真和議長が、広島県馬主会が主催したゴルフ親睦会で、賭けゴルフを行っていた事が明らかになりました。この日開かれた会派の代表者会議で明らかにされたもので、日本共産党は、議長に対し、議長辞職勧告の申し入れを行いました。

 広島県馬主会が、昨年4月13日に開催したゴルフ大会に、議長や、会社役員、市職員ら30数人が参加し、プレーヤーらから、一口500円の現金を集め、賭博を行っていたことが報道されています。

この賭博行為に、大学助教授や、広島県馬主会の前副会長らが参加していたとして、広島県警は、両容疑者を逮捕。市競馬事務局長ら、市幹部ら数人も賭博行為に参加していた事が明らかになっています。
 
 福山市営競馬はこれまで21億円超の累積赤字を抱える上、度重なる不祥事の発覚で、市民の厳しい批判が寄せられています。
このような事態の中、議長が賭博に関与していたことは重大な事態です。
 議員は、清く正しく、市民の信頼と付託に応えなければならず、まして、議会を代表する議長が先頭に立ってその範とならなければなりません。
 そのため、議長は、みずからが、責任の重みを真摯に受け止め、議長を辞職するよう、申し入れました。
 申し入れ書を受け取った小川議長は「謹んでお受けします」と言って、申し入れ書を受け取りました。

2005/7/11 水路転落死亡事故、再発防止策の徹底を

 福山市内いたるところで、水路転落死亡事故があいついで起こる中、赤坂町で、5日、市道脇の水路に、女性が転落し、死亡するという痛ましい事故が起こりました。

 日本共産党福山市議団(村井あけみ、川崎誠、土屋知紀市議)は9日に、事故現場の現地調査をしました。
 現場を調査した各議員は、被害にあった方の冥福を祈るとともに、周辺住民に事故状況の聞き取り調査を行いました。
 事故現場は、交通量が多い上、歩行者が安全に歩行できないほど道幅が狭い上、ガードレールも道の途中までしかなく、街路灯もなく、危険な状況でした。
 
 調査をもとに11日に、市関係課に、ガードレールの延長と、街路灯の緊急設置を求めました。
 対応した市職員は「ガードレールは道路維持課に連絡し、設置の方向を検討する。街路灯は関係町内と連携する」と、改修を約束しました。

 福山市では、2000年以降、市内で20件以上の水路転落死亡事故が続発し、緊急的に危険箇所を整備する事業が行われています。 今年度は、緊急危険箇所対策の最終年度で、日本共産党は対策の継続を求めています。

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事故現場を調査する川崎誠市議=9日、赤坂町

道路危険ヶ所・生活道路にカーブミラーを!!ガードレールを!!道路照明の設置を!!

 福山市では、水路転落死亡事故や、高齢者の夜間交通事故死亡が多発し、生活道路の安全対策の強化が求められています。5月に起きた駅家町法成寺での、女性の水路転落死亡事故では、現場の道路は、コンクリートが劣化した状態でした。
 生活道の維持補修費が少ないため、市内全域の生活道路整備は不十分です。カーブミラーやガードレール、道路照明の設置など、歩行者優先の道路整備を進めるための安全対策の強化を求めました。

ガードレール・カーブミラー・道路照明
A:「設置基準はない」
Q:「安全確保の設置規準を作れ」

 夜間の歩行者の安全を確保することは、緊急の課題です。とりわけ、多くの市民からガードレール・カーブミラーや、道路照明の設置要望は、市内いたる所で相次いでいます。
 自動車中心の生活が進み、歩行者の安全確保が脅かされていることが原因です。
 歩行者を守るための安全施設の設置基準と設置計画を質問しました。
市は、「道路の維持補修及びガードレール・カーブミラー・道路照明などの安全施設の設置は、土木常設員や関係者と連携しながら効果的、効率的に実施している」「市としての設置基準はなく、広島県の設置基準で対応する」、との答弁でした。
 東広島市、呉市、廿日市市などは、道路照明(街路灯等のこと)の設置基準を独自に設けています。

設置基準設け市民要望に応えよ

 例えば、東広島市の道路照明の設置基準は、第1条に「自動車、歩行者の安全を確保し、合理的な整備を図ることを目的とする」と、歩行者の安全確保が目的として謳われています。
 また、設置場所は、市長が夜間通行上、特に危険と認められる場所であることとし、市民要望に柔軟に対処できるようになっています。
 福山市では、ガードレール・カーブミラー・道路照明などの安全対策施設は、現場の状況や、担当者が任意に判断して設置しているのが現状です。福山市でも、特に交通弱者である、歩行者・自転車通行者の安全を確保する視点を大切にした基準を明文化することと、道路照明の設置のための一般財源をくみ、市民要望に応えるよう求めました。

生活道路危険ヵ所緊急整備事業継続せよ

 〇三年から3年間、6億円の予算で、生活道路の危険箇所緊急整備をすすめ、本年度はその3年目で2億2000万円の予算が計上されています。今年度で危険箇所解消の施策が、一応は終わりますが、現在の危険ヶ所整備の進捗状況と、対策を続ける事を求めました。
 それに対して、「危険ヶ所整備の進捗状況は、福山駅を中心に約2200㌶の区域内を取り組み、〇四年度末現在で、計画38kmの内、21㎞が完了。引き続き、地元関係者と協議する中で、事業を推進する」との答弁でした。

合併後の周辺部の街路灯―電気料金を市の負担で

 本年合併した沼隈町では、「夜道が暗い。クラブ活動や塾帰りの子どもが心配」との声が寄せられています。沼隈町の道路照明の設置状況について質問しました。
 また現在、福山市は、街路灯の設置は町内会、電気料金だけは市が負担しています。
 合併により、島嶼部や山間地など市域が広くなった事と、新興住宅地で、町内会加入世帯が半数に満たない所があるなど、町内会設置には限界や問題があります。
 市の一般財源で街路灯や道路照明をつける事を求めました。これに対し「沼隈町の道路照明は、1074灯で、維持管理は、3カ年間は、市が行い、その後は町内会が管理を行う」との事でした。
 日本共産党は、引き続き歩行者優先の道路政策を実現するために、奮闘します。

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3年間で6億円の予算をつけ、市内の危険ヶ所の安全対策が進んでいます=川口町

市議団の紹介
高木たけしプロフィール みよし剛史プロフィール

仁比そうへい 活動日誌

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